小学館『西洋美術館』他購入
大学の美術科に洋画という専攻名がありますが、使われ方としては和紙と洋紙とか、和服と洋服みたいな感じで、日本画の対義語的なものなのでしょうけれども、実技系の大学の場合、昔はともかく少なくとも20世紀後半以降はこの専攻名は実際に授業で行う内容と一致していないような気もするので「絵画」専攻の方がすっきりするような気もするのですが。油絵をほとんどやってない「油絵」専攻と同じく、実際には洋画という定義に収まるようなものでもないして、羊の東西に縛れるものでもなくなってきていますし。と言いつつ、私自身はせっせと西洋絵画について読み続けているのですが、ここ数日買ったのは以下の本。これから読む、というか今読んでいるところです。

小学館『西洋美術館』(大型本/1999)。西洋美術の図鑑的なもので、全1199ページの大型本であり、定価15000円もするのだけれども、現在は廃版で、中古市場では2000~3000円で入手可能の状態です。非常に多くの図版が掲載されており、個々の図が小さいので、視覚的に鑑賞したいという人には不満も多いようですが、実は本書はテキストが非常によく編集されており、図版は美術史の内容を理解させる為のものという面があるかと思います。今、せっせと読んでいますが、非常に面白いです。ただ、関連する様々の本を読んでいたから、このまとめ方に感動するというところもあるので、例えば学生時代に自分が読んで何か理解できたかというと、ピンとこなかった可能性も高いとは思いますが、少なくとも今は面白いです。

リーグル(著)『新版 美術様式論 装飾史の基本問題』(美術名著選書)
19世紀オーストリアの本で、美術様式論としてはけっこう古い物というかその道の人には古典なのでしょう。翻訳自体が相当古いと思うのですが、画像等でよく確認して活字の新しくなったものを購入しました。コリント式オーダーの柱頭は一般的にアカンサスをイメージして作られているということになっていますが、それはアカンサスに似ていたからそう言われるにようになったという後付けではないか、という説が提唱されたらしいですが。これから読むところです。今年はアカンサスを植えてみる予定なので。

『新訂版 高校倫理』(実教出版 倫理312)
倫理の教科書を購入してみました。Amazonのマーケットプレイにて購入。教科書の古書はマーカーなどの書き込みがされていて読みにくいことが多いのだけれども、これは全く無傷で名前が書かれてあるだけでした。プラトン、アリストテレス、エピクロス、ストア派から中世のスコラ哲学まで限られた紙数にまとまめられており復習によさそうです。残念ながら新プラトン主義は欄外に補足としてプロティノスの名が小さく出ていただけでありました。高校の教科書レベルでは弾かれてしまいますかな。しかし、中世へ移行する間には重要な役割があったかと思うのですが。そしてやはり中世哲学はそんなに人名は出てこないですね。重要度ではやはり下がるか。仕方の無いところでありましょう。

ベンジャミン・ブレック(著)『ミケランジェロの暗号 システィーナ礼拝堂に隠された禁断のメッセージ』とロス・キング(著)『システィナ礼拝堂とミケランジェロ』という本も購入。ミケランジェロは探せば探すほど本が尽きない。同じようなものを何度も読んでいるような気もしてくるが、それぞれ切り口は異なる部分もあるし、復習を兼ねるという意味でも、というかそもそもミケランジェロの話はなんだかんだでけっこう面白い。基本的はヴァザーリとコンディヴィの伝記と、あとは現代人によって書かれた伝記が一冊読めばいいかというところもあるけれども。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 01:48 PM | comments (0) | trackback (0) |










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