集英社版『日本の歴史(4)天平の時代』読了
講師の仕事が夏休みに入りましたので、この貴重な時間を活用して染料の実験など検案をいろいろ解消してまいりたいところであります。と言いたいところですが、暑い日は無理はしないということは大事なので、暑かったら自重して休養を取りたいところです。何しろエアコンが昨年から壊れたままなので、室温は30℃を越した場合はひたすらじっとして夜中の二時以降に活動を再開する、というのが昨年の夏休みでありましたが。室温33℃までなら、じっとしていれば特に苦痛というほどでもありませんが、それを超えてくると自室には居られませんので、エアコンの効いた車でドライブに行かねばなりませぬ。県外は自重しつつ、県内の古代遺跡を訪れたいところですが、ちょうど集英社版『日本の歴史(4)天平の時代』を読み終えたところなので、桃生城跡に行ってみたい気もするのですが、行ってみて密林だったら夏は引き返した方がいいかもしれませぬな。「天平の時代」、こちらはいわゆる奈良時代なのですが、日本文学について多少読んでみたあとであると、ただの政治家だった者が歌人だったりして思い入れ的に違ったものがあって面白いところです。私としては第3巻「古代王権の展開」が最も好きな巻なのですが、「天平の時代」も読んでいて全く飽きずに過ぎました。

今年はコロナの影響で夏休みは2週間くらいとなりましたので、あまり無理な計画は立てないのがよろしかろうというところです。放置していた樹木等を剪定したり、古くなった家電などを買い換えたり、Yシャツとかズボンとか買ったりと、生活上やっておかねばならぬことも多いのですが。しかし暑くて何もできなければ読書でもするわけですが。日本の美術品を見る際にやはり古典文学等の知識は無くてはならんものですなと最近特に感じるわけですが、知識があればますます面白くなるものであり、カバーする範囲も広がって情報量が一気に増えて、そこには広大な世界が広がっているのであります。しかし日本の美術品、かな文化というか古来の日本の言葉をつかったような文学に連なるものと、漢籍といいますか漢文で書かれたものに連なるもの、文学というよりは仏教経典のようなものに連なるものの二系統あるように思われるのですが、もちろん他にもいろいろありますが。古典文学は今のところいろいろと楽しみつつ読んでおりますが、問題は仏教経典ですな。仏教経典の数、そしてそこに出てる物事も含めて、数のインフレはいろんな意味で途方もないものがあり、経典にプラスして膨大な注釈書があるというところですが、最近ちょっと頑張って読み始めているのですが、これは取り組んでみれば非常に面白いと言いますか、なんというか、弥勒とか文殊とかが個性的に対話やドラマを繰り広げるので、これらをちゃんと読んでいれば、仏像鑑賞もそれはそれは面白いものであったのだと今更ながらに気がつきました。まだまだ不勉強を反省せねばなりません。というわけで日本古典文学の本と(読みやすい訳の)仏教経典、注釈書などが目の前に用意されてしまったので、なかなか休む暇がないのですが、私がこれらを読んで何か役に立つことはあんまりないとは言えますが、しかし初心に返って読み続けているところですが、でもこれは夏休みでなくても日頃できることですが。最近の美術の教科書は非常に良く出来ていて、材料や美術史についてしっかりした解説があるのですが、しかし文学との関連、ホメロスが如何に重要であるか、プラトンがどれほど重要であるか、日本の古典文学、仏教経典が如何に重要であるかについてまで伝えるには至っていない、その点はまだまだ未開であるようには思います。西洋の古代の古典と、西洋中世の古典、それからルネサンスについて書かれたもの、そして古典主義時代の本、それから日本文学、そして仏教経典という具合に、読んでおきたい物が山ほどあるのですが、それに加えて樹脂に関する本も読みつつ実験せねば、あと絵も描かねば。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 11:59 PM | comments (0) | trackback (0) |
キーン(著)日本文学の歴史、古代・中世篇第3巻読了
今年は梅雨が長引いている為、観察していた植物もだいぶ弱ってしまって、というか腐りかけてるのですが、プランターや鉢に植えてるものは水はけがいいのか、あまりダメージがない。水はけ良くなるように下層部には素焼きの破片とか敷いていたからだろうか。

