DVD リュリ 叙情悲劇《ペルセ》(ペルセウス)
歌劇『ペルセ(ペルセウス)』 ニケ&ターフェルムジーク
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2657146
カナダ、トロント、エルジン劇場 2004年4月28日(ライヴ)

バロック音楽、あるいは西洋音楽通史の本を読むとフランスの箇所で必ず名前が出てくるバロック中期の大家リュリであるけど、現代では滅多に聴く機会がない。しかし、音楽史の本を読んでいたら観てみたくなりもする、というわけで購入した、リュリの歌劇《ペルセ》のDVD(HMVで売っていたリュリのDVDはこれだけ)。

舞台セットは意外とシンプルで、幕が変わっても、どんなシーンでも背景とか変わる様子はないけど、映画『王は踊る』とか映像を観ると、そういう感じだったかもとか思う。ルイ16世の頃の舞台は、これとは比較にならないほど巨大で豪勢だったかもしれないけれど、雲に乗って降りてくる仕掛けなどいかにも当時っぽいところがあって、ああ、こんな感じだったかも、と思わせるところがある。で、本で読んでいた予備知識などと照合すると、フランスのオペラにはバレエが挿入されるっていうのは本でいつも読んでいて、ルイ16世も自ら踊ったとか、ワーグナーもフランスでの公演ではバレエを加えたとかあるけど、本DVDを観てみると確かにバレエっぽいところがある。というか、挿入されているとかそういうレベルじゃなくて、とにかくずっと踊り続けてるんですが。。。あるいは踊るというよりは、回ってるという方がいいか。実写版セーラームーンの戦闘シーンを思い出してしまった。他に気づいたことでは、全体で5幕もあるが、各々は短く、イタリアオペラに比べて話の進行が速い。これはフレンチ叙情悲劇の特徴らしい。また、イタリアオペラはアリアが聴き所でやたら長いが、本作はレチタティーヴォとアリアの境が曖昧で、これもフレンチ叙情悲劇の特徴らしい。歌合戦風のイタリアオペラに比べると、劇としては自然な流れで、踊りと相まって、ミュージカルっぽさがなきにしもあらず。もしかしたら、イタリアオペラより現代人向きかも。あと、叙情悲劇にジャンル分けされているけれども、べつに悲劇的結末になるとは限らないという特徴とも一致してますな。



| 音楽 | 09:57 PM | comments (0) | trackback (0) |










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