2022,12,25, Sunday
梶山雄一,上山春平『仏教の思想 3 空の論理<中観>』読了。
前巻ののアビダルマよりは読み易いであろうと思って読み始めたのですが、なんというか私程度の教養では1/5も理解できなかったので、途中だいぶ斜めに読み進めてしまいましたが、一応通読しました。思想的な箇所は理解できないながらも、歴史的な経緯の部分はけっこう面白かったです。理解できない部分があってもあまり気にすることはないかと思います。類書をどんどん読んでいくうちにわかってきたりするので、下手に留まらずに進んでいくところがいいのでありましょう。 服部正明,上山春平『仏教の思想 4 認識と超越<唯識>』読了。 そもそも唯識について読みたくて、アビダルマ巻と、中観の巻を読んだ上で挑んだわけですが、理解できたかという微妙な感じですが、感触としては中観よりは読みやすかったような気がしないでもないです。順序が逆になった気がしますが、世に溢れている唯識入門書を読んでみたいと思います。 田村芳朗,梅原猛『仏教の思想 5 絶対の真理<天台>』読了。 この巻からは中国の仏教についてとなるけれども、そういえば中国仏教の歴史をあまり知らない、とういか、日本の僧侶が入唐したりして修行する話を読むときに出てくるだけで、これまでさほど気にしてなかったのですが、仏教史関連の本を読んでいるうちに気になってきたので、こちらも読んでみました。なんというか、中国仏教について読むつもりが、日本の仏教、あるいは日本の文化についての勉強になった感じがあります。これは日本の仏教や、日本文化について知りたいと思うのなら、是非とも読んで置くべき巻であるといえるでしょう。 |
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