渡辺照宏(著)『法華経物語』読了、そしてフジミ模型「多宝塔」制作
暑さも和らいですっかり過ごしやすい気温になってきましたが、もはや暑さを理由にダラダラしていられなくなったわけで、渡辺照宏(著)『法華経物語』を読了。これは名著でありますな。日本美術の勉強の為に仏教経典等の解説書、あるいは現代語訳というか要約というか、そのようなものを多々入手して読んでおるのですが、その中でもたいへん優れた一品ではなかろうかと思います。まぁ今の私の知識で判別できるものでもありませんが、あるいは私の趣味に合っているというだけかもしれませんが。日本美術において建築と彫刻の世界は経典と宗派についての知識がなければ何もわからぬ。絵画においても、一方は日本文学、一方は仏教美術とも言えるし、それは仮名と漢文の違いとも言えるかもしれぬのですが、日本文学はいろいろ読んでおりましたが、経典はまだまだ不勉強なだけあって、ちょっと読むとなんだかすごくいろいろ知ったような気がして楽しいと言えるでしょう。法華経の見せ場は見宝塔品かと思われますが、いままで気にしていなかった多宝塔も気になってきて、是非とも著名な多宝塔を訪れてみたいと思ったわけですが、遠くに旅行は控えた方がいいかと思い、代わりにフジミ模型の多宝塔(石山寺)プラモデルを購入。いつも塗装とかいろいろ考えているうちに作る機会を逸してきたので、今回は何も考えずに接着剤だけでぱぱっと組み立てました。
多宝塔
箱は大きかったのですが、なかのモデルは思ったより小さかったです。しかし垂木、肘木やその他の装飾など、細部はよく再現されており、自分で組み立ていくうちに印象に残るという意味で、これは建築の形状とか、様式とかを学ぶのにいいかもしれません。これはその他の建築モデルも作ってみたくなってきました。なお、金型が古いのか、バリが非常に多かったです。カッター等でバリを取りつつ進めるのですが、バリなのかデティールなのか微妙なところも多くて悩みどころでありましたが、そういうところが昔ながらのプラモ制作という感じで楽しいとも言えるでしょう。塗装する場合ですが、これは一回作ってみたないと塗装の計画を立てるのは難しいかと思われます。塗装しなくても概ね色分けはされているので、説明的なモデルとして使用するなら、むしろ何も手を加えない方がいいかもしれません。

その他には美川圭(著)『白河法皇 中世をひらいた帝王』読了。最近、ずっと日本史についての本を読んでおりまして、現在のところは平安期を中心に読んでおりますが、そろそろ中世へ移行したいところでありますが、思い返せば、武田恒夫(著)『狩野派絵画史』を読もうとして、ちと日本史の知識が足りぬなと感じで読んでいるうちに、当初の目的はすっかり忘れてしまって、何故か古代史から読んでおりますが、いやしかし改めて読んでみると、何もかも美術史と結びついており興味深いところであります。

