額縁制作の文献
この頁では額縁制作に関する本を紹介しています。
※和書・洋書の購入はAmazon.co.jpで。古書は日本の古本屋、洋書古書はabebooks.com、Bookfinder等がお薦め。詳細は図書の入手方法を参照。
Robert Cunning,The Encyclopedia of Picture Framing Techniques: A Comprehensive Visual Guide to Traditional and Contemporary Techniques,Sterling Pub Co Inc,2002
設計、工作、金箔処理をはじめとする様々なフィニッシング方法の他、修理・修復・洗浄等を網羅。鮮明なカラー写真とイラストで手順を紹介しているので、英語が苦手でも大半は理解可能。
★★お薦め★★
Hal Rogers and Ed Reinhardt,How to Make Your Own Picture Frames,Watson-Guptill Pubns ;3rd Rvsd 版 (1989/09/01)
写真付きで額縁の作り方を紹介。特に木工部分は非常に詳しく書かれているので、額縁作りのスタート段階では最も参考になるか。
全国額縁組合連合会編『フレーマー通信教育講座』
国内では洋画の額縁制作について書かれた本がなかなか見つからない。これは業界内で流通したテキストらしく、日本語のものとしては唯一名前が挙げられる本。しかし、一般販売されている様子はなく、業界関係者を当たって譲ってもらうほかないと思われる。
YVONNE REES,GILDING AND ANTIQUE FINISHES
額縁やその他の木工製品の金箔貼り、仕上げ処理に関するの本。小冊子程度の小さな本で、イラストを豊富に使った解説。
ニコラス・ペニー(著)/古賀敬子(訳)『額縁と名画 絵画ファンのための額縁鑑賞入門』八坂書房
ロンドン・ナショナルギャラリーのガイドブック Nicholas Penny,Frames (National Gallery Pocket Guides Series)の邦訳。ナショナルギャラリー所蔵の作品を例に、中世のゴシック様式の額縁から、バロック、ロココ、印象派など額縁の歴史、デザイン、役割等を解説。写真が豊富(というより写真がメイン)。初心者向けの本。西洋絵画の歴史は長いが、絵画と額縁の関係は現代の我々が抱くものとは全く異なっていた。現代のステレオタイプな額縁観に縛られないためにも、昔の額縁のことは知っておいた方が良いと思う。
クラウス・グリム(著)/前堀信子(訳)『額縁の歴史』リブロポート
過去の額縁意匠の500の実例を写真で紹介。
Jacob Simon,The Art of the Picture Frame: Artists, Patrons and the Framing of Portraits in Britain,Antique Collectors Club,1996
未入手。ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーでの展覧会図録の模様。意匠参考に。
Eva Mendgen,In Perfect Harmony: Picture and Frame 1850-1920,University of Washington Press
未入手
Eli Wilner,The Gilded Edge: Art of the Frame,Chronicle Books Llc,USA,2000
未入手
Paul Mitchell,Lynn Roberts,A History of European Picture Frames,Client Distribution Services,London,1997
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最終更新日 2007年10月19日
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