集英社『日本の歴史11天下一統』読了
専攻が洋画だっただけあって、西洋美術史についての本を読むことが多いのだけれども、日本の美術についてもバランスよく読んでいかねばなりませぬな、というふうに思うこともときどきあって、とりあえず武田恒夫(著)『狩野派絵画史』を購入しました。ちょっと読み始めただけでもなかなか興味深いのですが、日本史についての知識が半端であるというのを痛烈に感じて、いったんこの本は保留にして、手元にあった集英社の『日本の歴史11天下一統』を読み始めました。信長はダントツに面白い。それと国松俊英(著)『信長とまぼろしの安土城』という一般向けの易しい本も読んでみましたが、こちらはふつうにぐいぐい読めて楽しかった。光栄の日本史もので、シリーズとして生き残ったのが信長の野望だけというのも肯けるわけです。それはともかくとして問題はその少し前辺り、室町幕府時代全般ですな、いまいち頭が整理できてないのは。というわけでこの集英社シリーズを遡って読んでみることにして、第10巻「戦国の群像」を紐解いてみましたが、こっちの方は通史というのではなくて、何か専門書っぽい内容で難しいんですな。ともかくも、日本史と言えば古墳時代の本ばかり読んでいて、順次踏破してゆきたいのですが、古戦場跡や古城の跡を訪れてみたくなってきので、国内旅行解禁というか、推奨的になって、何か助成みたいなのが実行されるようになったら行きたいところがたくさん出てきました。今はひたすら読むだけですが。せっかく日本にいるのだからその辺は楽しんでみたいところです。その前にコロナ第二波来そうな予感もしますが。いやそれより前に三峡ダム決壊なのか。三峡ダム決壊とドイツ銀行の破綻はtwitter始めた頃から話題になってたような気がしますが、三峡ダム決壊となればドイツ銀行破綻もセットなんですかね。これはあれですな、食料危機の為に氷砂糖を追加で貯めておかねばならぬところでしょうか。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 11:23 PM | comments (0) | trackback (0) |
欧州モミが発芽、アカンサス・スピノサス再び購入
アカンサス・スピノサスの苗を買いました。

今回は送料含めて3000円ほどかかったので、花の苗としては高価だったような気もするのですが、すごく立派な苗が届いたので、届いたときはこれは安い!と思ってしまいました。自分だったら売るのはもったいないくらいです。以前に買ったスピノサスは、植えてからしばらく観察してましたが、どうもスピノサスではないようであります。メルカリは本を買ったときも、ハードカバーの本を開いた状態で発送してみたりとか微妙ですな。まぁ、私もまだまだアカンサスについてはよく知らないので、まだまだ研鑽中ですが、今回ショップで買ったものはなかなか鋭角的であり、あきらかにモリスと違うのがわかります。こんなにギザギザなのか、という疑問もありますが、ギザギザなのでしょう。

なお、しばらく前に買ったアカントス・モリスの方はしっかり根付いて、日々葉が大きくなってきております。ローマンコリント式柱頭の葉のようになっていくでありましょうか。


古代ギリシアのアカントス唐草装飾の葉のギザギザ感は土地に多いスピノサス種を模写したことに因り、ローマの葉が柔和であるのは土地に多いモリス種を模写したことに因るとも説明できますが、しかしリーグルはこれに反論している。古代ローマの頃のはその頃のローマ領域全体の流行であったと。まぁ、私ごときにはわかりませんが、少なくともスピノサスとモリスの違いを実見できるだけでも今はありがたいところです。ほとんどの美術教育者が絵画や彫刻中心史観のような気がするのですが、広く装飾美術について関心が高まって欲しいということで、今後も話題に挙げてゆきたいところです。

