テンペラ技法 (1) (2) [コメントする]

テンペラ技法


管理人 さんのコメント
 (2002/07/04 10:18:04)

黄卵、全卵、カゼイン、テンペラ・グラッサ等々、テンペラの技法や材料にまつわる話題を書き込むスレッドです。

「画材&技法全般」及び「支持体と地塗り」スレッドにも、テンペラに関する話題がたくさん投稿されているので、新参の方はそちらも目を通してみてください。


テンペラしたいけど・・・

むっちー さんのコメント
 (2002/10/19 20:39:40 -
Web)

私の教えてもらったのは、混合絵の具なんです。
コーパルペインティングオイル使っても何となくアクリルっぽいマットな感じがあります。支持体もキャンバス…先生は白亜地自分で作ってるけど、私はクサカベジェッソなんか使います。皆さんは如何ですか?


支持体

神崎 さんのコメント
 (2002/10/21 03:01:18)

僕の場合は、合板に寒冷紗をとの粉(膠を混ぜたもの)で貼り付けます。
そこに食いつかせるように二水石膏(膠を混ぜたもの)で10回くらい乾かしながら塗るのを繰り返して、ステンレスの板で平らに磨きます。
これは黄金背景テンペラにも使用できる便利な支持体です。
混合絵の具というのはミックステンペラのことでしょうか?
集積材に二水石膏引くのが一般的らしいですが、ジェッソの重ね引きで十分だと思います。
初期のアンドリュー・ワイエスがミックステンペラ使っているので参考になるかと思います。

コーパル樹脂は絵の具層が動かないのが良い点ですが数年経つと茶色がかってくるので、僕はダンマル使ってました。











工夫してますね。

むっちー さんのコメント
 (2002/10/22 17:37:50 -
Web)

素晴らしい!手間暇かけて工夫してらっしゃるのですね。
寒冷紗、一度使ってみたいですね。
私は麻紙ボードやパネルに雲肌麻紙張りし、その上から直に木炭デッサンし、何層か重ねたのもありますし、ジェッソを塗り、それからテンペラと交互に重ねたのもあります。

卵テンペラと油絵の具と同量くらいづつ混ぜてるので、「ミックステンペラ」って呼ぶ人は呼んでるのかもしれません。「練りこみテンペラ」って言ってた人もいたようです。
ワイエスは、雲の上の存在です。
それに、テンペラって言うと緻密な写実と言うイメージがありますが、私の場合大雑把な抽象画ですので、作品はいつもアクリルと思われてしまいます。
つややかなのも有りますが。
コーパルは数年たつと茶色くなってくるのですか…。
そう言えば、ダンマルも使っていました。

支持体が今、キャンバスと描きかけの木製ベニヤパネルしか無くて、新たに買う余裕も無くキャンゾールで塗りつぶしたり張り替えて油絵を描いてるところなんですが、
テンペラは、ミックスでも、そういう描きなおしの油性地のキャンバスは良くないですよね?
皆さんは、ほかの絵の上に描くことはありますか?
その場合どうしてますか?
また、お暇な時で構いませんから教えて下さい。


裏の絵を気にしないなら

神崎 さんのコメント
 (2002/10/23 12:29:54)

描いてしまったキャンバス面をひっくり返して麻の面を表にして張り替えるのは如何でしょうか?
金ブラシで麻の繊維を毛羽立たせてバーナーで焼いてから膠を引きます。
油彩で裏キャンを使用する方法と全く変わらないです。
麻の素材感がイヤでしたらジェッソを羊毛の刷毛で塗り乾いたらペーパーがけをし、それを6回くらい繰り返せば綺麗な面になるかと。
ただし、膠にしてもジェッソにしても水分を吸ったキャンバスは収縮しますのでキャンバスは画鋲で止めて置いて、縮んだり伸びたりする頃合を見ながら張りを調整する必要があります。


