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.技法書全般」からの続き。


.技法書全般 (1)


管理人 さんのコメント
 (2002/09/12 10:45:33)

TO: miyabyoさん、

はじめまして。
たくさんの文献の紹介ありがとうございます。しかも解説付で。いくつか興味のあるものもあるので、探してみようと思います。
この掲示板はウムラウトなんかが文字化けしちゃうみたいですね。そのうち文字コードのことなど調べてうまく対応できるようにしたいと思います。
ホームページの公開楽しみにしてます。
よろしければフリートーク掲示板で自己紹介などしていってください。


雑誌記事等もよろしく。

管理人 さんのコメント
 (2002/09/15 03:11:43)

これまで、書籍をいろいろ紹介していただいてましたが、雑誌記事、論文等についても、よかったら紹介してください。
「季刊みずゑ」とかに載ってる記事など、知られないままになっているのは、もったいないものもありますし。

基本的に入手は困難だと思いますが、一部の図書館では、記事名、著者名などで雑誌を検索することもできるので、見つけやすいと思います。

紹介してくれる場合は、内容に関するコメントと、該当の雑誌を見つけやすくなるようなヒントを付け加えていただけるとナイスです。
どこどこの図書館にあったとか。
海外の文献でも、もちろん構いません。

引用の範囲内であれば、引用開始と終了を明示して引用してください。
全文掲載には著作権所有者の許可が必要です。


油絵を解剖する

M−O さんのコメント
 (2003/03/15 22:28:11)

油絵を解剖する(NHK出版)を読みました。日本油彩画のはじめを修復家の立場から書かれたものです。
新派(紫派)、旧派(脂派)の技法違いと問題点、原文を引用しての解説等々、日本油性画史を再検討する上で
重要な問題提起がなされています。ぜひ一度お読み下さい。


油彩画の技術

ito さんのコメント
 (2003/04/12 06:53:33 -
E-Mail Web)

はじめまして、この本にでてくる、ビテュームとは、いったいなんですか?教えてください。


ビテュームについて

木村 さんのコメント
 (2003/04/14 01:22:01 -
E-Mail)

itoさんへ
はじめまして木村といいます。

ビテュームとはBitumen、天然のアスファルトことで、瀝青石とも言います。
この顔料は炭化水素化合物です。昔はこの顔料で褐色を製造していました。しかし、問題点があり今ではほとんどメーカーが製造していません。
(少なくとも日本では!)
その問題とは、油溶性であることから下層に使用した場合、上層へ出血(レーキ現象)が生じてしまうのです。
また乾燥性が悪く、耐光性も悪いため画面がちぢれ、ひびなどが起こる原因にもなります。
画面全体がこの出血によりくすんでしまったために、修復しても手遅れになった作品が数知れずあるくらいです。
ラングレは、この乱用について警告しているのと同時に、絵具の安易な混色・塗り重ねに警告しているということですね。
資料としては興味があるので、手もとに一つ欲しいですが、私は、使う気はしないですね。

こんな感じでどうでしょうかitosさん!




はじめまして

アキ さんのコメント
 (2003/05/03 01:29:30)

「油絵を解剖する」(NHK出版)
私も読みました。とても面白い。
自分は古典画法に興味があるのですが、まだまだ
初心者ですので、分からないことばかりです・・・
下書きにアクリルを使うと、やはり上に塗る油絵の具の固着の仕方は違うのですか?

「油絵を解剖する」ではペトロールなどを使うと絵の具の固着力が弱くなるそうですが、その上にリンシードオイルを使えば、強固な絵肌ができますでしょうか?


