2013,05,14, Tuesday
西洋アカネの種を購入した件は以前投稿した覚えがありますが、幾度試しても全く発芽しませんでした、という話もしたと思います。
何度か挑戦したけれども全敗でした。 しかしふと、ネット上を巡回していたら、西洋アカネの苗が販売されていたので、さっそく購入。 手っ取り早く、生きたマダーを栽培できそうな気配がします。 購入した苗ですが、下のような感じであり、一見して日本アカネと似たよう雰囲気が漂ってます。 ![]() が、両者を並べて観察してみると、随分違っております。 手に持っているのが日本アカネ、右側が西洋アカネ。 ![]() 日本のアカネは葉がハート型をしており、長い葉柄がついています。 西洋アカネは葉が菱形で、葉柄がない。 日本で見られるアカネは学名 Rubia argyi、西洋アカネは、Rubia tinctorum。同じアカネ属Rubiaであるけども、種が異なるというわけです。 wikipedia的には、下記のRubiaの説明の方が包括的でよろしい感じですが、 http://en.wikipedia.org/wiki/Rubia ↑に掲載されているイラストと同じ形状をしている他、さまざまの記述と一致する点が多々あり、生きた西洋アカネを植えることがついにできましたぞという喜びに満ちています。 ちなみに、地植えすると、根を掘るのが面倒なので、鉢植えにしておきました。 これだとひっくり返してポンとして、根を洗うだけで、アカネの染料素材が得られます。 マダーは、絵画に限らず、非常に重要な色材のひとつであったので、今後もいろいろ探って詳しくなっていきたいと思います。 |
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