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支持体と地塗り


スレッド作成 : 管理人さん
 (2000/6/25 01:23:08)

支持体、下地処理に関するスレッドです。


このスレッドですが。

管理人 さんのコメント
 (2000/6/25 01:26:34)

板、木材、キャンバス、石膏地などの情報や質問などを書き込んでください。

とりあえず、旧掲示板からの過去ログを写します。


シナ合板 No.1

hikaru さんのコメント
 (2000/6/25 01:27:54)

北海道立林産試験場 http://www.fpri.asahikawa.hokkaido.jp/ にシナ合板について問い合わせました。
 
 第1回目の質問。

 差出人 : 高谷典良 <takaya@fpri.asahikawa.hokkaido.jp>
件名 : Re: シナ合板の耐用年数を教え て頂きたくお願い致します。

>  初めまして、林産試験場の皆さん。
>  
>  我が国のような湿気の多い所では、保存方法や使用方法によっても違ってくると思います。
>  シナ合板の耐用年数と、できましたら、その科学的な理由を教えて頂きたいのです。
>  どうか、宜しくお願い致します。


 正直申しまして、ちょっとこの質問にはお答えができません。
御指摘のように保存場所、使用方法によって大きく異なるからです。腐朽するということから考えれば合板に関係なく、シナ素材の耐用と同じだと考え良く、特に合板だから耐用年数が低い、高いということは言えないと思います。

 合板ということで問題になるのは接着性能の耐久性です。接着性能の耐久性についてはかなり試験されていますが、耐久性の良い、悪いはすべて使用している接着剤によります。例えば、ユリア樹脂接着剤で接着したシナ合板(JASの2類)だと、屋外に暴露されるとたぶん半年くらいではがれてくると思います。しかし、湿気の無い室内で有れば何十年でも大丈夫です。一方、フェノール樹脂接着剤で接着したシナ合板(JASの1類、特類)だと、屋外に十年以上暴露されてもはがれることは有りません。これはシナ合板に限らずどの樹種でも同様です。

このような訳で、しな合板の耐用年数は? という質問をされても答えようが無いというのが現実です。
以上、お役に立てなくて申し訳有りませんが、返答まで。


シナ合板 No.2

hikaru さんのコメント
 (2000/6/25 01:30:44)

北海道立林産試験場に第2回目の質問をしました。

 差出人 : 高谷典良 <takaya@fpri.asahikawa.hokkaido.jp>
件名 : シナ合板について

シナ合板について

1、一般にホームセンターなどで販売されているシナ合板の接着剤は、ユリア樹脂と フェノール樹脂のどちらを使用されているのでしょうか。

ほとんどすべてがユリア樹脂接着剤です。したがいまして、屋外で使用できないのは当然のことながら、屋内でも水に濡れたり、湿気の多いところでははがれるため、一般的にはこのような場所では使用できません

2、シナ合板は反ることがあるのでしょうか。

合板は反りを防ぐように工夫された製品ですが、まったく反らないということはありません。特に厚さが薄
い合板は反りやすくなります。しかし、素材に比べると非常に少ないと言えます。

3、シナ素材の耐用について。

小生耐久性のほうの専門家ではありませんので詳しいことは分かりませんが、たぶん、シナ素材が何年もつ、というようなデーターは無いと思います。前回のメールでお知らせいたしましたように、使用場所によって異なるからです。しかし、シナ材の耐久性については試験されています。それによりますと耐久性を極大、大、中、小、極小の5段階に分けると、シナ材は極小です。したがいまして、耐久性は低い樹種です。
なお、ヒノキは大、アカマツ、クロマツは小、スギは中となっています。ただし、これらはいずれも心材の耐久性です。
 なお、耐久性について詳しいことがお聞きになりたいときには、当場に耐久性能科という部門があります。そちらにメールすればより詳しいことが分かると思いますので利用して下さい。

 
 再度、第3回目の質問を送信しました。(耐久性能科)

 1、湿気の影響が少なく、耐久性のある板は、どのような木材なのでしょうか。(ヒノキ、アカマツ、クロマツ、スギなどでしょうか。)

