東京国立博物館 [コメントする]

東京国立博物館


管理人 さんのコメント
 (2002/05/03 08:02:37)

国立三大博物館であるところの、東京国立博物館と京都国立博物館、奈良国立博物館に関するスレッドです。
雑談から特別展の感想、保存や展示方法、裏話まで、なんでもどうぞ。

・美術館/博物館のスレッドは、基本的に該当美術館の常設展示、作品調査、保存・修復、出版物、論文、講演、ワークショップ、その他の諸活動に関する話題を扱うこととします。
・特別画展示に関しては、それが巡回展の場合、その美術館とはさほど関係ない場合がありますので、その点にご注意を。
・模写の思い出、ワークショップや講演に参加したときのレポート等を、気軽に投稿していただければと思います。
・あるいは役に立ちそうな情報(お得なチケットや、非展示物の閲覧方法、付属図書館の利用法等)もよいかと思います。

東京国立博物館


生活空間の一部です。

ゼレアー さんのコメント
 (2002/06/11 23:12:20)

こんばんわ、ゼレアーです。
東京国立博物館は、私にとって憩いの場所です。
月に2〜3回は足を運んでいます。
2週間ほど前ですが、ずっと閉館されていた「表慶館」が開館されていました。どうやら、サッカーW杯韓日大会の開催に合わせ、外国からの観光客を見込んでの事情があるようです。実際、通常はない英語の音声ガイドの貸し出しをしていて、スーツでビシッと決めた男性係員が立っていました。外国のお客さんがかなり目立ちましたよ。
表慶館では、中の展示品よりも、建物自体を観るのがイチバンの楽しみ。内部のドームを丹念に観察しながら、館内をぶらつくと創作意欲が高まって、いい気分になれますし、絵を描くための勉強にもなります。
あと、必ず足を運ぶのが、「本館」です。大きな玄関からさっそうと入り、ロビー正面の赤い階段を上ると、薄暗い中に黒いソファーが2基置いてあります。まずはここで10分ほど腰を下ろして、正面の大時計を見ながら、まったりした時間を過ごしてから、薄暗い展示室に足を運ぶというパターンが定着しています。ここでは、日本画や仏画を観るのが、最近の楽しみです。私は油彩画を半分仕事で描いているようなものですから、油彩画の制作や鑑賞を、趣味とはあえて言いません。だからこそ、畑違いの日本画鑑賞は、ずっと趣味にしていきたい、と思う今日この頃です。そんな意味で、国立博物館は知的好奇心をくすぐる、宝物のような場所で、子供ができたら一緒に楽しみたい。一生通いつめたいですね。
土日の午後、本館の黒いソファーに座って休憩している、ちょっといいオトコがいたら…それは私、ゼレアーかもしれません(笑)。


管理人 さんのコメント
 (2002/06/15 19:24:38)

こんにちは、ゼレアーさん、

表慶館、おもむろに開いていることがありますよね。
今の建物は、どれも古くなればなるほど汚くてみすぼらしくなっていきますが、表慶館ようのうな明治時代の洋風建築は、古くなるほどカッコよくなりますね。
平成館と、ちょっと僕的にはポイント低いです(法隆寺宝物館はインターネット使えるからいいか)。

我々がルーブルとか大英博物館とかに行くと、教科書に載っているような著名な作品が惜しげも無く飾ってあって、すごい感動しますが、東博は国宝級は滅多に展示しないですよね。日本画の耐光性の問題もあるのでしょうが、それにしても外国人で日本画に興味を持って、それを見たくて外国からやってきた人が東博に来たら、何も見れなくてガッカリですよね。

最近、東博のガイドブックをいくつか買いました。絵画の方はある程度知っているんですが、工芸品などは、あまり良く知りませんから。東博のガイドブックは、写真が一杯載っててありがたいですが、でも文章が妙に少ないですね。図録みたいな感じです。もっと、読み応えがあると良かったのですが。まあ、それを求めるなら、朝日の「日本の国宝」の東博の号でも見ればいいんですけどね。


ゆっくりできますね

nayana さんのコメント
 (2002/06/16 09:07:11 -
E-Mail)