オストワルトの技法書

K さんのコメント
 (2003/05/18 16:14:19)

実物を見たことがないのでどの程度の技法書なのか良くわかりませんが、化学者のオストワルト(またはオストヴァルト)が20世紀初頭に絵画材料の組成、技法書を書いたらしいです。オストワルト自身も幼少より絵を描き、研究の傍らレンバッハ(ビスマルクの肖像で有名)らのミュンヘンの画家と交流があったと伝えられています。デルナーに見られるような絵画材料、組成の科学的な技法書のはしりはオストワルトにまでさかのぼるのではないかと思います。
書名は、Malerbriefe: Beitrage zur Theorie und Praxis der Malerei (S. Hirzel, Leipzig 1904 [英訳] Letters to a painter on the theory and practice of painting / Ginn & Co., Boston 1907)です。
デルナーの本でもオストワルトについていくつか言及がされています。画材の化学的解説についてはほめられていますが、彼の色彩理論については否定的に扱われています。


マッセイ

沙羅ゐ さんのコメント
 (2004/04/25 19:54:27)

ロバートマッセイの画家のために処方箋です。

全体的に古典的な処方が多いようです。

メディウムなど、樹脂の割合がかなり多い処方が多い。

ほかにも蝋がらみの処方も多く載っています


ルーベンスの技法書

ponto さんのコメント
 (2004/05/12 07:09:15 -
E-Mail)

こんにちは。ルーベンス、ファンアイクの技法書で、主に地とメディウムについて詳しく載っている本がありましたら教えてください。日本語ならもちろんよいのですが、英語、イタリア語でも構いません、できれば修復後の報告などに基づいた物がいいのですが。又、ロンドンナショナルギャラリーの報告の本は、どこか日本の図書館等で閲覧可能でしょうか?御存知でしたら教えてください。よろしくお願いします。


RE:ルーベンスの技法書

管理人 さんのコメント
 (2004/05/21 00:00:14)

pontoさん、こんにちは。

ルーベンスでしたら、既にmiyabyoさんの過去のレスの中にかなり詳しく書かれていると思うのですが、読まれましたでしょうか。ルーベンス・スレッドもあるので、そちらを読んでみてください。

>ロンドンナショナルギャラリーの報告の本は、どこか日本の図書館等で閲覧可能でしょうか?

東京芸大の図書館にあるようです。普通の図書館に置いているのを見たことはありません。近くの文系か美大の図書館を検索するといいと思いますよ。

でも、ルーベンスの巻ならまだ入手できると思いますので、買った方が早いような気がします。


ponto さんのコメント
 (2004/05/23 19:40:39)

こんにちはお返事ありがとうございます。
今イタリアで絵画の修復の勉強をしていて、
主に教会の絵画のコピー、肖像画〔16-18世紀の油絵〕の修復をしてます。100,200年前の絵画の状況は、想像していたよりも、かなり悲惨な状態で持ち込まれます。実際修復してみると、技法よりも、保存されていた環境の悪さの方が目につきます。当時から名画とされ大事にされていた物とはまた違う状況なので、技法がどうのという問題とは違ってきますが、時間がたった手織りの麻布や、板の支持体を直接見ると、こうなってしまうのかと、自分の下地準備にも気を使うようになりました。
ほんの件どうも有り難うございます。買ったほうが早そうですね。
管理にさんの本

テオフィルス「さまざまの技能について」森洋訳

はwebcatで検索すれば、かなりの数の大学の図書館にあることが分かりました。

森田恒之訳「シュトラスブルク手稿」は残念ながら見つけられませんでしたが。


管理人 さんのコメント
 (2004/05/24 01:45:37)

ponto さんへ

イタリアにいらっしゃるのですか。ちなみに、ルーベンスの本っていうのは、technical Bulletin Vol.20のことですよね。

> 100,200年前の絵画の状況は、想像していたよりも、かなり悲惨な状態で持ち込まれます。

おお、なるほど。やはりイタリアの画家の絵が多いのでしょうか。私も一応、悪い環境である程度耐えられるように、と願いつつ地塗りをしていますが、なかなか難しいですよね。

イタリアのどの街で勉強してるんですか?
良かったらイタリアの画材店とか教えてください。顔料とかいっぱいあるところが知りたいです。

おかげさまで、テオフィルス「さまざまの技能について」は、だいぶ前の書き込みだったので、既に入手して手元に置いてあります。絶版だとばかり思ってたんですが、普通にまだ売っているようで。でも、古本屋で安いのを買いましたが。