これは邪道かもしれませんが、もう描いてしまった油性の面に水性のものを無理に乗せたい場合はオックスギャルというものがあります。
ものとしては牛の胆汁なのですが…
たしかに乗っちゃいます。
どこまで耐えうる物かは怪しいですが。


バーナーが・・・

むっちー さんのコメント
 (2002/10/25 09:45:08)

バ、バーナーがありませぬ…。
膠も先日売ってしまいました。

ある人から「キャンゾールを紙やすりで削ってから薄く混合絵の具テンペラ引いてから描いては?」というご意見もいただきましたが、
無理すると後で作品が台無しになりそうだから、大人しく油絵にしておきます。

支持体、ベニヤパネルにクサカベジェッソというのは、どうですか?
私はよくやるのですが…。
もし、それは良くないとかご存じでしたら教えて下さい。


難しい話です

神崎 さんのコメント
 (2002/10/27 12:38:52)

テンペラの使用方法によりすべての話が変わってくるものと思います。
そこでテンペラが『表現意図』にあっているものかということを考えていただければ有り難いと思います。
マットな画材を積み重ねていって最後にニス引きをしてつやを出そうとするけど出ない〜という話はありますね。
でしたら、それに(つやが出るような)適した画材、同時に支持体を選ぶ方がよいのではないかと思います。
ときに表現意図と技法、『目的と手段』がひっくり返るときがあるかもしれません。
そんな時、少し考えてみてください。
はたしてテンペラが今の状況に必要なのか。
そこに保存性が必要でしたら、しかるべき手順が必要です。

>むっちーさんへ

ベニヤパネルにクサカベジェッソの件ですが、第1にベニア板の厚さが問題ではないでしょうか?
僕は日本画用のパネル(市販のデザインパネルの3倍は桟があります)を特注していますが、水分を与えれば多少ですが反ってしまいます。(F20以上の場合)
薄いベニアを使用されるなら桟を多めにすると何とかなるかと思います。
第2にジェッソの厚さです。
卵黄テンペラでも油の浸透はかなりのものなんです。
混合絵の具テンペラのような油分の強い処方を使用されているのでしたらジェッソはかなりしっかり重ね塗りする必要があるかと思います。

追加ですが、僕が言ったミックステンペラとはリンシードと小麦粉を混ぜて作る絵の具なんです。日本画の泥絵の具のようなものと考えてください。(練りこみテンペラともいいますね)




ガッシュでテンペラ☆

ココキー さんのコメント
 (2003/02/24 17:46:46 -
E-Mail)

みなさ〜ん、はじめまして! 粉の顔料は扱いにくいので、チューブ入りガッシュでテンペラをする方法をどなたかアドバイスいただけませんか? 私は実際、シュミンケの「卵テンペラMalmittel」というデザイナーズガッシュと混ぜるメディウムを持ってますよ! でももう手に入らないし、使い方もワカンナイんですけどね???


神崎 さんのコメント
 (2003/03/30 05:14:11)

>ココキー さん
粉の顔料が扱いにくいとのことですが、チューブ入りのテンペラ絵の具というものが売っています。
たしかにガッシュにエマルジョンメディウムを混ぜるのも手だと思います。
ただ、ツヤだとか、顔料の密度がテンペラと多少異なるかと思います。(気持ちの問題程度の差かもしれませんけどね)
テンペラおよびガッシュのメディウムはドイツ・シュミンケにて扱っています。試されると良いかと思います。(日本で輸入されていないと思います)

テンペラ風に描きたいのかテンペラで描きたいのか…その差は微妙なような大きいような…




神崎さん、ありがとうございます。

ココキー さんのコメント
 (2003/04/25 14:24:09)

もし、シュミンケのメディウムを手に入れる方法を御存知の方がいらしたら、どうか情報をおねがいします。


下地について

めいめい さんのコメント
 (2003/08/13 10:58:36)

