最近、山の風景を描いており、題材を探し求めて、山に入ったりしているけれど、個人的な好みとしては、山というよりは、むしろ森の中の景色がいいと思っており、低山か、山の麓あたりをうろうろしたいわけである。標高の高い場所は、登山としては楽しいし、達成感もあるので、もっといっぱい登りたいのだけど、それで体力を損耗すると、一日のうちにできることが限られてしまうので、そのあたりはちょっと自重している。
で、題材探しとしては、余り期待はしていないのだけど、町内最大の山である船形山で、モチーフ探しをしておかないと、なにか忘れているような気分になるので、ちょっと登ってみようかなと思った。ちなみに子供の頃に2回ほど登ったことがあるらしいけど、記憶がおぼろげである。升沢遊歩道は標高的にも丁度よいので、冬直前あたりに再び取材にゆきたい。
で、山頂へは大滝キャンプ場から登ると、ゆっくり進んでも2時間かからずに到達するということで、まずは、大滝キャンプ場へと向かってみるのだが、なかなかアプローチが大変な場所である。大和町側にある大旗キャンプ場へは舗装された道路でゆけるが、そこから山頂へのコースは往復8時間となる。これはちょっと大変である。大旗キャンプ場付近から大滝キャンプ場へ至る林道があるが、2006年の地震で崩れて閉鎖されていた。昨年あたり復旧したそうである。しかし、崖っぷちの道路というので、ちょっとビビって色麻町から、岳山林道を通って進むことにした。しかし、これがまた、ものすごい悪路で、普通乗用車だとシャーシを擦りまくってしまうのである。

路面をじっくり凝視しながら走るわけで、すごく疲れる。しかも、非常に長い。
しかし、普通乗用車でガンガン飛ばして進んでいく人も居たので、未舗装コースが好きな人にはかえって楽しいのかもしれない。
で、なかりの時間を費やして登山コース入口に着いた。ちなみに、聞いた話では、30年前は、道路はもっとしっかりしており、キャンプ場の施設も綺麗だったそうである。今は特にトイレが汚いって言われてますね。道路や設備が古くなったのか、それとも予算がないのか、まぁ、両方ですか。
山はこんな感じでした。
山頂へ行こうかと思ったけど、なんか面倒になってきたし、雨も降り出したので、途中で引き返してきた。
帰りは、大旗キャンプ場へと至る小荒沢林道を通る。

先の岳山林道に比べると、道が非常に良い。復旧工事済んで間もないので当然か。
2、3回擦ったけど、わりと楽に帰ることができた。
こっちから行けば、時間的にも体力的にも、もっと深くまで見て回れたのだが。。