文化財保存修復学会大会は現地開催が中止となり、電子媒体に保存しての発表、質問はメールでということになっていたのですが、現地開催よりもむしろ参加しやすくなったような気がして、すぐさま申し込んで送金した次第ですが、先日電子媒体が無事届きました。ボリュームのあるページ数でありました。会員でありながら、ただ会費を払って論文を読むだけで数年経っており、申し訳ないような気がしておりましが、せめて質問くらい出したいところであります。

そして、キーンの日本文学の歴史、古代・中世篇第3巻を読了。この間は枕草子や源氏物語を扱っており、既知の内容が多いかなと思っていたのですが、キーンの解説は素晴らしく、自分の不勉強を改めて認識した次第です。それにしても日常を忘れて古代にトリップしているような気分になって、優れた解説書というのはいいものですな。キーンに感化され、日本古典文学を読みつつあるのですが、最近の関心は平家物語であり、いろいろある現代語訳を取り寄せて読んでおりますが、やはりなんだかんだで軍記物の方が白熱して面白いなぁと平安王朝物語と比較して思ってしまうところはあります。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 11:06 PM | comments (0) | trackback (0) |
キーンの日本文学の歴史、古代・中世篇第2巻と第4巻を読了
ドナルド・キーンの日本文学の歴史、古代・中世篇4を読了。2、3巻も注文しているのだけれども、なかなか届かないので、先に届いた4巻読むことになってしまったが、本巻は新古今和歌集と軍記物がメイン。大変勉強になりましたが、本シリーズが「古代篇」、「中世篇」と分かれておらず、「古代・中世篇」という括りになっているのは、古代(古典)と中世が平行進行みたいな状況なのですな。そしてかなり遅れて届いた古代・中世篇2も読了。古今和歌集、及びその後の勅撰和歌集、土佐日記他の日記文学類を扱うが、なかなか情報量の多い巻でありました。古今集と新古今集の間の勅撰和歌集というものを気にしたことはなかったけれども、改めて解説を読んでみると、なかなか興味深いものがあります。現在の勤め先の図書室は立派なところなのだけれども、日本文学の棚を改めて見てみると拾遺集、後撰集なども揃っていて、これはちょっと空いた時間に少しづつ目を通してゆきたいところでありますが、今までタイトルすら気にしなかった部分が気になるというのはいいことであります。日本古典全集や日本文学全集の背表紙を見るのが非常に楽しくなっているところです。

その他には関裕二(著)『神社が語る 古代12氏族の正体(祥伝社新書)』を読む。導き出される結論が創造的過ぎて途中でついていけなくなって、もう読むのやめちゃおうかなと思いつつ、しかし途中の推論の過程に出てくる説明は為になる話が多くて、ついつい読んでしまいます。勢いで同著者の『仏像と古代史 ミステリー案内』という本も読んでしまいました。読んでて面白い、というのは認めねばなるまい。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 01:12 AM | comments (0) | trackback (0) |
ドナルド・キーン(著)『日本文学の歴史 古代・中世篇1』他読了
洋画専攻だったこともあり、西洋美術のものばかり読みがちになってしまいますが、現在は自分の知識の穴を埋めるがごとく、日本史と日本美術本を漁っておるところであります。そして最近読んだのは、ドナルド・キーン(著)『足利義政 日本美の発見』、日本美術やその他文学等の本が、どうも文語風に見えるような、読んでいた頭にすっと入ってこないようなものが多い、下手するとこれは漢文か?と思ってしまうようなところがあって、敬遠していたというところもあるのですが、ドナルド・キーンは英語圏出身という文化的背景か、あるいはたぶn英語で書いて日本語に翻訳しているという点においてなのか、非常に読みやすい文章となっている気がします。応仁の乱の説明となると普通は短い文章で試みても、一冊の書物にしてみても、どっちみち訳がわからないところありますが、しかし本書の説明分は簡略化しつつも、なかなか要点をついたサマリーになっているように思われます。というわけで、義政そして銀閣寺、東山文化というものについて説明しつつ、そこからさらには日本文化全体を考えさせられる、なかなか良い本だと思います。

