国立西洋美術館「ルーベンス展-バロックの誕生」を観る
5時に起床、車で八乙女駅まで、地下鉄で仙台まで、新幹線で上野へ。なんと、ほとんど何も持たず、手ぶらで。普段来ているスーツに、ポケットに文庫本だけ入れて出かけたわけですが、スマホの性能が上がって、複数のデバイスを持ち歩かなくてよくなったというのもあります。上野に着いてから国立西洋美術館「ルーベンス展-バロックの誕生」を観る。あまり下調べしていなかったのだけれども、ルーベンスのイタリア時代を中心にした展示でした。実は最近、ルーベンスについて語るという動画を鳥越さんと収録しているのですが、現在はイタリアでルーベンスの行動についてあれこれ話すというのを収録したところなので、個人的にタイムリーでした。まぁ、例によって全くと言ってよいほど再生数が延びませんが。このようなケースで取り上げられる、ルーベンスがラオコーン像をデッサンしたものがあるのですが、その現物を見るとことができて、なんだかんだでそれが最も印象的でした。せっかく東京に来たので、他にも何か観ようと思って、芸大美術館の「木島隆康 退任記念展 ―修復の手―」を観てみました。個人的にはテンペラ模写の展示が勉強になりました。特に金地は大変美しく磨かれており、覗き込んだら自分が映り込んでいました。東京国立博物館へゆき、常設展示を見て過ごすことに。まずは近年新年の時期に展示されている長谷川等伯の松林図屏風を観つつ、本館をいろいろ廻った後に、なんとなく東洋館にしばらく居たのですが、ここはいかにも博物館と言った感じで好きなのですが、思わず書籍を何点か買ってしまい、荷物が増えました。それから国立西洋美術館の常設に行って閉館まで居てたのですが、版画展示室では『ローマの景観―そのイメージとメディアの変遷』という展示をやっており、ピラーネジ作品が多数展示されていました。実際に現物を見ると、教科書で見るのとは違って大変迫力があり、これはヒットするわけだわ、と関心しました。それから新幹線で帰宅。電車内では『ビギナーズ・クラシックス日本の古典 伊勢物語』坂口由美子(編)を読んでたのですが、これすっきりしていてとてもいいですね。思わず同シリーズをいくつか注文してしまいました。

| その他 | 06:37 PM | comments (0) | trackback (0) |
あけましておめでとうございます
正月休みということで、映画をちょっと観たいなと思っていろいろ借りてみました。まだ、大掃除が終わってないし、昨年の仕事も残ったままで、なかなか再生するまでが億劫ですが、しかし、見始めれば面白いものです。
まずは、『ゴッホの最期の手紙』、これはなかなか面白かったです。映像がゴッホ風の絵画的なフィルター?をかけた感じで話題になった映画で、ストーリー的には面白いというほどではないのですが、映像を見ているといい気分になってきます。それから、映画じゃなくてドラマですが、海外ドラマの『ボルジア家 愛と欲望の教皇一族』のDVD第1巻を。ルネサンス期の教皇アレクサンデル6世とその息子チェーザレ、の物語だと思いますが、とりあえず、1巻を見た限りだと、たいへん素直な感じのストーリィ展開になっているので、ルネサンス史の勉強になるかもしれないと思いつつ、出てくる登場人物をネットでチェックしながら観ているところです。ファーストシーズンのDVD全部借りましたが観られるかどうか。そして、同じようなボルジア家のドラマでヨーロッパ制作のもあったので、そっちも観てたら終わらない感じです。それから、『セザンヌと過ごした時間』これは今見始めたところですが、印象主義時代の登場人物がいっぱい出てくるので、こちらも勉強となるかも的な感じしてきました。耳慣れた人物がほとんどですが、印象派の画家達を描いた映画は山ほどあるのですが、これはちょっと良さそうな感じがします。が、さわり部分を見ているだけですが。

