ベルトルト・ヒンツ(著)『クラーナハ』パルコ美術新書
ベルトルト・ヒンツ(著)『クラーナハ』パルコ美術新書を読む。

この前読んだ、同じパルコ美術新書の『ボッシュ』に比べるとはるかに読みやすかった。この手の本は、図像の解釈とかに焦点を当てた場合、あまりにもそれが続くと読むのが辛いものだが、『ボッシュ』は新書サイズのモノクロの図版(しかも数が少ない)の上に、文章自体が難解だったので、実はかなり苦痛を伴った読み物だったのだ。まあ、ボッシュは人生そのものが謎だし、作品がああなので、ああいう本になるのは当然だが。クラーナハの場合は逆に伝記的な出来事がかなり重要なので、というより伝記的事実を語るだけでも一冊で足りないような人物だから、美術史門外漢でも自然に読むことができる。多少は歴史に詳しくないと難しいかもしれないけど、多少歴史に詳しい人なら、この本はめちゃめちゃ面白いと感じるに違いない。歴史上の人物がオンパレードだし。。本文中で特に好きな箇所は「宮廷画家の任務は、美術史の研究対象として記録に残るような、宗教画や神話画、肖像画、木版画および銅版画などの枠をはるかに超えるものだった。クラーナハに対して支払われた賃金記録のわずか10パーセントしか、この種の仕事に該当しない。その他に山のような雑多な仕事がもちこまれた。」のあたりですかね。


| 書籍・雑誌・漫画・アニメ::美術 | 08:10 PM | comments (0) | trackback (0) |










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