森田恒之訳「シュトラスブルク手稿」というのは存在していたのかどうかすらあやしくなってきました。何かの本の参考文献で見たのだと思いますが。単行本ではなくて雑誌に掲載された記事かもしれません。あるいは「マイエルヌ手記」と勘違いしていた可能性も大です。
「シュトラスブルク手稿」は結局、abebooks.comで英語版を注文して、まあ、それでいいだろうと終わりにしました。


ponto さんのコメント
 (2004/05/24 02:33:46)

>おお、なるほど。やはりイタリアの画家の絵が多いのでしょうか
いいえ。残念ながら、私のような始めたばかりの物が触らしてもらえるのは、名前も知られていないような、職人肖像画家と思われる人びとが描いた物です。絵画の技術的にも、絵画的にも鑑賞に堪えられるような精神性を備えた物は、おそらくこれからも私や、学校にさえなかなか回ってこないでしょう。それでも技術的な構造が、整理されてきて勉強になっています。
画材店のことですが、主に私が行っているのはレスタウロの専門店です。
ボローニャ石膏1K、200円、ムードン1K、250円、ボーロ100g200円、兎膠1K、250円などは、質にもよるでしょうがおそらく日本の8‐10分の1ほどの値段で手に入ります。顔料はフィレンツェに有名なzecchiがあるようですが、行ったことがありません。こちらのホームページで知った。ケルマーの顔料を扱っているようですね。イタリアは有色顔料は高いです。日本では見たことがない樹脂も、黄金テンペラの道具も、こちらでは比較的安く手に入ります。一応住所を載せておきます。
基本的に土日はお休みです。ちなみにローマです
C.P.R centro prodotti restauro
via,D、silveri,2 00165 roma
tel 06632704
とても分かりにくいお店です。住所が分かり次第画材店の方もお載せます。


管理人 さんのコメント
 (2004/05/25 00:56:58)

> 残念ながら、私のような始めたばかりの物が触らしてもらえるのは、名前も知られていないような、
> 職人肖像画家と思われる人びとが描いた物です。絵画の技術的にも、絵画的にも鑑賞に堪えられる
> ような精神性を備えた物は、おそらくこれからも私や、学校にさえなかなか回ってこないでしょう。

いえ、名画とかじゃなくて、普通の絵の修復の仕事も大事だなと最近よく思うので、イタリアで普通の絵がどのように修復されているのか興味があります。有名な画家の修復の本はわりとたくさんありますが、話題にならないような絵についてもっと話ができればと思っていたところでした。
pontoさんのところでは、どのような人がどのようなルートで絵を持ち込まれるのでしょうか?

ムードン1K、250円に兎膠1K、250円とは羨ましいですが、日本だと何故か道具類まで馬鹿みたいに高いことがありますよね。使う人が少ないということもあるかもしれませんが。

ローマですか。レスタウロの専門店とは、ちょっと入るのに勇気が要りますが、是非行ってみたいと思います。画材店の方も期待しております。


絵画技術全書

沙羅ゐ さんのコメント
 (2004/05/25 18:56:19)

絵画技術全書で、わからない材料がありました。

ザポンラック(ニトロセルロースアラッカーであること)

コバルトワニス

あと泥石灰や石灰粥ナド良くわからない状態の表記があります
どなたか情報お願いします。


訂正ですが

ponto さんのコメント
 (2004/05/25 23:15:25)

ウサギ膠は1K250円ではなく、750円の間違いです
お騒がせしました。
レスタウロ専門店
I.M.A.R. Italia srl

Via Vetulonia 6 - 00183 - Roma
tel.: 06 77591764
fax: 06 77456165
このお店は、一番安いと思いますが。
レスタウロ専門店は、御指摘のとうり入りづらいかと思われます。特にこのお店はブザーを鳴らして外の鍵を開けてもらい、店のドアまで入っていかなくてはなりません。看板などはなく、標識に社名が記載されているだけです。店内は、問屋さんといった風情で、殺風景です。もちろん普通の日本人のお客さんにも売ってくれます。マニラコパールなどが500g確か1000円ぐらいで売ってます。ないときもあります。標本用に買って見ましたが、ほんとに普通には解けないものですね。
基本的に値段表記はどの店も乏しくいちいち定員に聞かなくてはなりません。このお店は内税ですが、さきにあげたC.P.Rは外税20%とられます。
品揃えは、C.P.Rの方がよいです。