それから本も山ほど買ってしまいましたが、主にルネサンスからバロックにかけての本ですが、ほとんど美術のことについて本ではなくて歴史系みたいなものばかりですが、ルネサンス美術の本というのは、その時代のかなり一面的なことしか論じられてないような気がするというか、一昔前の中世から人類が解放された華々しい時代のような価値観がまだ残っているようなところが無きにしもという気がして不信感があるわけですが、それから、当時の人が書いた本を直接読みたいというのもあって、そんな感じの本を買っていたら、思っていたよりだいぶ散財してしまったところです。従来のルネサンス感みたいなものがなんとなくあまり好きでなかったというところもあって、実はルネサンス美術自体がちょっと好きでなかったところがあったのですが、最近、自分の中で非常に面白くなってきているので、どうしても読まずには居られません。

| その他 | 12:21 AM | comments (0) | trackback (0) |
最近読んだ本、古田亮(著)『俵屋宗達 琳派の祖の真実』他
古田亮(著)『俵屋宗達 琳派の祖の真実』
風神雷神図屏風模写に象徴される宗達、光琳、抱一の私淑という伝搬は画家にとっては胸を熱くするものがあり、私もこの模写の話は非常に好きであって、美術の勉強というものはこうありたいと思うところでもありますが、しかし同時にこれってどれくらい真実なんだろうか、という疑いも持つのが普通であろうかと思います。本書は宗達贔屓なところがあり、宗達は琳派とは切り離すべきという主張で進みますが、批判的な視線で近代における琳派伝説の形成を論じているので、先のような問には適した一冊かもしれません。<光琳による宗達芸術の改変こそが、いわゆる「琳派」の誕生と呼ぶべきものではないか>というのは、なるほどと思いました。が、宗達だけならともかく、光悦も含めると、やはり光悦・宗達から琳派の発生でいいような気がやっぱりするような気はしますが。話はちょっと変わって、高校美術の教科書を出版する会社は現在2社あって、そのうちのN社の高校美術Iでは、確か平成25年度だったか、ゆとり教育が終了したときの教科書で日本美術の取扱いが一挙に増えて、風神雷神図を見開きで取り上げており、と、それ自体は別に目新しいことではないのですが、この年以降の美術の教科書は、我々が使っていた教科書と比べて随分充実しており、絵具に関しても顔料と媒材と絵具の種類の関係もかならず解説されているという具合になったのですが、それはともかく、同社指導書(教員が参照する教科書の解説書)の鑑賞の指導については、風神雷神図の模写をメインとした琳派伝説が解説されていたんですが、なかなか素晴らしいテキストでした。

保坂清(著)『フェノロサ 「日本美術の恩人」の影の部分』
明治以降の美術ではフェノロサも重要人物ですが、というか、日本画というものの説明をするときにも、美術大学というものを説明するときにも避けて通れないかと思いますが、しかし、フェノロサについては批判的な本を読んでおかないといけないような気がします。

佐藤彰一(著)『宣教のヨーロッパ 大航海時代のイエズス会と托鉢修道会』読了
バロックのことをもっと知りたい。ということを考えていろいろ読んでいるうちに、いつの間にかイエズス会について、あるいはロヨラについて知りたいに変換んされてしまっていたのであるけれども、ザビエルについての本はいっぱいあるが、ロヨラについての本というと、日本語ではあまり見当たらない。本書もロヨラのことはそれほど多くは触れていないけれども、イエズス会の、特に新大陸と東アジアでの活動について知ることができて大変勉強になりました。そしてさらに現在、ウィリアム・バンガード(著)『イエズス会の歴史』も読んでいるところですが、内容が濃すぎて半分で中断しております。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 01:25 AM | comments (0) | trackback (0) |
ロマネスク建築とゴシック建築 その2
ロマネスク建築とゴシック建築について語る動画、続編を公開しました。

