キビ、アワ、ヒエの苗を買ってみた
先日、キビ、アワ、ヒエの雑穀三種を購入して炊いて食してみた件について書きましたが、そのついでということで、苗も買ってみました。

キビ、アワ、ヒエの苗
ペット用に販売されていたものです。

いずれの雑穀も、雑草としてあちこちに生えてはいると思うのですが、どれがヒエかとかよくわからないので、とりあえず買って植えてみればなんとなく判別がつくようになるかなと。

というわけで、さっそく苗をプランターに三種並べて植えてみました。
キビ、アワ、ヒエの苗

地面に植えた方が育つとは思いますが、雑草と間違われて抜かれてしまう可能性が高いので、プランターに植えております。できれば、小麦、大麦、ライ麦、陸稲、蕎麦も植えてみたいです。

| 家庭園芸 | 01:49 AM | comments (0) | trackback (0) |
乾性油のブレンドについて考える
ウィスキーはブレンドすることによって飲みやすくなると共に品質や味わいも安定させられるそうです。シングルモルトのウィスキーは特徴が強く出過ぎて、通好みの味ではあるけれども、受け付けられない人も出てくるという具合になります。乾性油もブレンドすることによって使いやすいものができないだろうかと、よく考えています。例えば、速く堅牢に乾燥するが黄変しやすいリンシードオイル、乾燥が遅く皮膜も柔らかいが黄変しにくいポピーオイルの両者を混ぜると両方の特徴をバランスよく調整できるのではないだろうかと。この話は一部の本には書かれてはいますが、そんなに頻繁には書かれてないと思います。単に等量混ぜるのではなくて、淡色、寒色にはポピーが多め、暖色系にはリンシードが多め、という具合に合わせるとか。油絵の解説書通りだと、ホワイトの場合、絵具の展色剤がポピー(またはサフラワー)、画用液として使うのもポピーと、100%ポピーになりがちですが、部分的にリンシードが混ざっていてもよいのではないか思います。どれくらいの黄変が許容範囲なのかは画風にも依りますが、そこは各人の調整しだいということで。実験したわけではないのですが、リンシードがよく乾燥し、そして堅牢であり、ポピーが乾きにくく柔らかいというのは使っていて実感はしますが、長期的に見ての堅牢性ではどうなのだろうかなという疑問もあります。例えば、油絵は数十年以上経つと柔軟性を失って、キャンバスの伸縮などによってひび割れが走るようになりますが、ポピーが柔軟性を与えて布の伸縮によるひび割れを緩和するとか、重合のスピードが遅くて、老化が遅くなるということはないだろうか、ブッチギるリンシードをやや控えめにするとか、ないだろうか、とか。まぁ油絵なら堂々とひび割れた方がかっこいいような気もしますが、それはともかく、これはどちらも単体で使えばリンシードの方が状態は上でしょうが、ブレンドしたときに丁度良くなって、良好な状態が長く続くという相乗効果があったりはしないかという可能性を考えています。いずれにしても全部想像ですが、しかしこれはなかなかテストのしようがないような気がして実際のところはわかりません。しかし、リンシードのいくらかポピーを混ぜておくとか、ホワイトなどポピーだけの絵具層にもいくらかリンシードを加えておくというのは、保険としてありかもしれません。画用液単体の堅牢性や黄変の試験の他に、ブレンドしたときの混合率の違いでの試験結果があると興味深いところです。もしかしたらあるかもしれませんね。あったら教えてください。

これは、画用液に限らず、ホワイト絵具にも言えるのではないかと思います。シルバーホワイトにチタニウムホワイトがいくらか混ざっていると、何かと丁度いいような気がします。シルバーホワイトを使う方とお話すると、現在の鉛白の製法が昔とは異なるという話題が度々取上げられるのですが、古い製法の鉛白によるホワイトを手に入れるなどの専門的な解決方法は大変ですが、ぐっと妥協して、現代鉛白とチタン白ブレンドならば、簡単に広く一般的な油絵愛好家にまで、無難なホワイトが使われるようになって現実的なような気がします。どのぐらいのブレンドならいいのか、というのはまた微妙なところですが、体質顔料のうまく活用して使いやすさ、透明感などを出したいところです。仮定の話ですが例えば、鉛白5、チタン白3、体質顔料2など。シルバーホワイトとチタニウムホワイトを混ぜたホワイトがよろしいかと思います。チタンとジンクや、シルバーホワイトとジンクの組み合わせは多くみかけますが、鉛白+チタン白はあまりありません。ホルベイン工業のファンデーションホワイトがありますが、展色剤がリンシードオイルなので、基本的に下地用です。リンシード油とポピー油のブレンドあるいは、ポピー単体だといいかなと。というわけで、私の考える白としては、鉛白+チタン白+体質顔料、そして展色剤はポピーとリンシードの混合、例えばポピー6~7にリンシード3~4となればいいものができるかもしれないと考えてます。