画材店

poggi
:Via del Gesù n.74/75--angolo Via Pie’ di Marmo n.38/39 (Pantheon) - 00186 - Roma -Tel. 06.679.36.74 Tel. Fax. 06.678.44.77

arte3
Via Del Fiume 3a - 00186 ROMA Tel/Fax 06.3219240
両方とも私がよく行くチェントロのお店ですが、
皆さんのように、下地から作るという方には、少し物足りなく感じられるかもしれません。
どちらも、有色顔料がおいてはありますが、美術系の学生のためや、一般の方むけのお店と考えられた方がよろしいかと思います。
私から見ると、期待して店を訪れるのは、おすすめしません。見て楽しむというよりも、いる物を買いに行く目的で行かれれば、それなりに安いものがあるので、目的は果たせたなという感じになられるのではないでしょうか。
私はフィレンツェの画材やさんには一店しか行ったことはありませんが、物足りない気はしました。ミュンヘンに行くときに、ケルマーのお店をのぞくのを楽しみしているところです。


保存修復報告書から見たルーベンスとファン・エイク

miyabyo さんのコメント
 (2004/05/26 02:34:32 -
E-Mail)

管理人さん、久しぶりです。
pontoさん、始めまして。


どういった方なのか、どのような目的で文献をお探しになっているのか、最初の文面では推し量れず、看過しておりましたが、イタリアで保存修復の勉強中とのこと。エールのつもりで、私が所持している文献より関連したものを少しお知らせしておきましょう(但し○印は未見)。

実は今でも個人的に文献の問い合わせのメールを頂くことがありますが、その中で最も多いのが、ファン・エイクとルーベンスです(ハンドル名と必要な文献リストだけといった方には、一切お応えしておりません)。

まず、次の書を読むことを薦めます。そのあとで、以下のファン・エイク及びルーベンスで挙げた書に当たるとよいかもしれません。

●Erma Hermens (Editor), Looking Through Paintings, The Study of Painting Techniques and Materials in Support of Art Historical Research, Archetype Pub., 1998.


日本語以外に、英語、伊語でもO.K.とのことですが、二人とも北方の画家であることもあって、英語を除けば、オランダ語、仏語、独語に良い論文や報告書があります(この二人に関する伊語の良い報告書は残念ながら絶望的)。一部目次を添えておきます。また、年代の古いものは、科学性に乏しいものも含まれます。

≪ルーベンス関連≫
●“La Descente de croix de Rubens. Etude préalable au traitement”, Bulletin de l’ Institut Royal du Patrimoine Artistique, vol. V, Bruxelles, 1962
  大題「ルーベンス作《十字架降下》 修復にあたっての予備調査」ベルギー王立文化財研究所の報告書。以下その内訳
 Coremans, P.“Le problème(問題点)”, pp. 7-16
Verhaegen, N. “Iconographie(図像学)”, pp. 17-26
Van den Nieuwenhuizen, J. “Histoire matérielle(史的資料)”, pp. 27-85
Philippot, A. / P. “Examen stylistique(画風の研究)”, pp. 86-95
Coremans, P. / Marijnissen, R. “Etat de Conservation(保存状態)”, pp. 96-118
Coremans, P. / Thissen, J. “Composition et structure des couches originales(オリジナル層の組成と構造)”, pp. 119-127
Lefève, R. “Les supports(支持材)”, pp. 128-145
Sneyers, R. V. “Les cadres(額)”, pp. 146-148
Thomas Goorieckx, D. “(Les vis du support支持材の釘)”, pp. 149-153
Elskens, I “L’ enduit au goudron de bois(木タール塗料)”, pp. 154-161
Lefève, R. “Le climat(気候)”, pp. 162-166
Sneyers, R. V. “(Manutention et propositions de présentation管理及び陳列の提案)”, pp. 167-171

