鉛白づくり近況
鉛白づくりですが、イーストの交換を忘れてしまったり、さらに夏後半の天候不順により予想より気温が低かったなどの理由により、さほど進行せずに過ぎてしまいした。実はコチニールをいじっていたら、すっかり忘れてしまっていたというのもあるのですが、まめにイーストを交換するというのは、簡単そうでなかなか難しいものです。
鉛白

鉛板を入れているプラ容器を多少揺すると、鉛白が落ちます。
鉛白
鉛板を吊しておくという、ドイツ製法であれば、鉛白はどんどん下に落ちていくのかもしれません。次回は縦方向に高さのあるコンテナにして、吊してやってみるというのもよいかもしれません。

鉛板も再びむき出しになってここからまた反応を継続させていくよう努めたいと思います。
鉛白
ワインビネガーを一度捨てて、コンテナを洗って、再び材料類を投入しておきました。

今のところ集まった鉛白は以下の量です。
鉛白
ちなみに鉛板があまり減っていないように見える割に、鉛白はそれなりに取れるので、炭素を取り込んだりした分、体積が増えるのかもしれないというふうに思ってしまったりもしますが、おそらくは空洞が多いだけで、油で練ったりすると、顔料の見た目よりも体積が減って、大した量の絵具はできなかったりします。昔Narural Pigmentsから購入した、けっこうな価格のするスタック法鉛白も、苦労して練ったら油絵具としてはとても少なかったりして、しょんぼりしたものです。鉛白を生成したりするのは、それほど手間ではなく楽しい工程ですが、ここから油絵具にするというのは、けっこう困難でときに力業になるかもしれませんので、その辺の対策を考えているところであります。

| 絵画材料 | 08:39 PM | comments (0) | trackback (0) |










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