 2、湿気の影響が少なく、耐久性のある板の入手方法。

 この2点の内容です。1週間位で返信があると思います。また、お知らせします。


支持体に相応しい板 No.1

hikaru さんのコメント
 (2000/6/25 01:33:25)

差出人 : Mayumi Sato <mayumi@fpri.asahikawa.hokkaido.jp>
件名 : Re: Fwd: 耐久性のある板を教えて頂きたい。(J

1、湿気の影響が少なく、耐久性のある板とは、どのような木材なのでしょうか。
(ヒノキ、アカマツ、クロマツ、スギなどでしょうか。)
2、湿気の影響が少なく、耐久性のある板の入手方法。
・・・とのことですが、「湿気の影響」とは、どのようなことを意識して言われているのでしょうか?
木材は水分によっていろいろな変化を起こしますが、水分を吸収することによる変形が少ない樹種をお訊ねなのか、または、風呂場のように常時多湿である環境で、腐れづらいことを要求されるのか、それにより、適した樹種が異なります。
私共は「耐朽性能科」(平成11年度より、旧耐久性能科を廃止して新たに設置されました)ですので、「耐久性」というのを「耐朽性」と考えてお答えするとすれば、国産ではヒノキ、ヒバ、北米産材ではベイヒ、ベイヒバ、ベイスギ等の木材が、腐朽菌に強い成分を含んでいますので、腐れ難いと言えます。また、アフリカや東南アジア、中南米等の熱帯産の樹種で、密度の高い(重い)木材等も腐朽による被害が少ないものです。ここでいう耐朽性の尺度は、屋外の地面に木材を半分埋めて、どれくらいの年数で腐朽して壊れるかを実験して調べるものです。一方、湿気の影響により、木材が変形して構造がゆがんだり、割れたりすることを問題にするのでしたら、木材自体の吸湿脱湿による寸法の変化を調べることにより或る程度評価できますが、一般に密度の低い木材のほうが吸脱湿による寸法変化は少ないことが多く、変形や割れが少ないと考えられています。使い道により、要求される性質は微妙に異なりますので、どういう場所でどういう用途で何年くらい壊れないことを要求されるかにより、選ぶ樹種が変わります。もうひとつ、腐朽を抑制するために木材を防腐薬剤で処理するという方法があります。広い意味では、それらの「防腐処理木材」も、耐朽性のある板であると言えます。

木材の入手方法ですが、いわゆる「材木商」に問い合わせれば、たいていの樹種の木材は手に入ります。また、木材店では、昔からその地方で使われている木材の性質についてよく御存知ですので、用途により要求される性能を持った木材を紹介してくれると思います。

北海道立林産試験場性能部耐朽性能科
            佐藤真由美


支持体に相応しい板 No.2

hikaru さんのコメント
 (2000/6/25 01:39:10)

差出人 : Mayumi Sato <mayumi@fpri.asahikawa.hokkaido.jp>
件名 : Re: 耐久性のある板を教えて頂きたい。(J

