小林剛(著)『アリストテレス知性論の系譜 ギリシア・ローマ、イスラーム世界から西欧へ』読了
もっと絵画材料について勉強しなくてはと思うのですが、最近はプラトンとアリストテレスのことばかり気になって、気がつくとそればかり読んでしまってます。まずは日下部吉信(著)『ギリシア哲学講義III アリストテレス講義・6講』を読了。先日、同シリーズのプラトニズム講義4講を読んだ話を描きましたが、それに引き続いてアリストテレス講義も読み終えました。実はアリストテレスの著作はそれほど読んでいなかったりします。プラトンは戯曲的な面白さもあって、ついつい読み進めてしまうわけですが、アリストテレスはなかなかスムーズに読み進められなかったところもありますが、解説書をよく読むとたいへん興味深いのでしばらくはアリストテレスについて論じた本を読み、それからアリストテレスの著作に挑んでもよろしかろうかなというふうに考えているのですが、そう思ってからすごく時が過ぎてしまいました。
続いて、日下部吉信(著)『ギリシア哲学講義IV ヘレニズム哲学講義・3講』も読みました。ソクラテス(プラトン)以前の哲学史、そしてアリストテレスの後の哲学史は何度読んでもちょっと印象に残らないところがあって、読む度に忘れてしまっているように思います。何度も読んだような気はするのですが。しかし、本書はさすがに要点を非常によくまとめてあって、頭の中がだいぶ整理された感があります。けっこうアンダーラインを引いたので、数ヶ月後に読み返して復習したいところです。
そして、かなり強烈に勉強になったのが、小林剛(著)『アリストテレス知性論の系譜 ギリシア・ローマ、イスラーム世界から西欧へ』です。アリストテレスの知性論についての注釈書を追いつつ、古代から中世への哲学史を非常に限定的な線的な流れで追っていっていますが、古代、イスラム、中世への流れがすごく具体的に目の前に現れて、ぼんやりとしたイメージだったものが、頭の中でかなりはっきりしてきた感があります。そして、このように限定的な内容であるにも係わらず、初学者への配慮に富んだ説明で話が進んでおり、その点でも希有な書物であるかと思います。素晴らしいです。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 11:17 PM | comments (0) | trackback (0) |










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