それと、欧州モミの木のタネをしばらく前に植えていたのですが、なんと1本だけ芽が出ておりました。

すっかりあきらめておったのですが、素晴らしい。これでいつの日が自宅でシュトラスブルクテレピンが採れる日が来るのかもしれません。まぁ、実際はあまり大きくなっても困るので、盆栽的に鉢で育ててある程度観察するくらいになるとは思いますが。今は欧州唐松の種を探してそられらを見比べたいというのが目標です。何しろ絵画材料について語るときに、この樹脂は何々の木から採れるものだと語ったりしても、その木がどんなものかというのを知らないというのは、たぶんほとんどの人がそうなんだろうと思いますが、よくよく考えるとあまりにもお粗末過ぎる気がするので、私には納得いかんのであります。とはいえ、自宅に売られる植物も限られいるので、あちこち歩いて植物を観察しておるのですが、ちょうど蓮(ロータス)の花が咲いている時期なので、オリエント的な装飾の植物としてよく観察しておきたいところです。これは池がないと植えられないし。あとはやはり各地の植物園を訪れつつ、マツ科の植物の違いを把握してゆきたいとも思うのですが、県境越えはまだ控えておかねばならぬところもあるので、その辺に自生しているものを観察するのであります。

| 家庭園芸 | 08:47 PM | comments (0) | trackback (0) |
松山壽一(著)『造形芸術と自然 ヴィンケルマンの世紀とシェリングのミュンヘン講演』読了
松山壽一(著)『造形芸術と自然 ヴィンケルマンの世紀とシェリングのミュンヘン講演』法政大学出版局(2015)