●“Rubens’ s The Gerbier Family”, Studies in the History of Art, National Gallery of Art, Washington, DC., 1973
 Stechow, Wolfgang, “Peter Paul Rubens’ s Deborah Kip, Wife of Sir Balthasar Gerbier, and Her Children”, pp. 7-22
 Whitfield, Clovis, “Balthasar Gerbier, Rubens, and George Vertue”, pp. 23-31
 Buck, R.,“Rubens’ s The Gerbier Family: Examination and Treatment”, pp. 32-53
 Feller, Robert L., “Rubens: Technical Examination of the Pigments and Paint Layers”, pp. 54-74
 Keisch, Bernard / Callahan, Robert C., “Rubens: Investigation by Lead Isotope Mass”, pp.75-78
 
●Martin, Gregory,“The Flemish School 1600-1900”,National Gallery Catalogues, pp. 105-233, London, 1970(再販1986)
 これは、いわゆる図録集ではない。ロンドン・ナショナルギャラリー所蔵の画家別作品の来歴及び保存状況、また修復時に調査された画家の使用した材料や技法に関する情報を含む。

●Sonnenbung, H. von,“Rubens’ Bildaufbau und Technik: Bildträger, Grundierung und Vorskizzierung”, Maltecnik/Restauro, band.85, Nr.2, pp. 77-100, München, 1979
 ルーベンスの技法に関する本格的な論文。

●Sonnenbung, H. von,“Peter Paul Rubens’《Meleager und Atalante》”,Maltecnik/Restauro, band.85, Nr.2, pp. 101-112, München, 1979

●Sonnenbung, H. von,“Rubens’ Bildaufbau und Technik:供,Maltecnik/Restauro, Band.85, Nr.3, pp. 181-203, München, 1979
 ルーベンスの技法に関する本格的な論文の続編。

●Brown, C. / Reeve, A. / Wyld, M.,“Rubens’ ‘The Watering Place’”, National Gallery Technical Bulletin, vol.6, pp.27-39, London, 1982

●R. H. Marynissen / J. Grosemans,“Twee specifieke paneelproblemen. De Johannes de Doper van het Lam Gods en Rubens’ Kruisoprichting”, Bulletin XIX, Institut Royal du Patrimoine Artistique Koninklijk Institut voor het Kunstpatrimonium, 1982-3.

●Plesters, J.,“’Samson and Delilah’: Rubens and the Art and Craft of Painting on Panel”, National Gallery Technical Bulletin, vol.7, pp.30-49, London, 1983 

●Alpers, Svetlana,“The Making of Rubens”, Yale Univ. Press, New Haven & London, 1985
 特に風景画に焦点を当てている

●Peter Paul Rubens’s Elevation of the Cross. Study, Examination and Treatment, Bulletin XXIV, Institut Royal du Patrimoine Artistique Koninklijk Institut voor het Kunstpatrimonium, 1992
 『ペテル・パウロ・ルーベンスの十字架昇架 研究・分析・処置』これは全文英語
. Editorial Ten geleide (p. 7)
Origins and Preliminary Stages of the Project L. Masschelein-Kleiner (pp. 9-12)
The Elevation of the Cross in Rubens’s Work. F. Baudouin (pp. 13-32)
Former Restorations and Preliminary Reports from 1627 to 1946.  R. Guislain-Wittermarin andJ. Folie (pp. 33-54)
Materials and Techniques.
The Structure of the Supports. J. Vynckier (pp. 55-57)
The Construction of the Panels. J.-A. Glatigny (pp. 57-61)
Dendrochronological Dating of the Wings. J. Vynckier (pp. 61-63)
Composition and Structure of the Paint Layers L. Kockaert (pp. 63-77)
The Binding Media M.VanBos (pp. 78-82)
Organic Lakes J. Wouters (p. 82)
Condition before Treatment
The Supports J. Vynckier and M. Van Bos (pp. 83-86)
The Paint Layer N. Goetghebeur and R. Guislain-Wittermaun (pp. 87-96)
Restoration N. Goetghebeur, R. Guislain-Wittermaun and L. Masschelein-Kleiner (pp. 97-118)
Painting Technique N. Goetghebeur, R. Guislain-Wittermann and L. Masschelein-Kleiner (pp. 119-160)
From the Elevation of Cross to the Descent from the Cross
A Comparison of Styles F. Baudouin (pp. 161-170)
The Colours L. Masschelein-Kleiner (pp. 170-176)
The Paint Layers of the Descent from the Cross L. Kockaert (pp. 177-178)
The Binding Media of the Descent from the Cross M. Van Bos (pp. 178-181)