 油彩画布の支持体に使用する木材の条件は、〃擇き⊃緘瓦韻よい(これが「湿気の影響が少ない」ということだと思います)節がないは弔泙覆ぁ兵承い砲茲詈儼舛少ないということ)などが言われています(旭川市内の老舗の画材商の談話)。一昔前は、木曽のスギが多用されていたようですが、最近は輸入のキリ材が主流だそうです。キリの材は、軽く、油分があるため水の影響を受けにくく、変形が少なく、それなりの強度もあります。加工も容易で、特に、釘打ちや、糊、膠の着きがよいことから、古来タンスなどにも賞用されているわけです。キャンバスの枠を組むときに、釘で止めたり糊で接着したりすること、キャンバスを張るときに膠との相性がよいことは、大きなメリットになります。キャンバスのサイズにもよりますが、大きいモノでは、画布を張るときにかなりの力がかかりますので、多少強度的に心許ないところもあります。部材を太くする、桟を増やすなど、構造的な補強は必要になるかも知れません。また、一旦使用した画布を剥がして、木枠だけ再利用する場合は、柔らかい材なので、表面に傷が付きやすくなります。以上のように、木材の性質から考えると、キリの材が最も適しているのではないかと考えられます。また、前述のスギや、ヒノキ、サワラ、トウヒ等も充分に使用できるモノと思われます。一方、アカマツ、クロマツ等は、ヤニが多く、膠や糊との相性が良くありません。
 美術品として良好な環境に保管されるのであれば、腐朽被害の心配は、まずありません。作品完成後、乾燥した状態で長期静置する場合に、耐久性の面で危惧されるのはキクイムシによる被害ですが、きちんとした管理のできる美術館などの施設なら、対策がとられているはずです。
 一口にキリと言っても、日本産のキリだけでなく、中国産のキリや、熱帯産のキリに似た別の種類の材などが「○○桐」等の名称で販売されています。一般に、国産のキリが一番高価です。こだわりがなければ、木材の性質としては大差ないものと思います。同様に、針葉樹材も日本産より輸入材の似たような材のほうが安いのが常です。

北海道立林産試験場性能部耐朽性能科
            佐藤真由美


支持体に相応しい板 No.3

hikaru さんのコメント
 (2000/6/25 01:40:40)

差出人 : Mayumi Sato <mayumi@fpri.asahikawa.hokkaido.jp>
件名 : Re: 耐久性のある板を教えて頂きたい。(J

ヒノキに似ている輸入材は北米産のベイヒがありますが、以外と少なく高価です。
トウヒ類に似た輸入材は、北米のスプルース、北欧のホワイトウッド(ヨーロッパスプルース)、ロシアのエゾマツなどがあり、建築用などで多量に流通していますので、入手は容易だと思います。
北海道立林産試験場性能部耐朽性能科
            佐藤真由美


木材商

hikaru さんのコメント
 (2000/6/25 01:42:11)


材木商 http://plaza26.mbn.or.jp/~zaisho/
 
 ここに問い合わせれば、良いと思います。

木材商


支持体に相応しい板 No.4

hikaru さんのコメント
 (2000/6/25 01:43:23)

差出人 : Mayumi Sato <mayumi@fpri.asahikawa.hokkaido.jp>
件名 : Re: キクイムシの対策を教えて頂きたくお願い致します。

「普通の家庭で保存する場合、キクイムシの対策」について、油絵の保管について専門的に調べたことがないので、キクイムシ類について一般的に知られていることと、多少主観的ですが思いつきを交えて述べさせていただきます。木材の専門用語が入っていますので、もし解らなかったら、懲りずにお訊ねください。

 キリの乾燥材は「ヒラタキクイムシ」という昆虫の食害を受けることがあります。ヒラタキクイムシは世界的にも代表的なキクイムシの一種で、ラワンやナラなど広葉樹材に産卵し、幼虫が木材の内部を食べてトンネルだらけにしてしまいます。成虫は、体長5〜7mm前後と小さく、コガネムシを縦に伸ばしたような筒形をした茶色の甲虫です。熱帯材のラワン類によく発生するので「ラワン虫」と言われることもあります。広葉樹であれば何でも食べるわけではなく、樹木の種類によって、道管(樹木が生きてるときに、根から吸い上げた水が通る管)の直径が約0.2mm以上ある樹種で、しかも辺材(丸太の外側のほうからとれる材。やや白っぽい色をしていることが多くシラタとも言う)であることが条件です。キリ材の道管は、直径が大きいものでは0.35mmほどもあり、辺材は食害対象となります。ですから、材料を選ぶとき「心材(丸太の内側の部分で、多少色が濃いのが普通です)」を求めれば、まずヒラタキクイムシに喰われることはありません。これが一番の防衛策です。


支持体に相応しい板 No.5

hikaru さんのコメント
 (2000/6/25 01:44:36)

