管理人 さんのコメント
(2002/09/11 03:32:18)
市販のチューブ絵具、顔料などで、お薦めのもの、普段愛用しているものがあったら、紹介してください。
業界関係者の書き込みもOK(でもユーザーのフリして書き込むのはNGよ)。
できるだけ具体的にどの辺がいいのか、説明してくれると嬉しいです。
「このメーカーの、このシリーズの、この色が、こういう場面で役に立つ」、みたいな感じで。
カドミウムレッド、いいのないですか?
管理人 さんのコメント
(2002/09/11 03:34:55)
さっそくですが、
血のように鮮やかで切れの良いカドミウムレッドを求めています。
体質顔料が少なそうなやつ。
どこかいいメーカーとかブランドとかあったら教えてください。
スレッド作成ありがとうございます。
イタチ さんのコメント
(2002/09/14 20:53:03)
スレッド作ってもらえてうれしいです。
自分はマイメリのカドミウムレッドを使っています。いちばん値段が安いシリーズの「クラシコ」のやつですが。
色は鮮やかというより「深い」って感じです。
彩度は国内メーカーに比べ低いかもしれません。
でも、マイメリの絵の具作りの方針としては「顔料と油以外は何も入れない」らしいので、体質顔料は入ってないと思います。
そのせいか普通の市販のものより自分で練った絵の具に近いようなトロトロ感があります。
高級なシリーズのアーティスティやピューロはどうなのか分からないのですが・・・。
なんかマイメリのスレッドみたいになっちゃいましたね。
濃い絵具
karu さんのコメント
(2002/09/15 03:54:09)
体質顔料を最小限に留めてあると言っているのは、国内ではマツダスーパーやクサカベギルドシリーズ、海外ではマイメリピューロ、レンブラント、ブロックスなどでしょうか。その分価格にも反映されていますが。カドミウムレッドはどうか解りませんがレンブラントやブロックスのビリジャンを初めて使った時は宝石のような輝きに驚きました。それまではあまり好きな色ではなかったのですが、国内の多くのメーカーのものと比べて段違いでした。絵具の違いを見るには土性系顔料などではなく、コスト面から体質顔料で増量されやすい高級な単一の鉱物性顔料を使っている絵具(中間色でないもの)で比べればすぐ解ります。コバルトやカドミウム系を生のままで白いキャンバスに塗って被覆力(隠蔽力)を比べてみるのです。色環図やカラーチャートを油絵具で作った時に気が付きました。それまでは某国内メーカーのものを使ってましたがたまたま借りたルフランの同色を使ったらまさに雲泥の差でした。経験上、色見本はあまりあてになりませんから初めて買う色は常にフタを開けて確認します。ダメって書いてあるけど見つからないようにこっそり、そしてきれいに。。。
血のような赤
karu さんのコメント
(2002/09/15 04:12:50)
連続ですいません。カドミウムレッドは不透明なのでどうしても重たい感じになり、血のように鮮烈な印象にするのは難しいかもしれません。例えばカドミウムレッドの上にローズマダーなどでごく薄くグラッシするだけでかなり近い効果が出るのではないでしょうか。昔、真っ赤な布を描くのにベネチアンレッド(ルフラン)の上にローズマダーをグラッシしたらカドミウムを使ったようになってびっくりしました。
管理人 さんのコメント
(2002/09/30 04:23:34)
イタチさん、
karuさん、
レスありがとうございます。
せっかく書き込んで頂いたのに、返事が遅くなってすみません。
ところで、マイメリの「顔料と油以外は何も入れない」というのは、やっぱり体質顔料も入れないという意味なのでしょうか?