●Robuns, Luc,“La Conversion de Saint Bavon de Pierre Paul Rubens Étude, Examin et Traitment”, Bulletin XXVIII, Institut Royal du Patrimoine Artistique Koninklijk Institut voor het Kunstpatrimonium, 2000, pp. 123-140. 『ペテル・パウロ・ルーベンスの十字架昇架 研究・分析・処置』

●“Painting in Antwerp and London: Rubens and Van Dyck”, National Gallery Technical Bulletin, vol. 20, 2000 特に以下の3論文を参照
 Kerby, Jo,“The Painter’s Trade in the Seventeenth Century: Theory and Practice”,pp. 5-49.
 Roy, Ashok,“Rubens’s‘Peace and War’”, pp. 89-95.
 Keith, Larry,“The Rubens Studio and the Drunken Silenus supported by Satyrs”, pp. 96-104.

●Ciatti, Marco (cura di), ‘Rubens agli Uffizi. Il restairo delle“Storie di Enrico IV”’, Edifir Edizioni Firenze, 2001. 『ウフィツィ収蔵ルーベンス作《エンリコ4世の歴史画》の修復』
 ルーベンスがイタリアに滞在中に描いたカンヴァス画。


≪ファン・エイク関連≫
○Mérimée, Jean François Léonor, “The Art of Painting in Oil and in Fresco: being a History of the Various Processes and Materials Employed, from its discovery, by Hubert and John Van Dyck, to the Present Time”, Whittaker & Co., London, 1839. xliv+371pp.

●De Wild, A. Martin,“The Scientific Examination of Pictures: An Investigation of the Pigments used the Dutch and Flemish Masters from the Brothers Van Eyck to the Middle of the 19th Century”, G. Bell & Sons, London, 1929. xv+106pp.
 『絵画の科学的調査:オランダとフランドルのファン・エイク兄弟から19世紀中葉までの巨匠たちが使用した顔料の調査』 

○Ziloty, Alexandre,“La découverte de Jean Van Eyck et l’evolution du procédé de la peinture à l’huile du moyen âge à nos jours”, Paris, 1941(ICCROMでは1947)
 第1部でアレクサンドロ・ジロティは様々の手稿を検討してファン・エイクの絵画技法を明らかにし、可能な仮説について議論している。第2部では、15〜20世紀の絵画におけるファン・エイクの技術の改良を述べている。

○Coremans, P. & A.Janssens de Bisthoven,“Van Eyck: The adoration of the mystic lamb”, Amst. & Anvers, 1948. pp. 209. 『ファン・エイク 神秘の仔羊の祭壇』

●Coremans, P. / Gettens, R. J. / Thissen, J.,“La Technique des 》Primitifs Flamans《,供, Studies in Conservation, vol.1, pp.1-29 (1952) 機ソ、供T.H.ボウツ作『聖秘蹟祭壇画』 この論文は、1951〜52年にかけて実施された調査及び修復に関する報告書。

●Coremans, P.,“La Technique des 》Primitifs Flamans《掘, Studies in Conservation, vol.1, pp.145-161(1954) 掘ゥ侫.鵝Ε┘ぅ兄弟作『神秘の仔羊』
 水性下地の上に膠と油による絶縁層を施してから水性絵具で下描きし、その上に「乾性油+χ」の油絵具で絵画層を描いたとしている。ファン・エイク兄弟の使用した画材や技法を知るうえで初期の最重要論文。

●Vavies, Martin,“The Early Netherlamdish School”, National Gallery Catalogues, pp. 49-55, London, 3rd edition,1968 (1987)
 これは、いわゆる図録集ではない。ロンドン・ナショナルギャラリー所蔵の画家別作品の来歴及び保存状況、さらに修復時に調査された画家の使用した材料や技法に関する情報が含まれる。

