2010,01,31, Sunday
古代史ファンとしては、以前からエンコスティック技法に興味があったのだが、ボヤっとしているうちに月日が流れてしまった。
今では下記のように動画が見れたりして、非常に身近な技法になっていたりする。 http://jp.youtube.com/view_play_list?p=A5B0DB55743E1DE1 以前、蜜蝋で蝋燭を作ったときの残骸があったので、それで蝋画を試してみることに。 100均で買った金属製の器に、蜜蝋を入れ、電気保温プレートにて加熱。 ![]() 溶けたところで、顔料(レッドオーカー)を投入。 ![]() 赤い絵具ができた。 ![]() ジェッソ引きしたパネル上に、適当に絵を描いてみる。 ![]() この後、ドライヤーや、熱したコテなどを使って、描画していきたいところだが、特に何も準備していなかったので、それはまた今度ということで。 エンコスティックは揮発ではなくて、固化して乾燥するのだが、蒸発乾燥の絵具と比較して、別次元の素早さである。 特に季節上、室温が極めて低い状態で行なったうえ、支持体も冷えていたこともあって、ほとんど点描しか出来ないくらいの乾燥速度であった。 冬場は室温とかも考えないといけないのかも。 ![]() |
2010,01,20, Wednesday
■前回■アラビアゴムで木工してみる。
http://www.cad-red.com/blog/jpn/index.php?e=702 前回、アラビアゴムを接着剤にしつつ、軽く木工などを試みたが、今回はその上にアラビアゴムを媒材とした塗料を塗ってみることに。アラビアゴムは水彩絵具の媒材であるからして、実質的には水彩絵具(あるいはガッシュ)を塗るのと同じであろうけれども、油絵野郎なので水彩絵具はほとんど手元に無く、しかし顔料はいっぱいあるので、これとアラビアゴム水溶液を混ぜて塗るわけである。 まず、アラビアゴム水溶液とアンバー顔料を混ぜ合わせる。 ![]() 刷毛で塗料を置き、ウエスで擦り込むように塗布。 ![]() いまいち塗料の伸びが良くないが、擦り擦りしているうちに、なんとかそれなりになってきた。 ![]() 乾燥後、改めて眺めて見るものの、あまり綺麗ではないような。。。 ![]() 塗りむらが酷く、磨く前の焼き板のような感じである。まぁ、慣れてないってのもあるが。。白い地塗の上ならば水彩絵具のように映えるのかもしれないが、板に直接塗布すると、今ひとつ引き立たないような感じがしないでもない。以前、度々試みたミルクペイントの方が塗りやすかったし、木材が映えるような。 話が逸れるが、先日、Understanding Wood Finishing: How to Select and Apply the Right Finishなる本を買ったばかりというのに、さらにTraditional Finishing Techniques (New Best of Fine Woodworking)という本も買ってしまったんだけど、それをパラパラめくっていたら、ミルクペイントが載っていた。 ![]() さすがに牛乳と顔料を混ぜるようなものではなくて、ちゃんとした既製品を使用しているが。 話は戻って、シェラックニスを塗る。 ![]() ![]() 何層も塗っていたらテカリがひどくなったので、サンドペーパーで擦る。 壁に取り付けて完成。 ![]() 机の上の小物を置く為の棚が欲しかったという、ただそれだけの話でした。 |
2010,01,15, Friday
木工ボンドはもちろん、兎膠やカゼイン、チーズなどを接着剤にいろいろ工作してきたが、今回はアラビアゴムでやってみようかしらと。。。
