2016,11,24, Thursday
ダンマル、コーパル、バルサムについて語る動画シリーズを展開中ですが、この前は鳥越さんのメディウム調合実演を紹介しました。そして再び私の方にバトンタッチして、樹脂について延々と解説します。興味のない方には大変申し訳ない内容ですが、少なくともこのブログの訪問者の方は、そんなことないと思いますので、堂々とご紹介したいところです。
■ダンマル、コーパル、バルサムについて語る動画 #4 テレピンには溶解しないマニラコーパルが、実はアスピック油に常温で容易く溶けてしまうという話をしております。これが活用できれば、黒いコーパルを使わなくてもよくなるかもしれません。とは言え、そのようにして画用に使っているという話を聞いたことがないので、はたして良いのか悪いのか、今後検証してみたいところです。その他、ダンマル樹脂の発生樹木などについて語っております。どのような樹から採れるのか、そして名称の混乱などもまとめています。 ■ダンマル、コーパル、バルサムについて語る動画 #5 前々から思っていた事をいろいろ述べています。コーパルは宝飾品の世界では半化石樹脂といわれているが、現在ニス用に流通しているものは東南アジアからの現生樹脂ではないか、20世紀の技法書で絶賛されているコーパルは、アフリカのコーパル、とくにコンゴコーパルのことであって、東南アジアの現生樹脂の話ではないんじゃなかろうか、などについて語っております。画用コーパルについて考える上では、非常に重要なことなのですが、滅多に話題になることがありません。私としては一連の樹脂動画の最重要回だと思っています。 ※私が語ったコンゴコーパルの話は、ほぼ同様の内容がnatural pigmentsのwebサイトにも記述されていました。 http://www.naturalpigments.com/art-supply-education/congo-copal/ |
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