もっとキーンの本を読まねば。と思ったのですが、その昔購入した『日本文学の歴史 古代・中世篇1』が放置されていたことに気がついて、部屋の中を探し回って埃まみれになっているのを発見し、読んでみましたが、これがとにかく素晴らしい。そして面白い。解説という技、そして魅力を伝えるという技にかけては、英語圏文明の方が上手であるといえましょう。そして結構な巻数を使って日本文学全体を一人で執筆している模様ですが、このクオリティで進行してゆくのかと思うと、次巻以降も大いに期待できそうなので、せっせと注文ボタンを押しました。もっとも、この類の本を読んでいると、紹介された文学、あるいは作品を研究した別の本なども買っておかねばと思ってくるのは自然な流れであり、買わねばならぬものがねずみ算式に増えてゆくのですが、ここは躊躇せずに注文ボタンを連打してゆくことにしましょう。古代編の第1巻で扱われる作品に関しては手元に未読の本が山ほどあるので、改めて買ったのは空海の「三教指帰」だけでしたが、これは空海「三教指帰」ビギナーズ 日本の思想(角川ソフィア文庫)という口語意訳風の翻訳版を入手してさっと読み通したというところです。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 10:29 PM | comments (0) | trackback (0) |
集英社『日本の歴史11天下一統』読了
専攻が洋画だっただけあって、西洋美術史についての本を読むことが多いのだけれども、日本の美術についてもバランスよく読んでいかねばなりませぬな、というふうに思うこともときどきあって、とりあえず武田恒夫(著)『狩野派絵画史』を購入しました。ちょっと読み始めただけでもなかなか興味深いのですが、日本史についての知識が半端であるというのを痛烈に感じて、いったんこの本は保留にして、手元にあった集英社の『日本の歴史11天下一統』を読み始めました。信長はダントツに面白い。それと国松俊英(著)『信長とまぼろしの安土城』という一般向けの易しい本も読んでみましたが、こちらはふつうにぐいぐい読めて楽しかった。光栄の日本史もので、シリーズとして生き残ったのが信長の野望だけというのも肯けるわけです。それはともかくとして問題はその少し前辺り、室町幕府時代全般ですな、いまいち頭が整理できてないのは。というわけでこの集英社シリーズを遡って読んでみることにして、第10巻「戦国の群像」を紐解いてみましたが、こっちの方は通史というのではなくて、何か専門書っぽい内容で難しいんですな。ともかくも、日本史と言えば古墳時代の本ばかり読んでいて、順次踏破してゆきたいのですが、古戦場跡や古城の跡を訪れてみたくなってきので、国内旅行解禁というか、推奨的になって、何か助成みたいなのが実行されるようになったら行きたいところがたくさん出てきました。今はひたすら読むだけですが。せっかく日本にいるのだからその辺は楽しんでみたいところです。その前にコロナ第二波来そうな予感もしますが。いやそれより前に三峡ダム決壊なのか。三峡ダム決壊とドイツ銀行の破綻はtwitter始めた頃から話題になってたような気がしますが、三峡ダム決壊となればドイツ銀行破綻もセットなんですかね。これはあれですな、食料危機の為に氷砂糖を追加で貯めておかねばならぬところでしょうか。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 11:23 PM | comments (0) | trackback (0) |

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