子供向けの「はたおり工作キット」を使って機織りの仕組みを学ぶ
亜麻など植物の繊維が糸になるというのは、実際にやってみるまでは不思議なものであるが、糸が布になるというのも体験しないと理解しがたいことである。キャンバスは平織りの亜麻布が多いけれども、「織る」ということをやってみたことがなかったので、何かの話のタネにでもと思って、織機を買ってみた。

ただし、子供用である。
織機で亜麻布を織ってみた。
ナカバヤシ(株)はたおり工作キット。Amazonで1500円くらい

対象年齢6歳以上。
子供用工作キットで学ぼうというのは、お手軽すぎると思われるかもしれないが、立派な織機は、機織りを効率的に行なうための補助的機構が付加されており、機織りの根本的な仕組みを知る上で、かえって邪魔になるので、むしろ子供向けキットの方が、学習に適している可能性がある。例えば、よくテレビの映像などで、立派な織機を使った実演を見る機会は多いと思うけど、あれを見て、機織りの仕組みを直感的に理解はできないだろうと思われる。

中身はこれだけ。
織機で亜麻布を織ってみた。

亜麻糸は手芸店で購入。百均のたこ糸でもいいだろうけど、せっかくなので亜麻でいきたい。
織機で亜麻布を織ってみた。

まず、四角い枠に経糸を張っていく。
織機で亜麻布を織ってみた。

経糸を引き上げたり下げたりする綜絖(そうこう)、あるいはヘドルという部分に、経糸をひっかける。一本おきに。
織機で亜麻布を織ってみた。
勘のいい人なら、この時点で織機の仕組みが理解できるであろう。

緯糸を、杼(ひ)またはシャトルというものに巻いて準備しておく。
織機で亜麻布を織ってみた。

で、ヘドルについた経糸を持ち上げて、持ち上がってない経糸との間に、シャトルで緯糸を通す。
織機で亜麻布を織ってみた。

通した緯糸をクシで真っ直ぐに整える。
織機で亜麻布を織ってみた。

で、今度は、ヘドルを下に下げて、下げてない経糸との間に緯糸を通す。
織機で亜麻布を織ってみた。

延々と繰り返すと、こんな感じになってゆく。
織機で亜麻布を織ってみた。

で、適当なサイズの布ができたところで、経糸を切って、枠から外す。
織機で亜麻布を織ってみた。

亜麻キャンバスが完成。
織機で亜麻布を織ってみた。
緯糸より経糸の間隔が広いので、ちょっと平織りキャンバスっぽくはないけど。。

キャンバスの緯糸と経糸の違いは実はわりと重要であるし、一定の間隔にどれぐらいの本数の糸が存在するかという、布目の粗さも当然重要で、その辺を、実体験付きで学べるから、キャンバスを使う者なら、こんなことも、やってみる価値はあるかと思われる。サイズが小さいから、このレベルの製品で絵画用のキャンバスを自作というわけにはいかないけれど、機織りの仕組みの理解という点では、構造がシンプルな方が望ましく、さらに低予算、短時間で済む作業となるので、なかなかよろしいというのが結論である。

ところで、Amazonには本製品の説明文にて「簡単な構造で編みのもの仕組みが理解できる機織りセットのキッズ用おもちゃです」と書いてあり、メーカーのサイトでも同様の文章だったけど、これは織機なんだから、「編み物」じゃなくて、「織物」ではなかろうか。

| 絵画材料 | 08:24 PM | comments (0) | trackback (0) |










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