はじめまして。
最近テンペラに移行したテンペラ初心者です。
もう学生ではないので周りに聞ける人間がいないのでここで質問させていただきます。

にかわ+石膏で下地をつくっています。
夏だからなのか、気泡が異常にできてしまいます。(部屋にクーラーが無い)どこを見ても細かーい無数の気泡が…という感じです。
夏前にはじめて作った時は、そこまで酷い状態ではありませんでした。
一応、塗ってみて削ってみたら、やはり削れど削れど美しい平面にならず、です。

一度に300,400cc作っています。
降り入れる石膏の量はアバウトに大体スプーン小盛り1杯。すべて沈んだら次を降り入れます。
全て降り入れ、2〜10分置き混ぜます。混ぜてから中盤あたりから(せっかちなせいか)スピードアップしてしまいます。これがいけないのでしょうか?

ご助言等よろしくお願いします。


Re 下地について

vermeer さんのコメント
 (2003/08/15 22:30:38 -
E-Mail Web)

膠は暖かくなると液体になる性質があるため、夏は苦手です。クーラーのある部屋であれば
ともかく、クーラーのない部屋では夏の制作は不向きです。夏は室温が下がらないため、膠自体がベトベトしてなかなか乾燥しません。
 膠は寒仕込みがよいといわれているくらい、
寒さの方を得意としています。
めいめいさんの例はおそらく、この膠のせいではないでしょうか。今年はあまり暑くないので、
とりあえず、乾燥はしたものの膠自体に不都合が生じたか、あとは石膏自体が風邪をひいていることが考えられます。
検討を祈ります。

工房 LAPIS


めいめい さんのコメント
 (2003/08/24 00:23:38)

ご返信ありがとうございます!
やはり暑さが原因なのですね。支自体作りは冬にまとめてやるべきなのですね。
せっかく涼しくなってきたのに、またこの暑さ。
なのでまた膠に合わない気候になってしまいました。私の部屋にクーラーがないので、他部屋に無理矢理押し込んで下地作りしてみます。
ありがとうございました。


石膏の不活性化

もんちっち さんのコメント
 (2003/09/02 00:50:32 -
E-Mail)

石膏を殺す(不活性化するのをこう言うのでしょ? すごい表現ですね)方法について教えてください。

イタリアテンペラの模写をやってみようと思います。ボローニャ石膏ではなく、二水石膏を下地に用いる方法を習ったのですが、画材店で手に入りにくかったので、持っていた彫刻用の石膏を殺して、使おうと思います。
今日、ボールに水を入れて石膏を振り入れたのですが、分量の比率が悪かったせいか、沈殿するのを待っている間に、底の方では硬化が始まってしまいました。慌てて塊を指で壊しつつ大量の水を加えましたが、もう指では潰せないくらい固くなっている部分もあり、茶漉しで塊を除去する事にしました。大量の水をくわえたせいか、その後固まる様子はありません。
今現在は、初日の2,3回目の上澄みを捨てた段階です。今日中にもう1,2回やる予定ですが、上澄みは思っていた程はたくさん溜まりません。30センチくらいのボールで2センチ分くらいの上澄みです。
こんな分量しか水を交換できなくていいのでしょうか?
2日目からは1日に1回の水交換を1週間くらい続けると習いましたが、最終的にこんな分量しか上澄みとして捨てられないなら、綿布でろ過して乾かすなんて、とても大変な作業に思われますが、大丈夫でしょうか?
また、上澄みの上層表面に本当に軽い粒子がいつまでも浮いてきます。澱んだ池の藻みたいに… 全部流しきれませんが、捨てきった方がいいですか?

