鈴木康久(著)『西ゴート王国の遺産―近代スペイン成立への歴史』
鈴木康久(著)『西ゴート王国の遺産―近代スペイン成立への歴史』中公新書を読む。

取り上げたテーマは悪くないのだが、文章が非常に読みにくい。ネット上の各所の書評でも同様の感想を読んだが、実際、読むのが苦痛だった。例えば以下の文章とか、いかがなものだろうか。

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カスティーリャの王は、急激に拡大した領土と、混在する異民族を統治する原則として、西ゴート王国の時代の「裁判法典」の有用性を発見したのである。この法典は、異民族を規律し、婚姻や土地に関する訴訟を解決する原則を提供した。王によって採用され、適用されていった地方特別法は、紛争を解決しただけでなく、キリスト教王国内で共通の法的制度を作り上げ、さらに、王の勅撰による裁判官(アルカルデ)の任命制度を通じて領土を中央集権制度に組み入れる役割を果たした。(P.8)
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何言ってるのかさっぱりわからん。いや、注意して読めば分かるのだが、ろくに説明無し難しい単語が登場したりして、不親切極まりない。こんな文章が延々と続くのである。特にローマ帝国時代に関する文章は酷いと思う。ローマに関する本をよほど読んでいる人には理解できるが、それほどでもない人には何のことやら全くわからないと思われる。

しかし、主役である西ゴート族の話になると、話の流れも生き生きとし始めるので、それ以降は大分楽になり、勉強になった。



| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 01:51 AM | comments (0) | trackback (0) |
五十嵐修(著)『地上の夢 キリスト教帝国 - カール大帝のヨーロッパ』
五十嵐修(著)『地上の夢 キリスト教帝国 - カール大帝のヨーロッパ』講談社選書メチエを読む。

とても読みやすくて超お薦め品である。歴史の教科書に出てくるフランク王国やカール大帝、神聖ローマ帝国に関して理解が深まるであろう。というわけで要約してみる。

フランク王国の最初の王朝「メロヴィング王朝」は英雄クローヴィスから始まり、同家はフランク王国の王を継ぐ家系としてカリスマ的な存在となった。カール大帝の祖父カール・マルテルの時代には、メロヴィング家は実質的な力を失い、替わってカロリング家が重要な官職を世襲、実質的な権力を握っていたが、王朝の交代はなかなか実現できなかった。カールの父ピピンの代において、時のローマ教皇ザカリアスにより、ピピンが王として相応しいという趣旨の手紙がかかれ、教皇による権威付けによって王朝交代が実現し、カロリング王朝が始まる。フランク王国は既にメロヴィング朝のクローヴィスがカトリックに改宗していたが、カロリング王朝はさらにキリスト教との絆が深まり、そして教皇ステファヌスの求めにより、ピピンはローマ周囲を支配するランゴバルド遠征を行なう。ローマ教会は、イコノクラスムに対する見解の相違などから、ビザンツ帝国の支援を期待することができず、、フランク王を頼らざるをえなかった。それまでローマ教皇にとって最も重要な存在はコンスタンティノープルであったが、ピピンの頃からフランク王国との関係が強くなる。ピピンの死後、王国はカールとカールマンの2人の兄弟によって分割統治されるが、すぐに兄弟は対立する。

時間がないのでこの辺で止める。後は買って読んでください。



| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 08:15 PM | comments (0) | trackback (0) |
映画『オデッセイ』を観る。
上映時間 175 分
製作国: アメリカ
制作年: 1997
原作は『イーリアス』に続く、ホメロス作の『オデュッセイア』。英語読みは「オデッセイ」。両作品とも、トロイア戦争を描いた8つの叙事詩のことである叙事詩環の一部であり、作者はホメロスと呼ばれる盲目の詩人と言われるが、ホメロスが何者なのか正確なことはわからない。8つの叙事詩のうち、『イーリアス』は主にアキレウスとアガメムノーンの確執、及びヘクトルの死を描く。『オデュッセイア』はトロイア戦争の後、オデュッセウスがギリシアに帰るまでの物語。残り6つの叙事詩は現存しない。
映画はオデュッセウスがトロイ戦争へ旅立つ場面より始まり、トロイア戦争の顛末が語られる。木馬のシーンでは預言者ラオコーンの横槍により計略がばれかかるが、海神ポセードンがギリシアに味方し、ラオコーンはウミヘビに絡まれて死ぬ。しかし、トロイア落城の後、オデュッセウスは海に向かって暴言を吐き、ポセードンの怒りを買ってギリシアへの帰国を阻まれる。ひとつ目の巨人や、人間を動物に変える魔女、その他の怪物が行く手を阻むが、オデュッセウスに味方する神々の助けもあり、20年の歳月をかけて帰郷する。3時間の大作だが、これ以上短くするのは難しそう。衛星放送用のTV映画だったらしく、フランシス・F・コッポラが製作総指揮を務める。



| 映画 | 10:53 PM | comments (0) | trackback (0) |
三四郎2005を購入。
情報流出等のリスク低減を理由に、Excelの使用頻度を下げようかと思って購入。昔、仕事上の理由から1997年リリースの一太郎officeについていた三四郎を少しだけ使ったことがあり、綺麗な表を簡単に作成できるのでいい感じだと思ったが、その後は全く使わなかった。それから8年、どれぐらい進化しているだろうかと思って期待していたが、ほとんど何も変わってない。当時はいいと思っていた機能も今では霞んで見える。しかし、4000円という値段を考えれば、こんなものだろうか。



| 家電・パソコン | 08:01 PM | comments (0) | trackback (0) |

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