安田均(著)『幻夢年代記』を読む。
安田均(著)『幻夢年代記―コンピュータ・ゲームの世界 Login Books』ビジネスアスキー,1989は、1984~1988年にかけて、某パソコン誌上で海外の(と言ってもほとんど米国の)のコンピュータゲーム事情を伝えた連載の単行本化。ほとんどはAplleII用ゲームの記事だが、徐々にMacintoshやらアミガやらが登場してくる。

ああ懐かしい。ウルティマ最新作の情報なんか、穴があくほど読んだもので、雑誌を捨てるときにそこだけスクラップしたこともあった(すぐ捨てたけど~)。しかし改めて読んでみても新鮮な情報に溢れている。特にボードゲームに関しては、個人的にはD&Dしかプレイしたことがないから、なんだかすごい勉強になった気がした。主にSFやファンタジーの翻訳をしている著者の博学ぶりが凄いというか(ゲームで博学ってのも変だが、広範囲な知識がないと異国のゲームはレヴューできんだろう)、とにかく読んでるだけで見聞が広がる。ゲームそのものに関しても、いろいろと考えさせられる。とくに次々と現れる突拍子もないアイデアのボードゲームは、当時のアメリカ人の想像力やら独創性のすさまじさを改めて実感させらた。D&Dの発明だけでも神的な凄さだが、それ以外にも、どうやったらこんなこと思いつくのかというようなボードゲームが紹介されている。ともかく、D&DからウルティマIVぐらいにかけては、本当にアメリカというものに憧れてた。ウルティマVあたりもまだ開発画面なんかワクワクしながら見てたけど、それ以降AT互換機のハードが急速に発達し始めたあたりからは、見た目は派手になったけど、昔のようなものすごいアイデアの洪水のような雰囲気がなくなってしまった。ゲームしなくなったのもその頃からだった。DOS/Vとかの言葉が賑わって、グリグリ動く3Dのゲームが全盛だった時期は、自分にとってはゲーム空白の時代だった。今もそれらの作品群に未練はない。でも、AppleIIのゲームは今でも実際にやってみたいと思う。だがここで少し話が逸れるが、私の人生経験からすると、たかがゲームと言えど、あるいはパソコン全般にしろ、常に最新の動向に注意して、それをがんがんやっていかないと、なんだかんだで仕事のチャンスを逃してしまうものなのだ。これは公務員以外ならどんな職業でも一緒である。苦い経験から、とりあえず話題になっている新しいWeb上のサービスとか、手当たり次第に試したりとかしているが、一見関係なさそうなゲームだって、同じことだろう。だから、ゲームだって新しいのをやるべきなのだと今は思う。だが、AppleIIや8801やらの8bitの世代まで遡ると、それは古いとか新しいとかの問題ではなくて、もはや古典であると言えよう。古典を学ぶのは、最新の動向をリサーチするのと同じくらい重要である。いや、むしろ基本である。というわけでやはりAppleIIのゲームはやらねばならぬのだ、人間として。


| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 01:55 AM | comments (0) | trackback (0) |










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