納富信留著『哲学の誕生:ソクラテスとは何者か』他読了
富松保文著『アリストテレス はじめての形而上学』読了
アリストテレスの形而上学を読みたいのです。学生時代に読んでみなければと思って買ってみたものの、全く歯が立たなかったのであるけれども、今ならいけそうな気がしないでもないのですが、アリストテレスの著作の成り立ちを知ってしまうとやはりなんだかんだで警戒してしまい、本を開く勇気がない、というか、もう手元にないので、まずは買ってこないといけないのですが、その前にいろいろと解説書を読んでみたいと思ったので、富松保文著『アリストテレス はじめての形而上学』を購入しました。kindle版が特価でありまして。読んでみたところ、本書はアリストテレスの形而上学の入門というよりは、アリストテレスをベースとした形而上学の入門という内容でありました。もっともそれでも大変勉強になりました。

納富信留著『哲学の誕生:ソクラテスとは何者か』読了
夢中になって読み続けてひととき何もかも忘れることができるようなくらい面白かったです。哲学が人生において役に立つのかどうか、むしろ停滞を招いたりしたりしないか、という疑問は昔から感じないでもないところはあるのですが、しかしソクラテスとプラトンとアリストテレスについて考えている間は、日々の些末な事柄を一時忘れられるというような、もはや逃避行動に近いような感じでもありますが、しかしそうだとしても、それはそれでいいのではないか。こんな面白いものを気がつかずにスルーしてしまう方がどうかしているのであって、数多の人々が夢中になり、中世やルネサンス、近代の原動力になるのも当然でありましょう。

児玉幸多ほか編『集英社版日本の歴史 第6巻 王朝と貴族』読了
日本史についての本の中でも、なぜだか私としては非常に気に入って読んでいるのが、集英社版日本の歴史全21巻なのですが、過去に時代をとばして読んでしまったりしてどれを読んだかちょっとわからんというところおもありますが、ちょっと前から順に読んでいたりするのです。 第6巻 王朝と貴族は日本美術史上でも重要な巻であろうかと思います。日本美術史の本を読めばよいのではないと言われるかもしれませんが、しかし歴史についての本からの切り口の方がときに非常に本質を突いたような解説であったりして見逃せないわけです。

| 絵画材料 | 11:03 PM | comments (0) | trackback (0) |
ハセガワ 1/700 重巡洋艦「妙高」完成
しばらく前に駆逐艦雪風を作りましたが、今回は重巡洋艦妙高に挑戦してみました。第二次大戦では戦艦の活躍する場面は少なくなり、巡洋艦(重巡洋艦)の方が主役級の活躍をするわけですが、子供の頃はどうしても戦艦に心を奪われてしまうわけですが、大人になって知識量も増えると、巡洋艦の方に興味が沸いてくるわけですが、日本の巡洋艦の中でも特に姿のカッコいいのは妙高型であり、何かつくるな妙高であろうというわけで購入した次第です。

艦船模型って細部まで再現されてて凄いですな。私の腕前ではいまいちの完成度ですが(細かすぎて吹っ飛んで失われたパーツ多々あり)、巡洋艦の構造に親しむことができて有意義な体験でした。

外からほんど見えないような魚雷の位置までわかるわけです。

けっこう勉強になります。各パーツの名称や役割などももっと調べながら作ったら、さぞかし情報量は大きいわけですが、このジャンルにあまり深入りしてもいかぬので自重するところです。
ちなみに妙高型と並んでカッコいいのが高雄型ですが、実はこちらも買ってはいるのですが、巡洋艦はもう満足したので、次は戦艦または、時代の違う軍艦を作って、幅広い知見を得たいところです。戦艦の場合は、第二次大戦で活躍の機会が多かった金剛型を考えておりますが、駆逐艦、巡洋艦と作って、そこで戦艦を作ったら、その大きさに圧倒されるような感じがありそうでもあります。それと同時に、日清、日露戦争時代などの模型も探し当ててみたいところですし、古代地中海、大航海時代なども視野に入れたいところです。

| その他 | 10:23 PM | comments (0) | trackback (0) |
鉛白の洗浄と粉砕の為にポットミルと回転機を購入
私は19日間ほどの冬休みに突入しております。制作と実験と勉強に勤しまねばなりません。

もう2年以上前からwebサイトのリニューアルを考えているのですが、なんというか、書き直そうとするそばから新知識が降りかかってくるので、一向に手が付けられないところですが、特に顔料についてはこれまでの不勉強もあって、ちょっと試すだけでも大きな進歩という気がして、
とりあえずは、スタック法鉛白づくりについて、無事絵具化にこぎつかねばなりません。
具体的には生成された鉛白の洗浄と粉砕を行ないたいわけですが、ポットミルを使うと同時に達成できそうな気がしまして。しかし本格的なポットミル及び回転台を導入するとなると20万円は下らないところですので、いろいろネットを捜索した上で以下のものを買ってみました。

ポットミルはモノタロウにて¥7689で日陶科学 磁製ボールミル 90mmを購入。回転台はAmazonでロックタンブラー 15LB¥11,800というものを購入。鉱物研磨用の商品ですが、この回転台の上にポットミルを載せてみました。一応回ることは確認しました。

