ウェルドを乾燥させ、タネを取り出す。
ヨーロッパで古くから使われてきた黄色染料のウェルドという植物ですが、長年の間、育てようと思って試行錯誤しておりましたが、今年はようやく花らしきものもついて、そしてタネもできました。成長した様子の写真も撮ることができましたので、あとは染色を試みるだけです。無事黄色い染料が取れれば私としてはもはや思い残すころはないのですが。

庭の片隅に植えただけなので、そんなたくさんはないのでありますが、束にして吊して乾燥させました。
ウェルド

とりあえずタネを取ってみることにします。
ウェルド
先端の花が咲く部分に実のようなのがたくさん付いているのですが、そこに小さな黒いタネが入っております。軽く叩いただけでは出てこなかったので、手で揉んで殻を粉々にしたあとに、タネだ選分けたのですが、なかなか手間のかかる作業でした。少し斜めにした紙の上で微振動を与えていると、タネだけ転がってくるので、それを別容器に入れるという具合でした。実際のところ、無理に分別しなくても、殻と一緒に取っておいて、揉みほぐしながら土に蒔けばいいのかもしれません。

袋に詰めておきました。
ウェルド
10月くらいからは秋植えの時期になりますので、植えるのを忘れないようにせねばなりません。春に植えるより、秋に植えた方がうまくいくようなのですが、考えてみれば野生においても夏以降にタネが落ちて、秋に多少延びて冬を越して成長するというサイクルでしょうから、これが正しいのかもしれません。秋に植えると、葉っぱだけの状態の成長具合で冬を越し、そして春に葉っぱがぐんぐん大きくなります。基本的には2年草なので、その年も葉っぱだけの成長で終わることがあります。翌年の春からは、花の付く茎が伸びて、やがてタネを付けます。たぶん、それでこの植物の一生は終わりであるかと思います。刈り入れないで放っておくと、翌シーズンも生きるのかどうか、まだ試してないのでわかりません。早めの秋まきをしたものは、翌春に花が付いてしまうこともあるので、その場合1年の寿命となるかもしれませんが、でも様子を見ていると小さな花ができるだけで、翌シーズンが本格的に結実するようにも思えます。いずれにしても、もうちょっとだけ観察してみたいと思います。どのような条件だと染料が得やすいかという点も気になります。しかし何よりもまず、今回得た乾燥葉を煮出して、黄色が得られるかどうか、それを試さねばなりません。気がついたら夏休みもあと3日しか残されていません。

| 絵画材料 | 11:19 PM | comments (0) | trackback (0) |










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