福満しげゆき(著)『中2の男子と第6感』全4巻読了。久々にマンガ本を読んだような気がしますが、大変面白かったです。引きこもり的な箱庭的な部分と、そこから話が広がってゆく展開とがなかなか絶妙でありますが、最後の方はちょっと感動してしまいました。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 01:24 AM | comments (0) | trackback (0) |
ドナルド・キーン『日本文学の歴史(5)古代・中世篇5』読了
寝るときに枕元を照らす暗めのスタンドライトが欲しいと思ったので、アイリスオーヤマのLEDデスクライトPDL-101-Wを購入。これは白色、昼光色、電球色など色調を3種類、明るさは無段階で調整できるというデスクライトですが、電球色&最低光がとてもいい感じです。夜はずっとこの明るさだけで過ごしても良さそうな感じであります。夜は暗いのであるからして、手元の文字を見られるくらいのギリギリの明るさで過ごしていると、地球に生きているという感じがしてよろしいですな。地球で読書している感じがします。それから、安めのプロテインパウダー1kgを買っておきました。中国の洪水その他を見ていると、いずれ食料の買占めがおきる可能性はやはり少なくはないと思うのですが、穀物は米30キロ袋が数個あるというのが東北の田舎の状況なので、それ以上ため込むのもどうかという感じですが、タンパク質源として何か保存の利きそうなものを考えてプロテインパウダーがいいのではないか、大さじ一杯のタンパク質を最低限なんとならなくはないか、とか。賞味期限が切れてもしばらくは食せなくはないであろうし。日常では自分はプロテインパウダーを食すことはないのですが、このまま部屋の奥底に放置しておこうかと思いますが、それはともかくとして、暑さに負けてボヤっとしているうちに読書も捗らなかったのですが、涼しくなってきたので、キーンの日本文学の歴史第5巻を読了。本巻は鎌倉時代の王朝物語、日記文学、中世軍記物語、連歌。全巻が扱った強烈なインパクトよりは少々落ちる感じはありますが、しかし1巻読む度に読まなければいけない本が10冊は増えるような気がします。むしろ10冊で済めばいいのですが。それにしても日本文学史に限らず、日本史について読んでいると、やはり鏡物という一連の書物もチラッと読んでおかなければいかんというふうに思いまして、しかしこのようなものをじっくり読む余裕はないので、抜粋現代語訳でいきたいと思って選定中であります。いまは広く浅く全体像を、という感じに思っておるのですが。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 11:21 PM | comments (0) | trackback (0) |
加藤精一(編)『空海「般若心経秘鍵」ビギナーズ 日本の思想』読了
曜日毎にアラームの時刻をセットできるというセイコーの目覚まし時計SQ774Wを購入。非常勤講師なので、曜日毎に家を出る時間が異なるのだけれども、目覚ましの時刻を合わせるのがけっこう面倒なので導入してみましたが、これはたいへん楽であります。本年はコロナ禍により行事がほとんどない状況であり、時間割の変更もほぼないので、起床時間の管理はシンプルです。それから、ブラザーの複合機DCP-J982Nを購入。かなり前からプリンタを買わねば、今度はブラザーの複合機を買おう、写真画質は多少劣ってもSOHO的な実務性を重んじよう、と思っていたのですが、コロナによるのか、それとも洪水の為か、ブラザーの主力製品はほとんど品切で数ヶ月が過ぎておりましたが、たまたまAmazonに在庫が出たの買えました。以前は印刷的な仕事の兼ね合いもあってA3複合機(エプソンのPX-1700F)を使っていましたが、これは本当に役に立ってくれました。しかし最近講師以外の仕事があまりないというか売り込みも特にしていないし、もうちょっと身の回りをシンプルにしてゆきたいという思いもあって、コンパクトなA4複合機を、しかし一応ADFと両面印刷など多少は事務的に使えるものを選ぼうと思って、DCP-J982Nにしました。せっかく買えたというのに届いてからしばらく放置してたのですが、なんとか設定を終えました。ADF付きにもかかわらず、以外とコンパクトですっきりしているデザインはなかなかのものです。液晶モニタはタッチパネルだったりして、なにかと進化しております。

加藤精一(編)『空海「般若心経秘鍵」ビギナーズ 日本の思想(角川ソフィア文庫)』を読了。最近は仏教経典や疏を着々と読んでおるわけですが、仏教美術について理解するには、これもまた避けては通れぬものでありましょう、ということで、今までの不勉強を反省しつつ読んでいるけなのですが、目的はともかく、昔の物事について読んでいと、日常の雑事を一瞬忘れられるので気分がいいですな。大乗の様々の経典や、宗派など、まだまだ頭の中で整理できていないのですが、この辺は一度に全て理解しようとは思わずに、単語に慣れてゆくだけでもよろしいとして、それにしても先は長いことよ。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 09:24 PM | comments (0) | trackback (0) |
集英社版『日本の歴史(5)平安建都』読了
車検を終えました。我がラクティスは新車で買って7年乗ったことになります。法定費用と2年のメンテナンスパック含めて約12万円でありました。先日3万円でバッテリー交換してので、15万なのかもしれませんが。現在片道1時間の通勤をしておりますので、フル活用している状況です。できればあと5~6年は使いたいところですが、そろそろ次の車をどうしようか考えなければならないところですが、パッソみたいなリッターカーでよろしかろうかな、と思っているところです。必要最低限の性能でいこうかなと。しかし、まだしばらくは1500ccのラクティスで若干の余裕をもってドライブできるのを愉しみたいところです。それにしても、先日購入したチェリビダッケの49枚組CDは素晴らしい。今は冒頭の古典派交響曲が中心に聴いておりますが、非常にゆっくりした演奏にもかかわらず、現代のピリオド演奏に比べて提示部の繰り返しが少ないのか、全体の演奏時間は長くなかったりします。繰り返しを省略すると、ソナタ形式の全体像がよく見えるような感じになって、むしろ好ましいと言えます。個人的嗜好としてはピリオド奏法の方が好みなのですが、繰り返しが多くてかえって冗長になり、ソナタ形式の良さが発揮されてないのではないか、という気もします。が、いずれにしてもチェリビダッケはいずれの曲でも聴いていて大変心地よく、そして要所はたいへん感動的であります。これが49枚もあるとは。