写真の通り、回転台にすっぽりはまっておりますが、この様子をみると、もう一回り大きなポットミルも置けそうです。実は今回購入した90cmポットミルですが、中に入れるセラミックボールが少々小さめで、かつ軽い感じがして、顔料粉砕の威力が小さそうであります。陶芸で使うような立派なポットミルを見たこともあるのですが、そちらは重めのセラミックボールが入ってて、刷り潰す感がスゴいのですが。でも、焦って次々注文したりぜずに、まずは試してみながら徐々に検討してゆきたいと思います。

| 絵画材料 | 10:24 PM | comments (0) | trackback (0) |
音楽のあゆみと音の不思議 全4巻他読了
ここ半年ほど県図書館の子供図書コーナーに通って勉強しておりました。基礎的な情報をわかりやすく説明してあるという点で、大人が読んでもよさそうな本がけっこうたくさんあるのです。短時間での情報収集という意味でも大人向けであります。

今までのところ読んでみたもので、お薦めのものを挙げると以下のようになります。

■『見て読んでよくわかる!日本語の歴史 全4巻
倉島節尚著『見て読んでよくわかる!日本語の歴史1 古代から平安時代 書きのこされた古代の日本語』
倉島節尚著『見て読んでよくわかる!日本語の歴史2 鎌倉時代から江戸時代 武士の言葉から庶民の言葉へ』
倉島節尚著『見て読んでよくわかる!日本語の歴史3 明治時代から昭和前期 新しい社会、新しい日本語』
倉島節尚著『見て読んでよくわかる!日本語の歴史4 昭和後期から現在 変わり続ける日本語』読了
特に勉強になるのは、1、2巻であり、今まで知らなかった情報も多く、日本語に限らず文芸全般の知識にもなろうかと思います。ドナルド・キーンの日本文学史と合わせて読みたいところです。

■世界の文字の書き方・書道 全3巻
・稲葉茂勝著『世界の文字の書き方・書道 1 世界のアルファベットとカリグラフィー』
・稲葉茂勝著『世界の文字の書き方・書道 2 世界の文字と書き方・アラビア書道』
・稲葉茂勝著『世界の文字の書き方・書道 3 漢字文化圏のいろいろな書道』
様々の文化圏の文字を扱っており、幅は広い視点で文字についての基礎知識が得られると言えましょう。個人的には第2巻あたりあが、アラビア文字についてあまり知らなかったということもあり勉強になりましたが、基本的にどの巻もむらのない情報量といえます。

■今こそ知りたい!三権分立 全3巻
『今こそ知りたい!三権分立 1 立法権ってなんだろう』
『今こそ知りたい!三権分立 2 行政権ってなんだろう』
『今こそ知りたい!三権分立 3 司法権ってなんだろう』
日本人として生きていくには知っておかねばならぬ行政等の仕組みですが、意外と知らないことも多かったりしますから、ここは復習のつもりで大人であっても目を通して損はないと思われます。

■音楽のあゆみと音の不思議 全4巻
小村公次著『音楽のあゆみと音の不思議1 誕生から古代・中世の音楽』読了
小村公次著『音楽のあゆみと音の不思議2 中世からバロックの音楽』読了
小村公次著『音楽のあゆみと音の不思議3 古典派から現代の音楽』読了
小村公次著『音楽のあゆみと音の不思議4 音楽のしくみとルール』読了
特に第1巻から第2巻は非常にうまくビジュアル化されております。中世音楽の解説書は多々読みましたが、この本で頭の中がちょっと整理された感じがします。第2巻に関しては手元に置いておくべきと感じで購入しました。第3巻の古典派についての記述もやはり良い感じあろうかと思います。第4巻は楽典の入門書として機能しそうです。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 08:23 PM | comments (0) | trackback (0) |
鉛白づくり近況
鉛テープからの鉛白生成を続けておりますが、日々の雑事に気を奪われてイーストの交換を怠ってしまったりと遅々として進まなかったりするのです。しかし現状で出来た分の鉛白を集めて、今シーズンは終了とすることにしました。気温が低くなると化学反応も鈍化しますので。

というわけで、以下のように鉛白が集まりました。

これが2個分ほどありますが、押し込んではいないので、ギュッとしたときの体積はずっと少ないと思います。

けっこうな厚みがあった鉛テープもこのくらい薄くなっておりました。


ところで、一部、赤みがかった鉛白ができてしまう現象があったのですが、ある鉛テープにだけ発生する現象のようで、このテープを除外すれば問題はないようです。

いったん表面の鉛白を取り除いてからも赤みがかった鉛白が形成されるので、表面に付着した不純物が原因というわけではないようです。

ところで、鉛白は生成されたものの、これを顔料にしてゆく工程はさらに手間がかかるものです。鉛白生成を眺めているのは、実は楽ちんだし楽しいといえますが、ここから先はけっこう根気のいる工程となるかと思われます。実はあまりよく知らないのです。おそらく洗浄は必要となるでしょう。それから粉砕するのと、油絵具にする為の練りの工程があると思われます。ポットミルで砕きつつ洗浄という方法を検討しておりまして、小型のポットミルと回転台を発注済みです。果たして有効かどうかはわかりませんが。その他、ミキサーで洗うなどという身近なもので、あまり価格の高くないもので検討しております。

| 絵画材料 | 11:07 PM | comments (0) | trackback (0) |

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