今回は、まずは、ランスのノートルダム大聖堂、こちらには多数の彫刻あるのですが、日本の受験用の石膏デッサンにも使われた微笑みの天使と聖ジョセフがあるそうです。受験期の石膏デッサンに使われた石膏像は古典古代かルネサンス期のものが多いのですが、それ以外の彫刻を元にしたものもけっこうあります。中世彫刻は少ないのですが、微笑みの天使、聖ジョセフは今でも予備校のパンフレットに載っているので、意外にも頻繁に描かれている模様です。私は残念ながらこれら中世彫刻の石膏像は描かず終いでしたが。動画内で石膏像の写真を表示しておりますが、画像は[石膏像ドットコム]http://sekkouzou.shop-pro.jpさんよりご提供頂きました。

微笑みの天使に関しては、私は動画の中でガブリエルの話をしていますが、あとで気が付きましたが、そこの写真、たぶんガブリエルではない方の天使だったかもしれません。おそらくミカエルでしょうか。顔が一緒なので、単身の写真では判別し難いのですが、マリア様っぽい像の隣にいれば、受胎告知的な意味でガブリエルもしれません。石膏像の微笑みの天使は厳密にどれだろうかというのは、やはり顔が似すぎていてよくわからないのですが、顔の向きで判別できるかもしれません。と言いたいところですが、胸像にするときに向きとか変えられそうな気もするのでなんとも言えず。詳しい人がいたら教えてください。そして、シャルトル大聖堂。高校美術の教科書の年表はゴシックの箇所はたいていはシャルトル大聖堂の写真です。それから、ゴシックの後、ルネサンス建築とバロック、それから、また新古典主義という具合で続いてゆくというか、様式の流れが繰り返すような感じであるところを写真を見ながらお話しております。ウィキペディア等にある画像を見ながら話すということで、割と簡単に動画が出来るかと思ったのですが、いろいろ調べることになってむしろ大変でした。勉強にはなりましたが。

| 史跡・古墳・名所等 | 11:53 AM | comments (0) | trackback (0) |
法人の解散
株式会社の代表取締役を10年程やっていたのですが、昨日臨時株主総会で解散を決議しました。小規模ですが仮にも株式会社なので1年ほどの間、取締役会と総会を繰り返して決議に至ったのですが、なかなか大変でしたが、最後の解散の臨時総会自体は4分で終わりました。まだ決議しただけで、これから登記して、決算して、公示して、清算作業に入るわけでまだ気を抜けませんが、いずれにしてもこれで正式に肩書きが無くなりました。プー太郎というわけではありませんが、半プーぐらいですかね。1人で継続できる業務はとりあえずは「松川デザイン事務所」という名称で個人事業として継続して、講師の仕事は来るものは出来るだけ断らずに続けたいと。

というわけで、ちょっと前から社会保険からは脱退して国民年金、国民健康保険に切替えたのですが、その他にもなんだか膨大な手続き等があって切りがない感じであり、その作業量がなんなんだろうという感じなのですが、この機にいろいろ整理したいことがあります。大手生命保険が高すぎるので県民共済へ移行してゆきたいとか思って県民共済に成人病的な特約申込みました。有効になるのは90日後らしいので、大手生命保険を解約できるのはその後になりますが。銀行との付合いも無くなるので、年会費の1万円のゴールドカードは解約、Amazonのクラシックカードにしたら年会費かからないし、ポイントがどんどん貯まるしで、これはだいぶお得であった。積立の投資信託もうまくタイミングを見計らって終了したいところです。しかし、そのような細かい金額のことは些細なことであって、法人解散によって決算業務や会議などが必要なくなるという時間的な損失の軽減が何よりも重要であります。いや、まだ残務は残っているし、そもそも何かどうも腑に落ちないというか、気になることが多々あるのである。何か見落としがあるような。まぁ、心配したところで何か変わるわけではないのだけれど。

| その他 | 11:04 PM | comments (0) | trackback (0) |

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