本書の主題はたぶんシェリングの芸術哲学なのであると思いますが、しかしそこに至るまでの状況説明に十分な紙数が割れており、というかまるまる半分以上を費やしており、ヴィンケルマンから始まってレッシング、ゲーテその他の新古典主義の発生から初期ロマン派に至るまでの芸術論と、彼らの物語が紡ぎ出されてなかなかの群像劇になっており、単に楽しみ読書としてもたいへん面白かったです。私は哲学分野は得意でないので、後半のシェリングの講演についての部分は正直なかなか意味を理解しがたいところが少なからずあって、肝心なところはなんとも言及しにくいところはあるのですが、そこは私の勉強不足に尽きるわけですが、そんな私でもとにかく前半は感動の嵐であり、他のことはだいたい放って読みふけってしまったところです。新古典主義、ロマン派とか、いろいろ解説書はありますが、本書を読んだあとだと、いずれもちょっと薄っぺらい内容であったと振り返らざるをえないところであります。それと本書の良いところは所謂ラオコーン論争をたいへんわかりやすく描写しているところでしょうか。そして美術教育と言いますか、古典主義的な絵画教育の歴史についてもたいへん勉強になるのもであるといえましょう。そしてドイツというものについて知るにもいいものであるかなと。しかしまぁ私は一番感じたのはゲーテについてもっと知らねばならぬ、というところですか。ただ少し気になるのはこれほどまでに重要な存在であるヴィンケルマンについての本が意外と少ない、翻訳も限られる、なぜであろうか。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 12:37 AM | comments (0) | trackback (0) |
いろいろ購入
給付金10万円の申請書類がようやく届いたので、さっそく使わねばならぬと思って、ワコムの液晶ペンタブレットを購入、約4万円。それから勉強の為に本を。エミール・マール(著)『ロマネスクの図像学』(上下2冊)、『ゴシックの図像学』(上下2冊)、(中世末期の図像学は既に持っている)、それと簡易版かと思われるヨーロッパのキリスト教美術 12世紀から18世紀まで(上下)も注文。古すぎてどうかとは思ったけれども沢柳大五郎訳ヴィンケルマン『希臘芸術摸倣論』、旧漢字が満載であり一見読みにくそうであるけれども読んでみると意外とスラスラ読めます。ヴィンケルマン繋がりでは松山壽一『造形芸術と自然 ヴィンケルマンの世紀とシェリングのミュンヘン講演』も購入しましたが、届いてすぐ1/3ほど読みましたが、たいへん勉強になります。ヴィンケルマン繋がりというよりはラオコーンについてもっと読みたいという目的でもありますが、その意味でもたいへんよろしかろうかと。稲川直樹(著)『ブラマンテ 盛期ルネサンス建築の構築者』も注文。ブルネレスキ等に比べて不遇な扱いのブラマンテですが、ちゃんと読んでみなければと思って買いましたが、はじめの方を読んでみましたが並々ならぬ面白さであり、ブラマンテだけでなくてルネサンスそのものについての知識がぎっしり詰まっており勉強になりそうな予感がします。ヴォリンガーのこれも訳が古そうであったけど『抽象と感情移入』も注文。こちらは旧漢字なのは希臘芸術摸倣論と同じか、むしろこちらの方がやや活字が新しいような気はしますが、希臘芸術摸倣論よりも読みにくく、令和に読むにはしんどそうであります。とういわけでボタンを次々押したわけですが、実は大半が古書だったりすので経済貢献には微妙に中途半端な気もするので、カウントせずに新品商品の注文10万達せねばならぬだろうか。
そろそろ自粛による活動制限もなくなりつつあるので、今後はそこそこの忙しさというか日常が戻ってきそうですが、読書くらいはどんなときでもできるので、とりあえず買いだめしておけば、あとは読むだけでありましょう。植物もあとは運に任せて育つのを待つだけでありましょう。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 12:01 AM | comments (0) | trackback (0) |
小学館 西洋美術館の「ギリシア・ローマ」読了
小学館『西洋美術館』全1199ページはふつう通読するようなタイプの本ではないかもしれませんが、最初のギリシアから順に読み進めております。ギリシアとローマの箇所を読み終わり、現在はヴィザンチンあたりをうろうろしています。ギリシアはなかなか面白かった。ギリシア美術史通史を一通り充分に紹介しつつも、普通の美術史では素通りしてしまいそうなところもしっかり取り上げており勉強になりました。それに比べてローマは寄せ集め的でまとまりに欠けるような気がしたのですが、これはローマ美術では仕方のないことかもしれませんが、美術史というよりは世界史的な説明になって、世界史図録を見ている感じになってしまったのはやや不満がありますが、でもいずれにしても読み物として大変面白いと言えるでしょう。しかし、これは初心者用のような体をしておりますが、各項目の様々な本を読んでいたら面白いかもしれませんが、いきなり読んでも意味不明かもしれないという心配はなきにしもあらずという心配はあります。まぁ、しょうがないところですが。しかし私は小学館の世界美術大全集全28巻を入手済みなので、そちらも通読しなければと思っているのです、何年かかるのかわかりませんが。ギリシアの2巻はちょっと見てるだけでも素晴らしい出来映えですが、ロマネスク、ゴシックも充実しているし、ロココに関するものはそもそも真剣に取り扱った単行本の少ないので、貴重な情報源でありましょう。ところで時間の空きをみて、一部営業再開された県図書館に行ってきましたが、鶴岡真弓(著)『「装飾」の美術文明史』を読んでから北方叙事詩への関心が再燃してとりあえず手始めにベオウルフの翻訳を一通り借りてきてみました。ベオウルフはサトクリフか何かの翻案版しか読んだことがなかったわけで、もうちょっと真剣に読んでみたいかな、と。どの訳がいいかなという感じでさらっと確認したかっただけではありますが、だいたいベオウルフの訳など開架には置いてないわけで、書庫からリクエストするわけですが、閲覧席が閉鎖中なので出してもらったら自動的に貸出みたいな状況なのであります。とりあえず借りてくるしかないわけですが、いろいろ見てみてはみるものの、どうも叙事詩の日本語の訳というのが、古そうな言い回しに訳しているわけですが、「それがし」はなんちゃらとかいう武士・侍みたいな語りがどうも洋物の訳に合ってないような気がして苦手でして、西洋叙事詩のほとんどの翻訳に馴染めないところがあり悩みの種ですが、ベオウルフもどれを買ったらいいかは保留中です。一応トールキンによる散文訳途中みたいなものは注文してあります。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 03:17 AM | comments (0) | trackback (0) |

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