私も東博は昔(?)から好きですね。結構行きます。いつ行っても人が少なくゆっくりできますし、薄暗い館内はなにやら瞑想空間のようで落ち着けます。仏像もたくさんあるのでモデルになって頂き、クロッキーするのが楽しみのひとつです。ほんとにルーブルや大英博物館のように、国宝級の作品がもっと気軽に鑑賞できるようになったらいいですね。いつのことやら。法隆寺宝物館はインターネット使えるのですか、知りませんでした。さて、日曜美術館が始まっているのでこのくらいで。(笑)


特別展「韓国の名宝」展、観てきました。

ゼレアー さんのコメント
 (2002/06/16 15:06:17)

こんにちわ、ゼレアーです。
昨日は、バイト先の会社の飲み会で3次会まで付き合わされて、始発までカラオケで歌いまくり、身も心もノドもぐったり…そんな体を癒すために、午後からはいつも通り、上野に行きました。行き先はもちろん東京国立博物館。「韓国の名宝」展を観てきました。
ご指摘の通り、東博には国宝級の展示は滅多にないかもしれませんが、今回は、日本では観る機会がほとんどなかった、韓国の国宝・宝物(日本の重要文化財に相当)が数多く展示されていて、なかなか見ごたえがありました。
実は、私は在日韓国人でして、日本画と同じくらい、朝鮮時代(日本で言う、李氏朝鮮のこと)の絵画史にも高い関心があります。韓国の美術というと、古代の金属製品や高麗・李朝の陶器のイメージが強く、絵画(いわゆる「韓画」というジャンル)が日本で紹介されることはまずありません。しかし、今回は絵画の展示も充実していましたね。
その中でも特に、金 弘道(キム・ホンド)や申 潤福(シン・ユンプク)の描いた風俗画や、鄭 善(チョン・ソン)の描いた山水画がよかったです。この3人は、日本で言う雪舟や葛飾北斎みたいな位置付けというか、この頃の韓半島(朝鮮半島)を代表する画家なんだと思います。
それから、日本には、肖像画の分野でやまと絵の伝統がありますが、韓国にも負けず劣らず、写実的な肖像画のジャンルがあり、実は日本や中国以上の高い水準にあったことも、今回初めて知りました。
しかし、欲を言えば、絵画の展示がもう少し多ければもっとよかったのに、と思いました。(やはり、金属工芸や陶器にややおされ気味な感じがしまして…。)李氏朝鮮が開国して、ヨーロッパの絵画技法を取り入れ始めた19世紀末から20世紀初めの油彩画(西洋画)も観たかったのですが…また機会があれば、絵画のみを扱った「韓国の名画」展なる企画をぜひぜひお願いしたいです。(でも、今回も100点満点のいい企画展でした!)


教えてください

@@ さんのコメント
 (2002/07/31 16:22:15)

こんにちは。初めまして。急に質問なんですが、東京国立博物館の本館に展示してある「十二神将像」を造った方の名前が知りたいのですが、知っている方がいたら教えてください。お願いします。


教えてください。

@@ さんのコメント
 (2002/07/31 16:22:29)

こんにちは。初めまして。急に質問なんですが、東京国立博物館の本館に展示してある「十二神将像」を造った方の名前が知りたいのですが、知っている方がいたら教えてください。お願いします。


十二神将像

管理人 さんのコメント
 (2002/07/31 20:05:38)

それって↓これのこと言っているのですか?
■特集陳列 曹源寺の十二神将像 2002年4月16日〜12月23日 本館第9室
http://www.tnm.jp/doc/Guide/Dyn/eret/eret73.html

<引用開始>
特に巳神像のきりっとした顔立ちは、運慶作の静岡・願成就院の毘沙門天立像や湛慶作の高知・雪蹊寺の毘沙門天立像に通じ、慶派の正系仏師によって造立されたことを感じさせる名品です。さらに、戌神像の胎内に記された正安2年(1300)の修理銘中に建久(1190〜99)の頃の造立を示唆する記載があるが、その年代は本像の作風とも一致します。
<引用終了>
と書いてありますね。

東博所蔵のは、↓で十二神将立像って打って検索すると出てきます。
http://www.tnm.jp/doc/Srch/Col/MOQ1.html
「13世紀初頭にさかのぼる,運慶系統の仏師の作でしょう。」て書いてますよ。

おまけ
http://www.butsuzou.com/jiten/12sinsyo.html
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hanek/buddha/bbutusi.html

曹源寺の十二神将像


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