DVD ブランデンブルク協奏曲 リヒター&ミュンヘン・バッハ管を観る。
個人的にはバッハと言えばリヒター(またはミュンヒンガー)なのだが、最近は人前で堂々とそのようなことを言える状況ではないようで、先日、バッハのCD案内の本を捲ってみたら、全てオリジナル楽器演奏ばかりで、リヒターは過去の演奏家として数行のコメントが載っているだけだった。現在、オリジナル楽器による演奏が主流であることは間違いなく、これからバッハを聴く人もオリジナル楽器での演奏を聴くべきという話だったが。

先日ベームDVDの件で、最初に買ったクラシックの録音が『モーツァルトのすべて』というカセットテープであった話を書いたが、それとほぼ同じ時期に『バッハのすべて』というカセットテープも購入している。モーツァルトを先に買ったのか、バッハを先に買ったのか、細かい前後関係までは思い出せない。ちなみに『ベートーヴェンのすべて』も買っていることは言うまでもないが、それはともかく、このバッハのテープもかなりの回数にわたって再生したのだが、リヒター指揮の演奏も多かったことであろう。

と言っても、バッハ=リヒターと認識しているのは、たぶん自分の年齢層が最後のラインではないかと思う。上述のテープを買ったとき既にオリジナル楽器の演奏家が目まぐるしく活躍しており、リヒターは完全に過去の人だった。というか、死んでた。実はさほど変わらない時期にトン・コープマン演奏するバッハのテープも買っており、むろん、オリジナル楽器などという知識も何もない状態で聴いたのだが、8bitパソコンのFM音源のような音と機械的な演奏により、まるでコンピュータが演ってるみたいだと思ったものである。1、2回しか再生しなかったのだが、この人物のテープだけは買わないように気を付けようと、名前を記憶した。実はこれが最初に覚えた演奏家の名前かもしれない。それから20年近い年数が過ぎ、さまざま曲や演奏を聴いて、本を読んだりして、知識もいくらか蓄えたが、それでも、人の好みというのは、結局変わってないわけか。音楽はときに青春期の悩みの慰めになり、あるいは解答にすらなるかもしれないものであり、自分もリヒターのマタイ受難曲なんかを、平常ならざる心持ちで聴き入ったものだが、これからバッハを聴くという人はガーディナーのCDとか聴くんだろうか。なんかつまんねぇなあとか思うが、それは余計なお世話か。


| 音楽 | 10:21 PM | comments (0) | trackback (0) |










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