たぶん、体質顔料は入っていそうな気がするのですが。とくにクラシコは入っていそうな。
上級品の方も、製品の安定性など考えると、色によっては入っていそうな気もします。
と言いつつ、私もマイメリは最近、何本か入手しただけなのでなんとも言えませんが。市販のチューブ絵具で、体質無しというのが技術的に可能なのか、とも思いますし。
絵具屋ではないのでわかりませんが、事情通の方がいましたら、解説希望です。
この前、某所で聞いた話なのですが、クサカベの「クサカベ」、「ミノー」、「ギルド」のビリジャンは、ビリジャンの顔料は同じもので、主な違いは、体質顔料の量みたいですね。
他にお薦めの絵具、顔料ありましたら、話の流れに関係なくてもいいので、紹介してください。
カドミウムレッド
naoaki さんのコメント
(2003/03/26 04:44:05)
はじめまして、このHPを見て絵画制作の参考にしているnaoakiと言います。いままでは忙しくてBBSに書きこめませんでしたが、少し時間ができましたので書き込もうと思います。
体質顔料が少ないとなるとマツダスーパーでしょうか。私の場合ですが、マツダスーパーのカドミウムレッドを新聞紙等で油抜きした後、必要に応じてメディウムを混ぜていました。ただやはり価格は他のものと比べてもかなり高いですね。私はここぞという所でのみ、マツダスーパーを使っていました。
あと、カドミウムレッドはメーカーよってライトとディープがあるので、お店でキャップをはずして色調を確認しみると良いと思います。個人的にはホルベインやクサカベのカドミウムレッド・ディープが落ちついた感じで好きでした。
>karuさん
ビリジャンは使うのが苦手で今は殆どパレットに出ることがありませんが、今度試してみようと思います。
それと私は天然緑土のテールベルトが好きで、クサカベのミノーのテールベルト使っています。現在は合成品のテールベルトが多い様なので、顔料に天然緑土100パーセントのテールベルトを使っている絵具を
知っていたら教えてください。お願いします。
(他の天然緑土の絵具は、クサカベのアースグリーンしかしりません。)
RE:カドミウムレッド
管理人 さんのコメント
(2003/03/27 04:55:26)
naoakiさん、
はじめまして。
お忙しいところレスを付けてくれて、ありがとうございます。
他の色でも、ご愛用の絵具がありましたら、紹介してください。
骨の粉について
銀の鈴 さんのコメント
(2004/02/25 13:38:22 - E-Mail)
実は骨の粉末状のものを探しております。小動物でも魚でもかまいません。使用目的は、絵画の下地づくりです。
中世ヨーロッパの手法で、棒状の純銀を絵の具代わりに使って、何かの骨の粉を膠などに混ぜ、それを下地としたという文献が残っています。私は画家としてこの手法を現代によみがえらせてみようと考えました。
すでに銀のスティックは入手できたのですが、骨の粉というものはなかなかどこにあたってよいものか見当がつきません。
何か情報をお持ちでしたら、ぜひとも教えていただけませんでしょうか。必要な量は大匙2杯くらいです。
お忙しい中重ねて恐縮の限りではございますが、どうかお返事くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
参考になりますか?
T.I さんのコメント
(2005/02/18 18:06:08)
アトリエ出版社の増刊アトリエ「現代デッサンの技法」(1983) P.82に,
”銀筆による模写”として、銀筆(シルバーポイント)用の下地作りの記述があります。
胡粉(または重質炭酸カルシウム)と、にかわ水を体積比2:1でよくまぜ、2〜3倍の水で希釈したものを紙に刷毛塗り二層する。完全乾燥後、作画。
上記のにかわ水の作り方は
冷水でにかわを一晩膨潤したあと、60℃前後で湯煎。
(にかわ1:水14の重量比)
質問から一年近くたってますが、参考になりますかどうか。
(※別冊アトリエはまだ手に入るのか?別のシリーズとして再販されていたような。)
鮮やかな赤
Fuji−ken さんのコメント
(2005/03/27 00:53:51)
ただいま現役受験生の者です。
まず、(一概には言えませんが)西洋風の赤と東洋風の赤があります。
日本人に好まれる傾向にあるのが『ベンガラ』のような色です。