●Van Asperen de Boor, J. R. J.,“On A Rational Aspect of Van Eyck’ s Painting Technique”, Studies in Conservation, Vol. 18, pp. 93-95 (1973)
○Dhanens, Elisabeth (Author), "Bijdrage tot de studie van de repentirs en oude overschilderingen op het Lam-Godstretabel van Hubert en Jan van Eyck" Inst. Roy Patrimoine Artistique, Bull. Miscellanea in Memoriam Paul Coremans 1908-1965, Vol.15 (1975) Pp.110-118

●Kockaert, Leopold; Verrier, Monique (Author), "Application des colorations a l'identification des liants de Van Eyck" Bulletin (Institut Royal du Patrimoine Artistique) = Bulletin (Koninklijk Instituut voor het Kunstpatrimonium), Vol.17 (1978) Pp.122-127
 ファン・エイクの絵具展色材の同定における染色の適用

●Brinkman, Pim W.F.; Kockaert, Leopold; Maes, Luc; Masschelein-Kleiner, Liliane; Robaszynski, Francis; Thielen, Evert (Author), “Het Lam Godsretabel van Van Eyck. Een heronderzoek naar de materialen en schildermethoden. 1. De plamuur, de isolatielaag, de tekening en de grondtonen”, Bulletin Institut Royal du Patrimoine Artistique/Koninklijk Instituut voor het Kunstpatrimonium, No.20 (1985) Pp.137-166
 『ファン・エイクのポリプティ−ク《神秘の仔羊》:材料と絵画技法の新調査 1.下塗り、絶縁層、下描き、下地層』

●Brinkman, Pim W.F.; Kockaert, Leopold; Maes, Luc; Thielen, Evert M.M.; Wouters, Jan (Author), “Het Lam Godsretabel van van Eyck. Een heronderzoek naar de materialen en schildermethoden, 2. De hoofdkleuren Blauw, groen, geel en rood”, Bulletin (Institut royal du patrimoine artistique) = Bulletin (Koninklijk Instituut voor het Kunstpatrimonium), Vol.22 (1988) Pp.26-50
 『ファン・エイクのポリプティ−ク《神秘の仔羊》:材料と絵画技法の新調査 2.主要絵具:青、緑、黄、赤』

●Billinge, Rachel / Cambell, Lorne,“The Infra-Red Reflectograms of Jan Van Eyck’s Portrait of Giovanni? Amolfini and his Wife Giovanna Cenami?”,National Gallery Technical Bulletin, vol. 16, pp. 47-60, London, 1995.

○Hall, Edwin,“The Arnolfini Betrothal: Medieval Marriage and the Enigma of Van Eyck’s Double Portrait”, University of California Press, Berkeley / Los Angeles / London, 1994.

●Bellinge, Rachel / Campbell, Lome,“The Infra-Red Reflectograms of Jan van Eyck’s portrait of Giovanni? Amolfini and his wife Giovanna Cenami?”, National Gallery Technical Bulletin, vol. 16, (1995) pp. 47-60.

●Asperen de Boer, J. R. J. / Rishel, Joseph J.,“Jan van Eyck: Two Paintings of Saint Francis Receiving the Stigmata”, Philadelphia Museum of Art, 1997.

○Whitney, William,“Quelle place donner à l’étude des techniques picturales dans la conservation - restauration des biens culturels? Le cas des dessins sous-jacent de Van Eyck”, Conservation restauration des biens culturels, No. 10, pp. 41-45, 1997.

●Jozef Vynckiner“Dendrochronologisch onderzoek van enkele panelen uit van Eyck’s retable van het Lam Gods / Analyse dendrochronologique de quelques panneaux du retable de l’Agneau mystique de Van Eyck”, Bulletin XXVIII, Institut Royal du Patrimoine Artistique Koninklijk Institut voor het Kunstpatrimonium, 1999/2000, pp. 237-242.

●F. Susan / D. Cool / S. Jones (editer), Investigating Jan Van Eyck, Brepols, 2000.
 多くの修復報告書を通じて絵を分析し、ファン・エイクの制作方法などを探っています。


短信
高松塚古墳と顔料ラピスラズリの件
現時点での私の感想を「修復家の集い」の方に載せています。



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