キクイムシ類は、成虫が自力で遠くまで飛んでいくことはまずないので、現在までに住居内で発生が無い場合は、神経質になる必要はありません。一般住宅での発生は、建築材に最初からついてきたか、家具材などに入っていて持ち込まれるケースが殆どです。フロリングなどの広葉樹材が人工乾燥されているか(50〜70゜C以上の温度になれば、材の中の虫は死亡。天然乾燥だと生き残ります)防虫処理されているか、購入した木製家具にキクイムシが潜んでいないかを確認します。万が一、キクイムシの食害を既に受けている場合は、美術品の保管どころではありません。放置すると木製の内装や家具に被害が蔓延しますので、直ちに専門業者に委託して殺虫剤燻蒸などの駆虫対策をとる必要があります。

 キクイムシが現在のところいないなら、建屋内に侵入させない=キクイムシのついている木製品を持ち込まないことが得策です。例えば博物館や美術館の場合は、館内へ木製品を持ち込む際には虫食いの痕がないかどうかなどを入念にチェックし、収蔵前に殺虫剤で燻蒸するなどして、館内への害虫の侵入を防止します。勿論、キャンバス枠そのものの材にキクイムシが入っていないことは大前提です。購入した木製の小さな篭にヒラタキクイムシが入っていたという事例もあり、油断は禁物です。ついでですが、建物の隣が木工場の資材置き場だったり、廃屋や、枯れ木の多い雑木林などがあると、そういうのが発生源になり、距離が近ければ成虫が飛来する可能性があります。そういう場合は、美術品の為だけでなく、住居そのものも危険なので、持ち主に然るべき管理を要求したり、保管場所を密閉できる施設にするなどの防衛も必要になるかも知れません。どれくらいの距離があれば飛んでこないか、というのは正直判りません。相手は米粒並みの虫ですから、自力で飛ばずとも風に飛ばされることもあるでしょうし、猫や犬の毛、人間の衣服などについて来ることも考えられます。ただ可能性があるというだけで、確率としては低いと思います。

 薬剤による木材そのものの防虫処理も可能ですが、個人的にはお奨めしたくありません。 


支持体に相応しい板 No.6

hikaru さんのコメント
 (2000/6/25 01:45:24)

昆虫フェロモンなどの研究は進んでいますが、現行の薬剤処理は殆ど接触・食毒物の塗布浸潤処理や揮発性有機酸による殺虫作用を応用するもので、薬剤の種類によっては、接着剤や膠、絵の具への化学的な悪影響も考えられますし、人体への影響も問題となります。

 可能かどうか判らないのですが、膠などの類を枠材の表面にニスのように塗布し硬化させたら、キクイムシの産卵を防ぐことができるかも知れません。絵に影響がなければ、表面塗装された材では、キクイムシは産卵できないので・・・これは、思いつきです。

 以上は代表的な乾材害虫であるヒラタキクイムシについての話ですが、他の種類のキクイムシ類や、シバンムシ類という甲虫の一部の種類などが、乾燥した木材を食害することもあります。だいたいどの種類も、成虫の大きさや姿はヒラタキクイムシと似ています。シバンムシ類でよく被害が聞かれるのはケブカシバンムシというもので、ヒラタキクイムシとは違って、マツ、ヒノキ、スギなどの針葉樹材、ブナやカシなど道管の比較的小さい広葉樹材を餌にし、特に古材が大好きということで、文化財関係の被害も多いものです。対策としては「持ち込まない、産卵させない」環境管理が最良であることに変わりありません。

北海道立林産試験場性能部耐朽性能科
            佐藤真由美


キャンバス

hikaru さんのコメント
 (2000/6/25 01:46:02)

画材屋さんで売られているキャンパスには、膠引きされたものと、ポリビニールアルコールとデンプンを混合した溶液で塗られたものと2種類あります。
 膠引きされたキャンパスは、枠張りした時に伸びることがありません。膠が麻布に染み込んで、麻布をしっかりと固定しています。手でさわった感触が少しゴワゴワして固い感じがします。
 それに対して、ポリビニールアルコールとデンプンを混合した溶液で塗られたキャンパスは、枠張りした時によく伸びます。手でさわった感触が柔らかいです。メーカーが、このような溶液を使用する理由は、膠だと取扱いが難しく、特に真冬と真夏は取扱いが困難になる為と、この溶液は取扱いが簡単で大量生産に向いているためです。