対して、西洋風の赤とは少しピンク味を帯びています。
シュミンケ社(ドイツ)のムッシーニ絵具の赤は鮮やかな発色をします。
国産では、(ヨーロッパの顔料を使用している)マツダのカドミウムレッドがピンク寄りです。
個人的には、ロイヤルターレンス(オランダ)のレンブラント絵具を普段使っています。
カドミウム赤の性能
山崎 さんのコメント
(2006/07/08 13:35:31)
血のような赤なら、硫化水銀しかないでしょう。表現として成立させるため周辺の色相、彩度、明度を調整したとしても絵の具は、ある程度の「混色」を覚悟しなければならないのが普通です。ところがカドミウム赤は、この混色に弱いのです。ペンキ塗装のように処理できれば、まあまあですが、そうはいかないのが現実です。ですから、混色を予定した場合、カドミウム赤はアウトです。わたしの経験では、人工の朱を「使うだけ」手練りされることが最も簡単な解決法であると思います。天然朱は不純物の可能性があって結果的に変色による廃棄処分絵の具が多くなります。これは非経済ですから、止めたほうがいいです。
イケネ、手練リは修正
山崎 さんのコメント
(2006/07/11 13:39:34)
市販の朱は、高いですが、それだけの効果はあるから製造されていると思われます。問題は、朱の色がオレンジだと「赤」じゃない、ということでしょう。だから「手練」と書いてしまったのですが、申し訳ありません。最近は人気のない朱ですけれど、捨てるには惜しい絵の具です。そんなに変色するものではありません。しかし、価格が。ということになろうかと、・・・。
酸化鉄系の絵具について
お百姓様有難う さんのコメント
(2007/05/26 01:34:35)
はじめまして。
ホルベイン社製の絵具を使っていて、マルスオレンジとライトレッドをチューブから平塗りしたところ、チューブの表記とは逆に、マルスオレンジは速攻で表触乾燥したのにライトレッドは3日間くらいべたべたしていました。顔料表記にあるマグネシウムが乾燥剤の役割を果たしているのでしょうか。どうでもいいことかもしれませんが・・・。
肌の色について
水落 さんのコメント
(2008/01/15 17:38:17 - E-Mail)
はじめまして 高校1年生の水落です。油絵は今年から始めた初心者です今、高校の美術部で板に油絵で、手が中心で地球を握りつぶしているポスターみたいな絵を描いていますが、肌の色がわかりません。肌を描くのに何か良い油絵具はないでしょうか。皆様にご教授願えないでしょうか?今は一応クサカベのコーラルレッド、ネープルイエロー、ローズグレー、ローシェンナーと、ホルべイン工業のチタニウムホワイトを使っています。
参考になるかどうかわかりませんが。
Y さんのコメント
(2008/01/15 23:44:04)
同じ肌の色でも周りの色で見え方が変わります。
参考になるかどうかわかりませんが、私が人物を描くときは、白はシルバー(仕上げはジンク)、赤はバーミリオン、ライトレッド(テラローザ)、黄色はイエローオーカー、カドミウムイエロー、緑はテルベルト、後はコバルトバイオレットなどを使います。
青も多少使います。あ、ちょっと黒も。
チタニウムホワイトをお使いなので、シルバーホワイトなどは透明に感じるでしょう。
チタニウムよりパーマネントのほうが使いやすいのでは?
また、人物だけでなく基本的な色を揃えておけば、それで何でも描けるようになりますよ。
どうしても出ない色のみ、足していく。
私は、絵具の色に肌の色を求めるのではなく、求める肌の色を混色などで作るようにしています。
セットを購入しておられるのなら、その中で工夫してみるのも勉強になります。
また、ポスターのような感じの作品なら次は油絵があなたの描きたい絵に適しているかどうかも考えたほうがよいかも知れません。
これからですね。がんばってください。
ありがとうございます
水落 さんのコメント
(2008/01/16 12:53:57 - E-Mail)
Yさんとても参考になるお答えありがとうございます。
今までチタニウムホワイトばかり使っていたので機会があればシルバーホワイトや、パーマネントホワイトなども用意していきたいと思います。
また緑は使っていなかったので、今日から使ってみようと思います。本当にありがとうございました。