とても研究熱心な方々に出会えて、夜中にうれしくなりました。今後よろしくお願いいたします。
他にも、いろいろお尋ねしたいこともあるのですが、とりあえず今は、バケツ3杯分にもなった石膏が悩みの種です。ご教示下さい。


RE:石膏の不活性化

管理人 さんのコメント
 (2003/09/07 04:04:53)

もんちっちさん、こんにちは。
焼き石膏を殺す作業に挑戦しようというだけで、すごいですね。今後のご報告をお待ちしております。

私は白亜を使っているので、石膏については実はあまり良く知らないので、変な回答をするとまずいかと思うのですが、書かないと何も話が進まないので、ちょっと書いてみましょう。

さて、ラングレの技法書のP.160付近に書かれている石膏の殺し方は、すでに読まれましたでしょうか(改版前後でページ数が違っていると思います)。

実はこの方法に挑戦した方が、その工程をずっと掲示板に書き込んでくれていて、作業している様子が良くわかる楽しい記事でした。4年ぐらい前だったと思います。その後、掲示板のシステムを幾度となく入れ替えているうちに、私がその記事を移行させるのを忘れてしまったようで、今は見れなくなってしまいました。私の手元にはありますけどね。最近メールでその後の状況を送っていただいのですが、うまくいっている様子でした。

ラングレの方法だと、比率は1kgの石膏に、最終的に5リットルの水を加えるようです。私はやってみたことがないので、これ以上はちょっと言及できませんが。

私はどうしても普段使ってないので、恥ずかしながら石膏についてはかなり知識不足なのですが、「ボローニャ石膏」と「二水石膏」というと、名称としてはどのような使い分けになるのでしょうか。ボローニャ石膏も二水石膏ではあると思いますが。

というわけで、誰か話を続けてくださいな。


続:石膏の不活性化

もんちっち さんのコメント
 (2003/09/08 01:29:23)

管理人さん ありがとうございます。
なかなかレスをいただけなかったので、場違いな質問だったかと反省していたところでした。

チェンニーニのもラングレのも技法書は手にした事がありません。このページを拝見するまでは存在も知りませんでした。日本語訳のものを探してみます。

私の石膏のその後をご報告させてください。
偶然にも、管理人さんが書いてくださった「1Kgの石膏に5リットルの水」の条件はクリアしていました。それ以上の水を加えていましたので、硬化しないで済んだんだと思います。

5日間毎日水を交換して、昨日6日目に綿布で石膏水を漉してみました。本来それを乾燥するべきなのですが、微細な粉末になるまで陰干しなんて、すごい時間がかかりそうです。なので…

シナベニヤの捨て膠として使った1:6の膠水に水分を含んだまま塊となっている石膏を入れてみました。本来の粉末石膏を入れる分量をイメージしましたが、ほとんど適当な目分量です。
下地の石膏を作る時の膠としてはもう少しゆるい濃度でとならったのですが、石膏塊自体が含んでいる水で薄まるだろう分を見込んだつもりです。
少々乱暴な感じもしますが、今は3層重ねたところです。明日の朝、乾燥状態を見てみます。

このページでご案内いただいたゆめ画材さんで購入したホルベインのボローニャ石膏も今日届きました。これを使えば、苦労しなくてすんだのですね。ただ、その表記が少々わかりずらいのです。

【ボローニャ石膏〈天然石膏〉 イタリア産出、非晶質石膏(二水石膏)、炭酸カルシウムを含有したいため酸に強く分解されない。】

イタリア産出と書いているのに、Mide in JAPAN とも書いてあるのです。日本で袋に充填とかするだけでそうなるのでしょうか? 他に混ぜ物してるのでしょうか? 機会があったらホルベインに訊いてみたいです。

管理人さんがおっしゃるように、ボローニャ石膏自体は石膏の分類としては二水石膏なんですよね? ただ、クサカベは、製品として、「ボローニャ石膏」の他に、「二水石膏」という名称のものも出しています。なにがどう違うのか値段は半額です。ボローニャ産の天然のものではなくて人工合成のものかもしれませんね。これも、メーカーに訊いてみたいところです。
 
管理人さんは白亜をお使いなんですか…
私の習ったメディウムのレシピでは食酢を多く使うようです。石膏の方が酸に強いということなら、私には白亜よりも石膏の方が向いているという事になるのでしょうか? 

白亜という音に響きにもしびれますので、一度使ってみたい気もしますが、酸のことで問題になることはないですか?  

