油絵具の白についての動画
油絵具の白について鳥越さんと二人で大いに解説する動画を作成しました。
まず、第1弾は油彩画の代表的な白である、シルバーホワイト、ジンクホワイト、チタニウムホワイトなどの違いについて語っています。

ホワイト、特に鉛白については語り出すとキリがないのですが、2年ほど前に一度収録してみたものの、あまりにも取り留めのない感じなってしまったので、公開はしないことにした経緯がありましたが、今回はホワイトの基本を優しく説明しようと申し合わせて撮ったものの、ちょっと難しくなったので、リテイクして現状のようになりました。

そして続いて第2弾

国内絵具メーカーの油彩用ホワイトの中身(組成)を検証します。鳥越さん制作の一覧表を眺めつつ、各社のホワイト絵具がどのような顔料、及び展色材を試用しているか確認します。ただし、国内メーカーの絵具はほとんど絵具名と組成が一緒で有り、たいへんわかりやすい状況となっております。名称通りということを確認するかのような動画となっております。

第3弾

海外絵具メーカーのホワイトの中身について、鳥越さんが一覧表を見ながら解説します。海外メーカーのホワイト絵具の名前はほぼ慣例名となっており、もはや顔料とは何の関係もない状況なので、こちらの一覧表はたいへん有用かと思われます。シルバーホワイトという名称自体が日本独特のものらしく、欧州ではフレークホワイトやクレムニッツホワイトなどの名称が一般的なのですが、中身がなんであるかは全くわからないというか、ほとんど法則性もありません。また、今回の表も数年後には全く通用しなくなっているかもしれません。

もっとも、本ブログを閲覧の皆様方におかれましては、この辺の知識は既にお持ちの方も多々おられるかとは思いますが、本動画群はさらなる野望である、スタック法鉛白の製法についての動画の序章でもあり、この後にいろいろと続く予定なのですが、うまく続くかどうかはなかなか不安なところです。

| 絵画材料 | 10:57 PM | comments (0) | trackback (0) |
染料系顔料について語るシリーズ、黄色編
染料系顔料について語るシリーズですが、今回は黄色染料について語ってみました。

と言いたいところなのですが、なぜか途中で鉱物系の黄色顔料の話を長々としてしまっておりますが、それはまぁ、そんなもんだと思ってください。




| 絵画材料 | 10:18 PM | comments (0) | trackback (0) |
画家鳥越一穂氏の作品届く
画家鳥越一穂氏の作品が届きました。
鳥越一穂氏、および作品等について詳細は下記を参照ください。
http://torigoeart.wixsite.com/medici

今回はM10ということで、これまでのたぶん巡回している作品の中では大きなサイズかと思われます。
さっそく設置してみました。
鳥越一穂作品

いろいろと聞きたいことも多かったので、せっかくですから、作者に語ってもらいつつ動画にしてみようということになり、以下の動画を作成するに至りました。よかったらご覧ください。
まずはモチーフについてです。

非常にモチーフの多い作品で、西洋絵画、とくにバロック期あたりの静物画を見慣れていると、けっこう馴染みのあるモチーフが多々出てきます。テーブル中央には蟹、これはやはり西洋の静物画にはよく見かけるモチーフでもっと大きくデカデカと描かれていることもあります。蟹、魚などは私も取り組んでみたいモチーフです。もっとも、一般的日本人、というか別に西洋人でも、現代ではどれくらい共感を得られるか、言い換えれば、売上に繋がるか、という点は心配なところがありますが、作者本人に聞いたところでは、やはり売りにくい要素だとのころでした。その他、各モチーフについて語って頂いております。

次は技法面です。

作品の表面はとても綺麗です。おそらくはきちんと油、樹脂等のメディウムを追加しつつ描画し、仕上げニスも塗布してあり、油絵らしい艶やかな画面となっています。キャンバスから制作工程などについて語って頂きました。

| 絵画材料 | 10:00 PM | comments (0) | trackback (0) |
天然染料系の顔料について語る動画 その1 赤
今年は染料系顔料について、とくに天然染料について追求してゆきたいかなと思っております。いろいろ思うところありまして。まずは赤系の染料について動画を撮ってみました、鳥越さんと。
まずは赤編の第1弾ですが、とりあえずは、色材を紹介しつつ、それとなく、染料の使い方を述べたりしています。

本動画では主にマダーについて述べています。これも育て安い植物なので、いつかは再び植えてみたいところです。ニホンアカネ、セイヨウアカネなどを植えてみたことがありますが、試しに植えてみた程度であり、まだまだ人に語るほどではないなというところではあるのですが。

