2017,10,08, Sunday
フレスコ技法の材料、特に漆喰についていろいろと語った動画を公開しました。私も鳥越さんも油絵しか描かないので、フレスコについて語っていいものかどうかは疑問ですが、何かご指摘等あれば是非コメント欄へ。鳥越さんはともかく私の方は一時期フレスコ技法、特に漆喰と格闘していたことがありました。それはウィトルウィウスなどの昔の技術書を理解したかったから、というのと、ポンペイの壁画の色彩や特に艶やかな表面に関心があったらからですが(ポンペイの方は発掘後の処理で鑞が塗られてしまったせいとも聞くので、表面処理上の参考にはならなかったのですけれども)、その時期に蓄えた知識で話をしております。
第1回目はフレスコ画とは何かという点を大ざっぱに。前置きみたいなもので、特にこれと言って重要な点はありません。 動画では触れられていませんが、入門書としては宮下孝晴(著)『フレスコ画のルネサンス 壁画に読むフィレンツェの美』がよろしいかと思います。 第2回目はフレスコ技法の仕組み、言い換えれば漆喰の仕組みについて述べています。石灰岩、生石灰、消石灰などについて述べておりますが、これも一般的な説明に終始しており目新しいものはありません。 第3回目は引続き漆喰に仕組みについて語っております。 動画では触れていませんが、参考書として、大野彩(著)『フレスコ画への招待』がよろしいかと思います。 ここまでは前説のようなものであり、次回以降、ご家庭で漆喰、言い換えれば消石灰を作る方法を紹介する予定です。もちろん、買ってきた方がはるかに安くて均質な消石灰が手に入りますが、まぁ、物事の理解の手助けになるかな、という目的の為にということで。 |
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