油性キャンパス地塗り

hikaru さんのコメント
 (2000/6/25 01:47:11)

 最も良い地塗りは、

1, 鉛白と乾性油を練り合わせて塗布された地塗りです。湿気に強く、弾力性、粘着力、伸縮性があり、強靱で安定した地塗りを形成します。多少、黄変する傾向があります。

2, 鉛白を主体として、補助的にルチル型酸化チタン、リトポンなどを加えて、乾性油で練り合わせて塗布された地塗りです。補助的にルチル型酸化チタン、リトポンなどを加えることにより、多少、地塗りの色を変化させることが可能で、その上に塗られる油絵具の発色をコントロールすることが出来ます。
 
 ルフランのカタログには、「乾性油と純粋な鉛白を基礎としている。」と書かれています。
 ベルギーのセザンヌも同様のようです。
 
 東京都美術館の地下にある画材屋さんで、ベルギーのセザンヌを入手したことがあります。


油性キャンパス地塗り

窓鳥 さんのコメント
 (2000/6/25 01:48:29 -
Web)

■hikaru様
> 1, 鉛白と乾性油を練り合わせて塗布された地塗りです。

アングルが使っていたものがまさにそれでしょうね。
絵肌がち密な感じを受けます。

アングルの使っていたキャンバス事体は目の粗いものであったようで、近くで見ると塗り事体は完全な鏡状、エマイユ状ではありませんね。結構ぼこぼこしていた。
オルセーの「泉」のひざの部分のマチエールは未だに脳裏に焼き付いています。

不透明な塗りを多用し、しっかりした絵肌を作りその上でグラッシとベラトゥーラを施している。


Re:油性キャンパス地塗り

bonapa さんのコメント
 (2000/6/25 01:50:12)

> 不透明な塗りを多用し、しっかりした絵肌を作りその上でグラッシとベラトゥーラを施している。
↑すみません、窓さん、べラトゥーラってなんですか?


Re: 油性キャンパス地塗り

窓鳥 さんのコメント
 (2000/6/25 01:51:34 -
Web)

■bonapaさま
>べラトゥーラってなんですか?

不透明な絵の具をグラッシの様に薄く塗ることを言う様です。
薄いベールをかけるような感じ。あるいは、薄く刷り込む様にする場合もあるようです。

bonapaさんが知らないということは、これってフランス語では無いのですね。
何語でしょね。イタリアっぽく無いんだけど…。もちろんスペイン語でも無い。
昔ある技法書で覚えたので分かりません。けっこう何気なく使っていたのだけど。


Re: 油性キャンパス地塗り

窓鳥 さんのコメント
 (2000/6/25 01:53:04)

自己resです。

調べました。

イタリア語が語源で正確にはヴェラチューラだそうです。
英語だとVeraturaというそうです。

フランスではこの概念が無く、グラッシに包括されているとのことです。
逆にイタリアでは ヴェラチューラのなかにグラッシが包括されているそうです。
出典:美術出版社「油絵ー材料と表現ー」1984年発行。


Re: 油性キャンパス地塗り

hikaru さんのコメント
 (2000/6/25 01:54:27)

 窓鳥様
〉アングルが使っていたものがまさにそれでしょうね。
〉絵肌がち密な感じを受けます。

〉アングルの使っていたキャンバス事体は目の粗いものであったようで、近くで見ると塗り事体は完全な鏡状、エマイユ状ではありませんね。結構ぼこぼこしていた。
〉オルセーの「泉」のひざの部分のマチエールは未だに脳裏に焼き付いています。

