佐藤和正(著)『巡洋艦入門―駿足の機動隊徹底研究』を読む。
佐藤和正(著)『巡洋艦入門―駿足の機動隊徹底研究』光人社NF文庫

軍艦には戦艦、巡洋艦、駆逐艦などの種類があるが、簡単に言えば、最も強力な砲と装甲、大きな船体を備えたのが「戦艦」、「巡洋艦」はそれよりも砲と船体のサイズの小さく、さらに小さいのは「駆逐艦」という感じになる。第一次大戦直後の時代は、「戦艦」の数が最も重要な要素だった。戦艦をはじめとする主力艦の建造競争が激化し、各国の財政を圧迫した。そんななか、第一次大戦の戦勝国間でワシントン軍縮会議が開かれ、参加国の戦艦と空母の保有数(正確には排水量)が条約によって制限された。日本は主力艦の数を米英のそれの6割に抑えられる。当時、東アジアのほとんどは欧米諸国の植民地であり、またアジア進出を狙う米にとって、日本の海軍力が大きくなるのは脅威だった。結果、日本は主力艦の数で米に対抗できなくなった。
条約により主力艦の数が制限されたがために、各国は条約で制限されなかった補助艦艇、基準排水量一万トン以下、砲8インチ以下の軍艦(巡洋艦、駆逐艦、潜水艦等)の開発に力を入れた。排水量1万トンの巡洋艦の開発が盛んになったが、このような条約の制限下で開発された巡洋艦を「条約型巡洋艦」と呼ぶ。とくに日本は数で勝る米海軍に対抗するため、巡洋艦の限られた船体に、出来る限りの戦力を詰め込むよう努力した。詰め込みすぎのための事故も起こったが、この制限の中に持てる技術を最大限に詰め込むという行為の果てに、それまでにない一皮剥けた近代的設計の軍艦が登場した。性能は他国の巡洋艦を凌駕し、美しい艦影は、それまでの艦船が時代遅れのものに見えるほどだった。この強力な巡洋艦は、当然ながら他の国々にとっては脅威であり、ロンドン海軍軍縮会議で日本は補助艦艇も厳しく制限されることになる。巡洋艦は重巡洋艦と軽巡洋艦に分けられ、それぞれに制限が設けられた。やはり日本の巡洋艦数は米国より抑えられ、主力艦に続いて補助艦でも数の上で不利となった。重巡洋艦はすでに残りの枠がなく、日本はまだ残り枠のある軽巡洋艦の開発に取り組み、重巡の性能を持った軽巡洋艦を登場させる。

上の文は私が書いたものなので間違ってるかもしれないが、とりあえず、佐藤和正(著)『巡洋艦入門―駿足の機動隊徹底研究』では日本の巡洋艦開発の流れと、名だたる名艦の数々がわかりやすく紹介されており、軍事物にしては読みやすい本に仕上がっているのでお薦め。これまで戦艦や空母ばかり気にしていたが、ちょっと巡洋艦の方にも開眼した気分になった。



| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 09:12 AM | comments (0) | trackback (0) |
ビデオ『突撃!パッパラ隊』全6巻観了。
ヤフオクでレンタル落ちのビデオ全6巻を入手(送料含めて2千円ちょっと)。これ、何年か前にTV放送されたときに観てたけど、改めて見直してもやはり面白い。凄まじいギャグの連発でありがなが、登場キャラの魅力や各話の話の流れが上手くまとまっていて、「Bクラス漫画の古典的模範作」と評してよいような作品ではなかろうか。今やレンタル店に置いてあることも滅多にないし、DVD化されてもいないので、人目に触れることも少ないかもしれないけれど。
アニメが放送終了した後も、原作の連載ではいいエピソードがたくさんあったので、それらが出てこないのもちょっと残念。しっとマスクが本格的に活動する前に終わったのも惜しまれる。なお、原作はコミック10巻ぐらいからコマ割が破綻しはじめ、最後の方は漫画としての体を成さなくなっていた。。。とりあえず、アニメ全6巻と原作のコミック1〜12巻(それ以降は見ない方が良い)はお薦め作品である。



| 書籍・雑誌・漫画・アニメ::マンガ・アニメ | 07:25 PM | comments (0) | trackback (0) |
PC用スピーカーを購入。
スピーカーなど、オーディオ機器にはほとんど気を遣わない方である。最新の録音ならともなく、フルトヴェングラーとかクナッパーツブッシュを再生させるとなると細かいことなんか既にどうでもいいし、そもそもヘッドフォンを使うことが多いので。と言いつつも、普段、パソコンにはミニコンポを繋いでいるので、巷のPC用スピーカーよりはずっといい音がしているとは思うが。それでもなんとなく、PC用スピーカーも試してみたいと思って買ってみました。クリエイティブメディアのI-TRIGUE 3200。低価格の2.1chスピーカー。市場価格約8000円前後。

スピーカーは2ch、2.1ch、5.1ch等、チャンネル数で分類されていることが多いが、これは接続するスピーカーの数のことで、2chは左右の2つのスピーカーで構成、2.1chはその2つにサブウーファーという重点音を鳴らすデカ重いスピーカーが付く。5.1chは5つのスピーカーにサブウーファーとなっており、ドルビーデジタルサラウンドという規格に対応したDVDなどを観ると臨場感溢れるサウンドが鳴るのだが、私自身は映画を「鑑賞する」という心のゆとりがないのであまり興味はない。唯一ちょっと「鑑賞」してもいいかな、と思う実写版セーラームーンDVDは、ステレオサウンドらしいので、やはり5.1chは関係ない。

I-TRIGUE 3200はこの価格帯の中ではかなり評判の良い品で、各ネットショップでも売上ランクの上位にいるヒット商品。届いた商品をさっそく設置してみると、ミニコンポを使っていた自分には恐ろしくシンプルに見えた。コントローラはメインとBASSのヴォリュームがあるだけで、音の細かい調整が出来ないのが難点。しかし、サウンドカードのいいのが入っていたらPCで調整できるからこんなもんでいいのか。僕のサウンドカードは例によって一番廉価なサウンドブラスターだから、どうにもならんけど。全体の感想としては、正直に言うと、ミニコンポよりも音質があっさりしていて、なおかつ重低音も鳴るので、こっちの方がいいかもしれない。というか、ミニコンポは音が重すぎた。なお、I-TRIGUE 3200はリモコンのところにヘッドフォン端子が付いているので、そこに挿すとヘッドフォンを使うこともできるのだが、ミニコンポみたいに重低音が鳴らないので迫力不足である。ヘッドフォン利用を考えると、やはりミニコンポ無しではマズイのだが。ところで、今回いろいろ試してみたくなって、別の部屋のPCや、TVなど、いろんなところに設置してみたが、スピーカーって、違う部屋に置くと、全然違う音がするんですね。とりあえず、居間のTVに付けた状態が一番良かったので、そこに収まってます。



| 家電・パソコン | 10:30 PM | comments (0) | trackback (0) |

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