そして描画用画用液を自分で混ぜて作る場合ですが、これもリノレン酸系とリノール酸系の2つを混ぜてもよいのではないかと。しかし、自分で混ぜる場合は、スタンドオイル、サンシックンドオイルなども使えるので話が複雑になります。また、ホルベインから、重合度の低い低粘度のスタンドオイル、ポピーのスタンドオイルも出たので、どれをどれくらい混ぜるかというのはなかなか悩ましいところです。

| 絵画材料 | 10:57 PM | comments (2) | trackback (0) |
キビ、アワ、ヒエを炊いて食してみた
キビ、アワ、ヒエなどの雑穀を食べてみたいと以前から思っていたのですが、ようやく実行できました。

これらの雑穀ですが、米の生産性が劇的に良くなったので今は食されることはないですが、私の親の世代では子供の頃に何かの機会で利用されることがあったようです。ただ、ほとんど覚えていないようですが。米に比べて食味が劣るとされ、昔の農民の領主に搾取されていたので、ヒエ、アワを食べていたとか、そんな説明がされたりすることがありますが、食べたらそんなに不味いのか、というのを実際に体験して確認したいと思っていまして。
しかし、巷のスーパーなどで売られているのは、雑穀をブレンドしてお米に混ぜて炊くような商品ばかりで、各雑穀単体の商品というのはなかった為、ネットで「こだわりの岩手県産雑穀三種のセット」というのを買ってみました。
http://item.rakuten.co.jp/iwate2/000349-005/
それぞれの雑穀を単体で食べないと、食味などわかりませんからね。
届いた商品です。左からキビ、アワ、ヒエ
雑穀
商品の説明には、お米と混ぜて炊く方法がまず紹介されていますが、ページの下の方を見ると、簡単に雑穀のみで炊く方法が記述されています。要約すると、よく洗ってから1.5倍の水に混ぜてふやかし、ラップでフタをして電子レンジで7分加熱する、という具合です。

さっそく、雑穀を容器によそってみました。
雑穀

米をとぐようによく洗い、雑穀の重量の1.5倍の水を入れます。
雑穀

そして電子レンジで加熱したところ、以下のようにふんわりと、もっちりとした感じに炊きあがりました。
雑穀

キビです。
雑穀
なかなか美味かな、と最初は思ったのですが、すぐに苦みを感じます。ただ、苦いというのは個人的にはわりと平気ですが。

こちらはアワ。
雑穀
非常にもちもちとして、食感、食味ともに良好です。というか、すばらしく美味しいと思います。

つぎに、ヒエ
雑穀
実はちょっと手こずりました。上手く炊けずに、水を追加して再加熱するなどして炊きあがりましたが、単に私が慣れていないだけかと思います。
特に食味として、前二者とくらべて、そんなに強い個性はないように思いました。普通に美味しいと思います。

盛りつけてみました。
雑穀

もしかしたら品種改良等により、昔の人が食べていたものとは違うのかもしれませんが、今回試した分には、決して不味くはないうえに、アワはびっくりするほど美味しかったです。ちなみに、炊いてからの姿はアワもヒエもすごく似ていて、画像見てたら取り違えちゃってるかも、とか少し心配になってきました。あと、雑穀の色をはっきり撮影したかったので、百均で買った白い器を使って試したのですが、水を入れたりなんだり重さを量る作業をしていて気が付いたんですが、同じ製品なのに重さが全然違ってて、ちょっと驚きましたが、まぁ、プラスチック製品じゃないから、これが普通なのか。百均に限らず、磁器陶器を実験に使うときは重さをきちんと確認するか、理科用品にしないといけませんね。

| その他 | 08:57 PM | comments (0) | trackback (0) |

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