〉不透明な塗りを多用し、しっかりした絵肌を作りその上でグラッシとベラトゥーラを施している。
> イタリア語が語源で正確にはヴェラチューラだそうです。
> 英語だとVeraturaというそうです。
>
> フランスではこの概念が無く、グラッシに包括されているとのことです。
> 逆にイタリアでは ヴェラチューラのなかにグラッシが包括されているそうです。
> 出典:美術出版社「油絵ー材料と表現ー」1984年発行。

 教えて頂きまして、ありがとう。
 私は、アングルを尊敬しておりまして、少しでも近付くことが出来れば、と思っています。


Re:油性キャンパス地塗り

bonapa さんのコメント
 (2000/6/25 01:55:46)

恐れ入ります。ありがとうございました。
そうですか、どんな感じのことかわかりました。

女性はですね、よくこの例えが解るとおもいますが、化粧するのにも、「下地塗」がいちばん「ものいう」ものなんですが、(あとから化粧のりと色ののび、がちがうんだ)キャンバスに地塗りする時に、「刷毛め」が出ないように塗るにはどんな物を
どんな感じにまぜるのがいいでしょうか??
私は普段「特にカンタンにできる」方法しかしていません、しかしながら、窓さんならきっとキャンバス目がみえなくなるような「下地の塗りかたとその材料を考えて御自身でなさっているのではないかと思ったので、よろしければおしえください。
私ラングレの本にでてくる「カセアルティ」を使う時とか「Gesso
も使用します、でも、絵の具にメディウムを混ぜて「たらたら」な感じにはなかなかならないので、キャンバス地をやたら平らに塗っている人どうやっているのか知りたいです。


平滑な地

窓鳥 さんのコメント
 (2000/6/25 01:56:55 -
Web)

■bonapaさま

お返事どうもありがとう。

>窓さんならきっとキャンバス目がみえなくなるような「下地の塗りかたとそ
>の材料を考えて御自身でなさっているのではないかと思ったので、

それはちょっと買いかぶりですよ。
自分に分かる範囲でちょっと書いてみました。

以下

平滑な下地処理としては、膠とムードン(またはボローニャ石膏)で作るとヤスリがけで簡単に滑らかになりますよ。
アクリルだとかなりしつこくやってもなめらかになりにくい。
油とシルバーホワイトの地ではヤスリがけは危険なのでやらない方が良いと思います。
どうしてもというのであれば、マスクをつけて十分風通しの良いところで…。


完全に平滑にするには、地塗りした後うえから、木炭の粉を擦り込みその後ヤスリがけする。
凹んだところには木炭がのこっているので簡単に分かる。
塗っては木炭をちらし、ヤスリがけ。これを5回もくり返せば平滑になりますよ。

でも、キャンバスをつかって平滑にするのはあまりお勧めではありません。
御存じのようにキャンバスのような柔軟性のある地に厚い地塗りを施せば、将来剥落やひび割れの原因にかならずなりますので。


アングル

窓鳥 さんのコメント
 (2000/6/25 01:58:06)

■hikaruさま

お返事ありがとうございます。

アングルは結構誤解されている所がありますね。

間違い無く天才のひとりだと思うのですが。
特に印象派に心酔している人が誤解している場合が多い。

あ、ここは支持体のコーナーでしたね。


Re:平滑な地

bonapa さんのコメント
 (2000/6/25 01:59:00)

窓さま、
再びありがとうございます。
私も結局好みのもんだいで、いつもブランムードンのお世話になっています。それが一番自分の好きなかんじになるので。
ただ、板は重いし、削る時私はベランダでやっているのですが、大きな物になるときれいにけずるのもたいへんです。
でも、やっぱりその方法が一番いいですね。
今後もそうします。
キャンバスはキャンバスでまた違う好きな点があると思うし。
亀の様にゆっくりとまた制作をつづけます。


金箔地についておしえてください

yukiko さんのコメント
 (2000/6/25 01:59:45)

こんにちは。はじめて投稿します。
金箔を張る時、初めて張ったときは白亜地にそのまま膠をぬってしまい、でこぼこに、、、なってしまいました。
金箔を張る際、なにを下地につかったら、いちばんいいのでしょうか??


支持体と地塗り (1)」へ続く。


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