さて、ここで染料系の色材について語りますが、そもそも合成、天然問わず、レーキ顔料というのは褪せやすかったり、ブリード現象を起すなどして、機能的にはあまり優れておらず、派手な色などで高価な無機顔料が使えない場合に使用する的なネガティブなイメージを、かつての私は抱いておりまして、それに私が読み始めた頃の材料書などにも、そのように解説されていることが多かったと思います。実際やや年数の経った技法書を見るとその辺の注意が書かれてあると思います。また、実際、安い絵具には褪せやすいものが多くありました。合成染料については、現在は耐光性はかなり改善されていて、時代が変わった感がありますが、天然のものしかなかった昔の画家はなおさら苦労したのでは。選択肢がなくて仕方なく使っていたのでは、というふうに思っていたわけです。けれども、Daniel V. Thompson の The Materials and Techniques of Medieval Painting こちらを読んでいるうちに、天然染料についての奥深い世界をチラッと垣間見て、強い関心を持つようになり、しばらくは草木染めなどにはまっていたこともあったのですが、その辺はずっと当ブログに書いてきた通りです。

赤色編 第2弾

主に蘇芳について紹介しています。蘇芳といいますが、赤い染料の採れる木についてなのですが、厳密にはいろいろ種類があるようで、そのうち確認する時間があったらいいのですが、今はまだ時間がありません。木の種類や色の名称、歴史的経緯などについて確認したいところなのですが、マダーやコチニールと比較すると褪せやすいという欠点があり、現代の絵画に使うには難在りということもあって、ここは冷静にスルーするべきであるかと。というわけで、少々粗のある解説動画になってしましたが、いろいろ課題が見えてきたような気はします。オマケ的にドラゴンズブラッドも紹介しています。絵画用途に向いているかどうかはわかりませんが、これは触れずにおれないところです。数年前、絵具メーカークサカベさんの工場見学に行ったときも、なぜかドラゴンズブラッドを見せてもらいましたので、やはりこれは見せないといけないものなのかと思います。

赤色編 第3弾

全編コチニールについて語っています。実は動画の方はかなりあっさり触れているだけで、本当は語り出したら切りがないわけですが、それは実際の使用や、染料の顔料化などについて触れる際に再び詳しく述べてみたいところです。実は顔料化等についても動画化してゆきたいのですが、なかなか体力が。どこまでできるかわかりませんが、よろしくお願い致します。

| 絵画材料 | 12:00 AM | comments (0) | trackback (0) |
ウェルドとローズマダーのサンプルを頂きました。
昨年末頃、ウェルドの顔料を見て感激した話を書きましたが、少量ですがサンプルを頂きました。

ウェルドとローズマダーです。
ウェルド、ローズマダー

天然染料系の色材についてもっと関心が高まればとずっと思っていたので、今年はこれらが盛り上がるようにいろいろ試みていく年にしたいかと思っております。現在、鳥越氏と動画を撮ろうと検討中ですが、まだしばらくかかると思います。この度頂いたサンプルを一通りの媒材で試塗してみたいと思います。おそらくは鳥越さんが油彩技法方面で、私は中世美術的な観点で探求してゆくと思われます。

ついでですが、こちらは、かつて絵具屋三吉様(http://www.sankichi.com/)より購入したコチニール顔料です。
コチニール
現在は価格が上がっていて買うのに勇気がいりますが、これもまた素晴らしい色です。
ウェルドの方も販売は絵具屋三吉にて取り扱っている模様です。

セイヨウアカネに関しては以前植えてみたことがあり、動画も公開しておりますが

いまいち不満な出来映えなので改めてやってみたい気もするけれども、原材料としては元々入手しやすいものなので、自分でやらなくてもいいかな、という気もしています。

また、今年はルーベンス展もあるそうで、バロック絵画が盛り上がりそうな予感がしますが、それを意識していたつもりは全くありませんが、バロック芸術に関する動画を鳥越さんと収録しており、近いうちに公開できるかと思います。

| 絵画材料 | 11:01 PM | comments (0) | trackback (0) |

↑上に戻る↑  : 古い記事>>
累計
本日、昨日 集計結果
  
■NEW ENTRIES■
■RECENT COMMENTS■
■RECENT TRACKBACK■
  • 昔のキャンバスの木枠は意外とシンプルだったのか?
■CATEGORIES■
■ARCHIVES■
■PROFILE■
■POWERED BY■
BLOGN(ぶろぐん)
BLOGNPLUS(ぶろぐん+)
■OTHER■
■LOGIN■
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
PASSWORD: