『仏教の思想 5 絶対の真理<天台>』他読了
梶山雄一,上山春平『仏教の思想 3 空の論理<中観>』読了。
前巻ののアビダルマよりは読み易いであろうと思って読み始めたのですが、なんというか私程度の教養では1/5も理解できなかったので、途中だいぶ斜めに読み進めてしまいましたが、一応通読しました。思想的な箇所は理解できないながらも、歴史的な経緯の部分はけっこう面白かったです。理解できない部分があってもあまり気にすることはないかと思います。類書をどんどん読んでいくうちにわかってきたりするので、下手に留まらずに進んでいくところがいいのでありましょう。

服部正明,上山春平『仏教の思想 4 認識と超越<唯識>』読了。
そもそも唯識について読みたくて、アビダルマ巻と、中観の巻を読んだ上で挑んだわけですが、理解できたかという微妙な感じですが、感触としては中観よりは読みやすかったような気がしないでもないです。順序が逆になった気がしますが、世に溢れている唯識入門書を読んでみたいと思います。

田村芳朗,梅原猛『仏教の思想 5 絶対の真理<天台>』読了。
この巻からは中国の仏教についてとなるけれども、そういえば中国仏教の歴史をあまり知らない、とういか、日本の僧侶が入唐したりして修行する話を読むときに出てくるだけで、これまでさほど気にしてなかったのですが、仏教史関連の本を読んでいるうちに気になってきたので、こちらも読んでみました。なんというか、中国仏教について読むつもりが、日本の仏教、あるいは日本の文化についての勉強になった感じがあります。これは日本の仏教や、日本文化について知りたいと思うのなら、是非とも読んで置くべき巻であるといえるでしょう。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 10:19 PM | comments (0) | trackback (0) |
『仏教の思想 2 存在の分析<アビダルマ>』読了
渡辺照宏(著)『仏教 第2版』読了。
仏教入門書、特にインドから日本にかけての仏教史を扱ったものをこのところ何冊も読み続けているのですが、いくつ読んでもその度に新鮮な驚きがあります。前に読んだものを忘れているだけかもしれませんが、でも著者それぞれの切り口があって、時にはそれまで知ってたことをひっくり返されることもあったりして、読めば読むほど面白くなってくるという性質があるような気がしてきました。いろいろ読みましたが、最近読んだ中でも渡辺照宏著『仏教 第2版』がなかなか良かったです。著者によれば、短時間の勢いで執筆されたようですが、独特のキレがありまして、かなり印象に残った次第です。玄奘三蔵とはいったい何を思って唯識を求めて、危険な長旅を決行したのか、本書を読んでいるうちにその辺がちょっと気になってきました。思い返せば、同著者の『法華経物語』を読んで経典の魅力に気がついたという経験があるのですが、今回は「論」の方に関心が向いたということで、ありがたいのかそれとも迷惑なのか。

桜部建、上山春平(著)『仏教の思想 2 存在の分析<アビダルマ>』読了。
前掲の渡辺照宏(著)『仏教 第2版』を読んでから唯識論が気になり、いくつか読んでみようかと思いましたが、唯識にゆくまでには説一切有部のアビダルマ、言い換えれば倶舎論と中観について読んでおかねばならぬようだというのがおぼろげにわかってきたので、『仏教の思想2 存在の分析<アビダルマ>』および、『同3 空の論理<中観>』、『同4 認識と超越<唯識>』をまとめて購入。60~70年代に刊行された「仏教の思想」シリーズですが、文庫復刊版を買いました。さっそく、2を読み終えましたがなかなか大変でした。意味不明な部分はガンガン飛ばして読みました。ですので、1/3も理解しておらず、いや、1/10も理解してないかもしれないし、理解したような気になっている部分も記憶しておけるかどうか甚だ不安ではあります。別に仏教学者になるわけではないので、このような感じでいいのだと自分では納得しておりますが。けっこう面白かったです。一度読み始めると、全体像を知らずに放ってはおけないようなところがあって、これは読み続けるしかないところです。何しろ世界の認識についてですから、それ自体が気になるところですし、それは時には生き抜く為の助けにもなりそうであるし、それにインドから中央アジアや東アジア全体にも跨がるダイナミックな歴史みたいな感じもあって読むこと自体が面白すぎるようなところもあります。当初は仏教美術鑑賞の助けになればと思って仏教関連の本を読んでいたわけですが、そっちはどうでもよくなってきつつあります。むろん美術鑑賞にも大いに関係ありますし、これらの思想を知らずして何を見ていたのかと驚くくらいではありますが。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 09:11 PM | comments (0) | trackback (0) |
瓜生中『よくわかる曹洞宗』『よくわかる真言宗』『よくわかる浄土宗』読了
この前、『よくわかるヒンドゥー教』を読んだ話を書きましたが、著者の瓜生中氏の解説書がとてもわかりやすいな、とも思いまして、その他も本もどさっと注文してみました。そのうち以下のものを読みました。

瓜生中(著)『よくわかる曹洞宗 重要経典付き』
こちらは禅宗全般の解説ともなっております。仏陀誕生から、あるいはそれ以前の宗教的背景から、インド、中国、日本と話が進んで、ただの禅解説書ではない感じがします。まだ建築様式など、美術に関しても、この本が一番わかりやすいように思いました。わかりやすいというか、本質を突いてる感じがするというか。

瓜生中(著)『よくわかる真言宗 重要経典付き』
こちらも密教全般の歴史書みたいになっております。すらすらと読めるのに、内容は深いような感じがします。

瓜生中(著)『よくわかる浄土宗 重要経典付き』
こちらも面白かったです。阿弥陀の出現について、仏陀から大乗移行期の歴史のなかで説明しているのがいいですね。ただ単に阿弥陀仏や法然前後の歴史的背景の説明となる本が多いわけですが、もっと深く深層から語ってる感じがします。しかも、すらすら読めるやさしい文章なのに。それと、経典の解説と訳も付いているのですが、その訳もわかりやすいです。

こうやって最近いろいろ読んでおりまして、インドにおける大乗仏教発生期が、仏教美術史的にも重要なのでありますかな、ということを思い知りつつあるので、さらに大乗初期について知ろうと思って以下も読んでみました。

石飛道子『龍樹 あるように見えても「空」という(構築された仏教思想)』
ちょっと前までは龍樹とか、ほんとうにどうでも良かったのですが、今はもっと読まねばという気になっております。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 08:41 PM | comments (0) | trackback (0) |
マーガレット・シンプソン(著)『マハーバーラタ戦記』他読了
インド美術の本を読みたいのです。具体的には『岩波世界の美術 インド美術』『世界美術大全集東洋編14インド(2)』などを読み通してゆきたいのですが、その為には私のヒンドゥー教についての知識が足りない。と言うよりほぼほぼ知らないのでありまして、しかしヒンドゥーのも神々の世界は膨大すぎて、どっから切り込んでよいやらという感じで月日が過ぎておりました。というわけで入門用によさそうな本を手にて読んでいるころであります。

まずは、保坂俊司(著)『インド宗教興亡史』を読みました。これは仏教やヒンドゥー教、ジャイナ教その他、インドの宗教全般の概説でありますが、バラモン教からヒンドゥー教への変貌と、それらと仏教の関係も本書を読んでようやく理解できた感じあります。中央アジアでの大乗仏教の発生と衰退、密教の出現については歴史的および地理的な経緯がよく理解できて勉強になりました。

次に瓜生中(著)『よくわかるヒンドゥー教』を読みました。とても読みやすくて、すらすらとヒンドゥーの全体像が見えてきたような手応えがありました。

それから、マーガレット・シンプソン(著)『マハーバーラタ戦記 賢者は呪い、神の子は戦う』を入手。ネット上でけっこう評判なのですが、こちらは古書でしか入手できないのですが、定価の倍近い価格になっておりましたが買ってみました。長大なマハーバーラタを要約した本ですが、読みやすく意訳している感じで、小説風といいますか、もはやラノベ風に近い印象もありますが、めちゃくちゃ面白かったです。本書が原文のいかほどを伝えているのかは今の私にはまったくわかりませんが、入り口としてはなかなか良かったと感じております。マハーバーラタ内の最も重要な箇所である「バガヴァッド・ギーター」は、さらっと書かれているだけですが、こちらは別途2種類ほど邦訳を注文しております。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 10:58 PM | comments (0) | trackback (0) |
四柳嘉章『漆の文化史』、森三樹三郎『梁の武帝 仏教王朝の悲劇』他読了
四柳嘉章(著)『漆の文化史』読了。
洋画専攻の私としては、漆など日本の工芸材料についてちょっと盲点というか、弱点みたいなとろもありまして、しっかり勉強したいと思っております。しかし本書を読んで思ったのは、日本の工芸全般と文様の歴史に読まねばというところです。図や写真の多い本はけっこうあるのですが、できれば文字的に読み応えのあるものを見つけたいです。

森三樹三郎(著)『梁の武帝 仏教王朝の悲劇』読了。
洋の東西を超えて美術分野を楽しみたいところでありますが、いろいろ読んでたりするんですけれども、実際、さまざまの地理的範囲を超えて読みつつはあるのですが、どういうわけか中華文明だけはいまいち苦手なのです。理解しようと一定の努力はするけれども、どうにも相性が悪いといいますが、頭に入ってこないところがありまして。おそらく儒教および「気」という概念が合わないのだと思いますが。でも書を読んで私は中国の歴史、中国の文化についてちょっと開眼した気分になりました。

安本博(著)『ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 春秋左氏伝』読了。
こちらも、中国文明についての理解を深めねばと思って読んだ次第です。

角川書店(編)『ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 万葉集』読了
先にちょっと中級的な本である『万葉集の基礎知識』を読んでからこっちを読んでしまって、前後逆みたいな感じになってしまったけれども、かえって楽しく読めた気がします。

栗田功(著)『ガンダーラ美術にみる ブッダの生涯』読了。
仏典等に説かれるブッダの生涯を追うのにとてもよい本かと思います。とても簡単な文章で書かれているのですが、高田修(著)『仏像の誕生』を事前に読んでいたので、美術史的なちょっとした固有名詞のことがよく理解できている実感があります。いきなり本書を読んだらわかりやすいブッダ伝のようなもので、ガンダーラ美術あるいは黎明期の仏陀像についての理解はあまりなかったかもしれません。

以上です。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 10:25 PM | comments (0) | trackback (0) |

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