アラビアゴムで木工というのは、あまり聞かないような気がするのだが、どうだろう? 予想では、酢酸ビニル系木工用ボンドより接着力や柔軟性に欠けそうな感じではあるが。。 ともかくも、手元には2つのアラビアゴムが。 ![]() 粉末のと、2~3cmぐらいの塊。 粉末の方を水に溶いてみる。 ![]() 実は、このアラビアゴムを溶いたのは1年以上前の話だったりする。防腐剤を入れているので大丈夫だとは思うが。。。一時期、『ホルベイン専門家用顔料とその素材』等を参考にアラビアゴム水溶液を作りまくったのだが、水彩画とか全く描かないので、もてあましていたのである。 まずは、目止めとして、前膠的に塗布して乾燥させる(これをやらないと、木材が糊を吸ってしまって接着力が落ちるであろう)。 ![]() 目止めが乾いたら、再びたっぷりとアラビアゴム水溶液を塗布して、木材を接着。 ![]() しっかり乾燥するように一昼夜放置。実はアラビアゴム水溶液にグリセリンを入れてあったのだが、今回のような用途には余計なものだったかもしれない。 で、乾燥後であるが、とりあえず、小槌で恐る恐る叩いてみたが、平気である。 ![]() 貼り付けた部分を持って全体を持ち上げてみたが、これも大丈夫。 ![]() 調子にのって、乱暴に振り回したら、さすがに取れた。 ![]() 印象としては、大工仕事的なものには向かないかもしれないが、細密な工芸品を作るとかならいけるかもしれない。 先述の通り、アラビアゴム水溶液がたくさん残っているので、次回はこれで塗装してみよう。 |
2010,01,05, Tuesday
七ツ森、意外と近く、というかすぐ近所にあるわりにまだ登ったことがなかったので、試しに松倉山、撫倉山に挑戦してみた。まぁ、聞いた話では子供の頃に親や親戚に連れられて笹倉山などに登ったことがあるそうだが、全く記憶に残っていないし、いずれにしても松倉山、撫倉山は実際に初めてである。
予め大和町役場産業振興課にて「七ツ森自然遊歩道」というパンフレットをもらっておいた。 なお、ネットでは↓で閲覧可。 http://www.town.taiwa.miyagi.jp/carorient/pamphlet.html その他、Web上に登頂した方々の写真やら記事やら山ほど見つかるのだが、目を通して記憶に留めておくと、なかなか役に立つ。 で、スタート地点である信楽寺跡の遊歩道入口の駐車場に車を止める。 ![]() でっかい案内板が立っているが、デフォルメが過ぎて少々わかり難いかも。 ![]() 遊歩道を通って撫倉山に向かう道と、松倉山へ向かう道にわかれている。松倉山コースに進んだが、あんまりお薦めじゃないような感じに書かれている。後から分かったが、松倉山側から進むと、撫倉山を降りるのがけっこう大変である。いや、どっちも大変だけど。 松倉山(291m)。これを登るわけである。 ![]() 最初は緩やかな山道みたいな感じであるが、徐々に勾配がきつくなり、ロープを掴みながら登るように。 ![]() とりあえず、ロープの急坂は終わったが、どこがコースなのかわからん。 ![]() まぁ、頂に向かって歩けばいいのだが。 ![]() この時点で、もう、ぜぇぜぇはぁはぁって感じで実に情けない。 松倉山頂上に到達。 ![]() 木が邪魔して、展望はされほど良くはなかった。 ![]() ![]() こんな感じの雪の斜面を降りる。 ![]() なんだかんだで、降りは息が上がらん。 ![]() 標高が低くなってくると、なんかホッとしますな。 ![]() 本当は松倉山だけ登って返ろうと思っていたのだが、どっち方向が遊歩道なのかわからず、標識に誘われるように撫倉山方向に向かってしまった。 どこが登山道かわからん。間違ったところを進んでるかも。 ![]() しかし、景色は良いですな。 ![]() よくわからんが、道っぽいところを登る。 ![]() そしてまたロープを使う急坂。 ![]() 着きましたぞ、撫倉山頂上。 ![]() すごい展望ですなぁ。ここに登らんと、七ツ森登る意味がないかも。 ![]() で、降りであるが、撫倉山北面の道は非常に険しい。 ![]() 岩の上を歩く感じで、かなり怖い。 正直、無事に生きて帰れるだろうかと、ちょっと不安にならんでもない。足下に夢中になって、道のごつごつした感じを写真におさめるのを忘れてしまったのが無念。いかにも登山という感じがして、面白い光景なのだが。。まぁ、登りのときは自然とシャッター切りまくりになるが、降りだと忘れがちになりますわな。 ![]() ようやく標識が現われる。 ![]() 後は信楽寺方向へ遊歩道を進むだけ。 ![]() 撫倉山の後だと、普通の遊歩道が実につまらなく感じられてしまう。 途中、けっこう道を間違えたので、のべ3時間弱ほどかかった。 |