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2007,11,05, Monday
GONZOというと、美少女と3DCGのメカが出てくるだけの作品しか作れない制作会社というイメージがあったが、本作はキャラ的な魅力よりもドラマの方に重点が置かれていて、珍しく最後まで見応えがあった。やはりアニメや映画はストーリィを語るものでなければならない。ひきもりがテーマとういう割にはひきこもりに関する描写が甘いと批判されることもあるが、しかし、ひきこもり問題がどうこうということではなく、青春群像みたいなものだと思えば、実にいい話である。一つ一つの描写は一見、特殊な状況を描いているかのように見えて、実は田舎から都会に出てきた者の顛末としてごく普通にあり得る物語である。ここに出てくる悩みも不安も葛藤も、ひきこもりであろうがなかろうが、誰でも共通して経験するものであろうし、一度や二度体験するというものでもなく、それこそ人生の終わりまで何度も繰り返し降りかかってきて、なんとなく解決したように感じこともあるが、結局のところ最期まで逃れられるものではない。「ドラマには起承転結があって、感情の爆発があって、結末があります。僕らの日常は、いつまでもいつまでも薄らぼんやりした不安に満たされているだけです」という山崎のセリフに集約されているような気がする。
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