それにしても、ここしばらくは猛暑の為に、なんだかとても疲れて、暑さをしのぐだけで精一杯でありました。気温が高いというだけで、こんなにも疲労するのものなのか。というわけで、いかなるときもネクタイを外さずに生きてきましたが、あまりいいことではないだろうということで、ノーネクタイに。そして、出発前にオロナミンCを飲み、なんとか生きているという感じでした。あまりにも暑くて湿疹ができるし、虫にも刺されるしで、メンタームを買ってみましたが、成分を見たら「テレビン油」と書かれてあって、やはり「テレビン」と表記するのか、と感心しました。しかし何故テレビン油が必要なのだろうか。ワックス状にする為の成分であおろうか、蜜蝋ワックスを作ったときのことを思い出す。さて、図書の方は、集英社版『日本の歴史(5)平安建都』を読み終えたのだけれども、個人的に平安時代はどうもテンション上がらないところがあったのだけれども、ドナルド・キーンの日本文学の歴史を読んだあとだと、この時代も大変面白いということに気が付いて、読み始めたら止まりませんでした。次巻も注文済みではあるけれども、しかし読み急ぐのは止して関連の図書の目を通すようにして、じっくりと進めたいと思います。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 11:22 PM | comments (0) | trackback (0) |
集英社版『日本の歴史(4)天平の時代』読了
講師の仕事が夏休みに入りましたので、この貴重な時間を活用して染料の実験など検案をいろいろ解消してまいりたいところであります。と言いたいところですが、暑い日は無理はしないということは大事なので、暑かったら自重して休養を取りたいところです。何しろエアコンが昨年から壊れたままなので、室温は30℃を越した場合はひたすらじっとして夜中の二時以降に活動を再開する、というのが昨年の夏休みでありましたが。室温33℃までなら、じっとしていれば特に苦痛というほどでもありませんが、それを超えてくると自室には居られませんので、エアコンの効いた車でドライブに行かねばなりませぬ。県外は自重しつつ、県内の古代遺跡を訪れたいところですが、ちょうど集英社版『日本の歴史(4)天平の時代』を読み終えたところなので、桃生城跡に行ってみたい気もするのですが、行ってみて密林だったら夏は引き返した方がいいかもしれませぬな。「天平の時代」、こちらはいわゆる奈良時代なのですが、日本文学について多少読んでみたあとであると、ただの政治家だった者が歌人だったりして思い入れ的に違ったものがあって面白いところです。私としては第3巻「古代王権の展開」が最も好きな巻なのですが、「天平の時代」も読んでいて全く飽きずに過ぎました。

今年はコロナの影響で夏休みは2週間くらいとなりましたので、あまり無理な計画は立てないのがよろしかろうというところです。放置していた樹木等を剪定したり、古くなった家電などを買い換えたり、Yシャツとかズボンとか買ったりと、生活上やっておかねばならぬことも多いのですが。しかし暑くて何もできなければ読書でもするわけですが。日本の美術品を見る際にやはり古典文学等の知識は無くてはならんものですなと最近特に感じるわけですが、知識があればますます面白くなるものであり、カバーする範囲も広がって情報量が一気に増えて、そこには広大な世界が広がっているのであります。しかし日本の美術品、かな文化というか古来の日本の言葉をつかったような文学に連なるものと、漢籍といいますか漢文で書かれたものに連なるもの、文学というよりは仏教経典のようなものに連なるものの二系統あるように思われるのですが、もちろん他にもいろいろありますが。古典文学は今のところいろいろと楽しみつつ読んでおりますが、問題は仏教経典ですな。仏教経典の数、そしてそこに出てる物事も含めて、数のインフレはいろんな意味で途方もないものがあり、経典にプラスして膨大な注釈書があるというところですが、最近ちょっと頑張って読み始めているのですが、これは取り組んでみれば非常に面白いと言いますか、なんというか、弥勒とか文殊とかが個性的に対話やドラマを繰り広げるので、これらをちゃんと読んでいれば、仏像鑑賞もそれはそれは面白いものであったのだと今更ながらに気がつきました。まだまだ不勉強を反省せねばなりません。というわけで日本古典文学の本と(読みやすい訳の)仏教経典、注釈書などが目の前に用意されてしまったので、なかなか休む暇がないのですが、私がこれらを読んで何か役に立つことはあんまりないとは言えますが、しかし初心に返って読み続けているところですが、でもこれは夏休みでなくても日頃できることですが。最近の美術の教科書は非常に良く出来ていて、材料や美術史についてしっかりした解説があるのですが、しかし文学との関連、ホメロスが如何に重要であるか、プラトンがどれほど重要であるか、日本の古典文学、仏教経典が如何に重要であるかについてまで伝えるには至っていない、その点はまだまだ未開であるようには思います。西洋の古代の古典と、西洋中世の古典、それからルネサンスについて書かれたもの、そして古典主義時代の本、それから日本文学、そして仏教経典という具合に、読んでおきたい物が山ほどあるのですが、それに加えて樹脂に関する本も読みつつ実験せねば、あと絵も描かねば。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 11:59 PM | comments (0) | trackback (0) |

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