長くなってすみません。



RE:続:石膏の不活性化

管理人 さんのコメント
 (2003/09/08 23:49:35)

いえ、こちらこそ返事が遅れてすみません。
それにしても、私ともんちっちさんの会話はけっこう突っ込みどころが多いと思うのですが、誰も割り込んで来ないですね。

私が白亜を使用しているのは、私が油彩技法中心で、テンペラは部分的にしか使わないからです。テンペラの場合は、箔を磨くときなど石膏の方が良いということと、テンペラの盛んだったイタリアでは石膏が使われていたなど、いろいろあって石膏の方が好まれていると思います。でも、白亜にテンペラを書く人もいれば、胡粉の地塗りに描く人もいるので、いろいろやってみるのはよいかと思います。

石膏についてですが、私の認識では採掘した石膏は二水石膏で、それを低温で焼くと半水石膏(焼き石膏)となり、この状態だと不安定で、水と反応して固まる(二水石膏に戻ろうとする)性質を持つようになります。そして、焼き石膏を地塗りに使う場合は、今回話題になっているように、長期間水につけて殺して使うか、あとは熱を加えながら水と混ぜると固まらないので、そうしながら膠水と混ぜて使う方法があると聞きます。焼き石膏を膠に混ぜて地塗りしたあとに、地塗りの仕上げに殺した焼き石膏を使う、という方法がチェンニーニに書いてあった、と思います。しかし、私の読み間違いで、採掘した石膏を砕いただけのものの地塗りに、殺した石膏の仕上げかもしれません。

焼き石膏はすぐ水に反応するので、天然の状態で焼き石膏の地層があるわけでなくて、採掘したときは二水石膏だと思います。しかし、技法書等をみる限りでは、採掘した石膏を単純に粉砕して地塗りにするのは少数派のようです。焼き石膏にするか、焼き石膏を殺して使うかが紹介されています。

焼き石膏を殺したものを、ゲッソソティーレ、とか、ボローニャ石膏などと言うようです。しかし、基本的なことなのですが、「ボローニャ石膏」という商品名が、イタリアで採れた天然石膏を単純粉砕しただけなのか、あるいは採掘した石膏を焼き石膏にして、それを殺したものを「ボローニャ石膏」と呼んでいるのか、わかりません。技法書では殺した焼き石膏のことを言っていますが、メーカーのパンフレットなどみると、そんなことは書いてないです。それと、デルナー日本語訳の注に「ボローニャ白亜」(実際には石膏)とは焼き石膏を固めたものを細かくしたものと書いてありましたが、殺し方もいろいろなのでしょうか。

話がややこしくなりましたが、とりあえず、もんちっちさんの話をうかがうかぎりでは「ボローニャ石膏」を買ってきて使うだけで、実際上は問題なかった作業かもしれませんけど。


石膏の不活性化について

vermeer さんのコメント
 (2003/09/12 19:39:17 -
E-Mail Web)

筆不精なものですぐに投稿できずに申し訳ありません。しかし、管理人さんの膨大な知識には敬服いたします。

もんちっちさんのように私もラングレを参考にしながらかなり以前に石膏を殺す方法に取り組んだときの記憶では
ラングレで「石膏を少しずつパラパラと振りかけて入れる。ことと、水に混ぜるという」記述が
だまにならない一種のポイントになるかと思います。さらに水を加える時に「かき回すのを忘れないようにして下さい。4Lあたりの水から石膏が固まろうとする力が失われてきます。」
そして毎日上澄みの水を取り換えてかえらまた、石膏を良くかき回す。
そして1ヶ月間、毎日水を取り換えていましたが、
多大な労力を要するために1回でやめてしまいました。
もんちっちさんが学んだところはこの作業を教えられていたとは、驚きです。いったいどのようなところなのでしょうか?
イタリアの模写であれば、管理人さんの指示どおりにボローニャ石膏をお使いください。
ただし、イタリアの板絵は石膏を10〜12回ほど
厚く塗らなくてはなりません。
逆に白亜は薄く4回くらいまでです。(そうしないと画面がひび割れてきます。)
再び頑張って取り組んでください。


その後の展開

もんちっち さんのコメント
 (2003/09/13 00:12:44)

管理人さん たくさんのお話をありがとうございました。

確かに、ボローニャ石膏が手に入った今、あえて手間隙をかけてこだわる部分の作業ではなかったかもしれません。が、今回の作業を通して、こちらのページに出会えたり、管理人さんともこうしてお話できたので、得たものはいっぱいありました。感謝しています。

その後の状況をご報告いたします。
3、4層ナイフで石膏を重ね、丸1日乾燥させてからサンドペーパーで磨く作業をしました。このあたりで、なんとなく、石膏の作業はうまくいっていたような感じがします。
明日以降、テンペラで描きだそうと思います。
絵具の吸収とか描き心地とか問題なければ、石膏はうまく殺せた(コワッ!)と思っていいですよね。

ただですね… ペーパーで磨いた後、固く絞った布でささっと表面の粉を払うようにしたのですが、その瞬間に平らに磨き上げた石膏面にクレーター状の小さな陥没が多数発生しました。水分を与えるとそうなるのかもしれません。絵具を置きだすのが心配です。
描き出す前に、礬水を引いたなどの処理が必要でしょうか?

なんだかんだと問題が多くて、お手数をおかけします。


失礼しました。

もんちっち さんのコメント
 (2003/09/13 00:30:14)

vermeer さん 参考になるお話をありがとうございます。

"その後の展開”を書くのに時間がかかっていました。その間にvermeer さんのコメントをいただいていたようで、読み落としていて失礼しました。

確かに多大な労力がかかっています…

ムサビ通信の学生です。この夏のスクーリングの絵画研究の授業で習いました。と言いましても授業で使った石膏はおそらく安価な二水石膏だったと思います。焼き石膏の不活性化の仕方は、話の中でこんな方法もあると言うくらいに紹介されただけでした。通信教育なものでふだんは大学の指導を仰ぐ事もしづらく、ついつい皆さんを頼りにさせていただきました。
基本的なことも専門的なこともゴッチャマゼで手探りの状況でやっています。

ぜひ、今後ともよろしくお願いいたします。



石膏地

管理人 さんのコメント
 (2003/09/14 03:24:27)

■ vermeerさん、こんにちは。

実際にやってみた方の話が聞けて何よりです。
殺した石膏の使い心地はどうでしたか?

ぜひ、もんちっちさんの疑問にもいろいろ答えていただけたらと思います。

石膏については、いろいろ書きましたが、めちゃめちゃな話が多いので、私の話は問題提起ぐらいに思っていただければと思います。

■ もんちっちさん、こんにちは。

紙やすりで激しく擦ると、摩擦熱で膠が溶けることある(らしい)ので、激しく擦って水をつけたり、水をつけながら激しく磨いたりすると、地がボコボコになってしまうかもしれません。

石膏地は紙やすりではなく、鉄製のヘラで表面を削って平らにする方法がよく紹介されています。しかし、文章だけでそれを説明するのは、ちょっと難しいです。とりあえず紙やすりを使っても、静かにやれば問題ないと思います。私は白亜地ですが、溶けたりはしませんし(いや、考えてみたら、私は半油性地にするんで、状況が違うか。それにもしかしたら、石膏地は摩擦熱で焼石膏に変わってしまう、、、なんてことはないですよね)。

石膏地の塗り方なのですが、刷毛で塗ると良いと思います(豚毛の少し堅めの刷毛?)。一層目が乾いたら次を塗ります。重ねて塗る際に、刷毛を動かす方向を変えて塗ります。最初縦方向に塗ったら、次は横方向に刷毛を動かして塗るなど。2日ぐらいおいて、完全に乾燥させてから、静かに紙やすりをかければ、とりあえず今のところは、それで良いかと。


テンペラ技法 (1)」へ続く。


[HOME] [TOP] [HELP] [FIND]

Mie-BBS v2.13 by Saiey