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画材&技法 全般 (6)」からの続き。


画材&技法 全般 (7)


ヴァン・ダイクの技法

窓の鳥 さんのコメント
 (2002/09/24 13:53:59)

miyabyo さん

また、貴重な情報をありがとうございます。

「ヴァン・ダイク」もいろいろやっていたのですね。
まさか、ガムテンペラのような物まで使っていようとは…!!!。
でもルーベンス工房時代を考えあわせると、テンペラ技法をつかっても驚くに当たらないのですよね。

作品事体をルーベンスと比べると、あまりデリケートな仕事はしていないと思っていたのですが。
陰の内側も不透明な塗りで表現していて、結構ダイナミックに「塗り込み!」っという感じで描かれているものが多かったです。
ただ、ブルーが「ウルトラマリン」系(ラピスラズリかどうか私には分かりませんでした)を多用していたのが、あきらかにルーベンスとは違っていた。(ルーベンスはスマルト青が多いですよね)
あとは、顔の表情とか、手のポーズの取り方とかがいかにも「ヴァン・ダイク」!というのがありますね。

見た目の技法のみで言えば、「ティッツアーノ」に近い印象を私は持っています。

< 溶剤は、2000年にロンドンナショナルギャラリー所蔵の作品12点を分析した結果、以下の4種類が解明されています。>
< 1.ボイルド・リンシード油のみ>
< 2.クルミ油のみ>
< 3.ボイルド・リンシード油 + クルミ油>
< 4.ボイルド・リンシード油 + 松脂少量(pine resin)>

樹脂分は控えめだったのですね。

地塗りもやや暗く不透明な物を使っていた印象があります。
それが、作品の穏やかさと気品になっていると思います。
ルーベンスと比べた時、歴史画ではやや劣るが、肖像画では貴族ごのみの表現となったと感じます。
実作を模写した感触では、ルーベンスよりは楽に描けたと記憶しています。


リューベンスのスマルト

miyabyo さんのコメント
 (2002/09/25 23:32:08 -
E-Mail)

ヴァン・ダイクの技法の続きは、リューベンスの方に書き込みました。


ガゼインについて

管理人 さんのコメント
 (2002/10/16 23:40:00)

みなさん、こんにちは。

ミルクガゼインについてのページを執筆しています。
ガゼインについて、経験談とか情報とか、小噺などありましたら、なんでもいいので、書き込んでください。
例えば、ガゼイン水溶液の作り方、使用法、ガゼインを使用した支持体や、ガゼインテンペラなどに関する話題です。
情報お待ちしております。

それと薬品全般に関する解説のページも執筆中です。
薬品、あるいは薬局に関するお話もお待ちしております。
絵画技術で使用する薬品でよく使うもの、お薦めの薬局など、なんでもいいです。
↓執筆途中の薬品ページです。執筆中なので、内容はあまり信用しないでください。
http://homepage1.nifty.com/cad-red/mt2/chemical.html
よかったら、欠けている情報など、提供してください。
薬品を探す上での体験談、使用したときの体験談、失敗例など、お待ちしております。
もちろん、本を読んだだけの知識でも全然構いません。参考になる文献も紹介してください。

では。


防黴ようの薬品について

miyabyo さんのコメント
 (2002/10/21 20:49:23 -
E-Mail)

防黴剤について

絵具の手練りをやる方、特にテンペラをされる方には、防腐剤のみでなく、防カビ剤に対する関心も高かろうと思います。

以下紹介する薬品は医学用外劇薬です。どちらも顆粒状ですが、自分で溶液にする場合は、換気、風に十分注意し、防塵マスク、使い捨てのゴム手袋などをしたうえで作業をして下さい。
 500g入りですが、1人で使うには多すぎるでしょう。試薬品を扱っている代理店から直接購入します。価格は多分2000円台(まだ最初のものを使い切っていませんので現在の価格は不明)

防カビ剤:
1.ペンタクロルフェノール(片山化学工業株)

 こちらは油絵具用で、ペトロール又は筆洗油で希釈し、3%溶液にして用いる。

2.ペンタクロルフェノールナトリウム(石津製薬株)

 こちらはテンペラ用で、水溶性。精製水で3%の溶液にして用いる。

  以上は、初心者の方には薦めません。


※ テンペラ画を描かれる方は、特に以下の文献を参照されることを薦めます。
  多分必読と言ってよい貴重な報告書

『テンペラ画の防黴について』青島郁子 三ッ山三郎 共著『修復研究報告』創形美術学校 vol. 1〜4(1982-85)
 この報告書では、食品添加物として使用されている「ホクスター50」(北興化学株)による試験経過が報告されています。
 
 使用法:5%溶液を100CCのテンペラに10滴使用。

 追加 ― 『油画の防黴について』が、vol.5から青島郁子さんによって連載されていますが、一部しか閲覧していないので、連載されているという事実だけをお知らせしておきます。



  ― お詫び ―

 本来なら、「カゼアルティ」を紹介したところで、カゼイン下地についてほとんど触れていないと意見を申し上げた手前、あまり技法書に述べていない留意点なども合わせてお知らせすべきとは思いますが、かなりの量になりそうで、しばらくそうした時間も取れなくなりました。

 で、私が参考にした中でもっとも有益だった技法書をここに挙げることで、ひとまず、凌ぎたいと思います。

 ●Kay, Reed, “The Painter’s Guide to Studio Methods and Materials”, Prentice-hall, INC., Engelwwood Cliffs, New Jersey, 1983.

 とくに、日本の関連技法書ではあまり触れられていない温度管理に関する注意点が丁寧に解説されています。古書で結構入手できるものと思います。

 では、管理人さん、しばらく失礼いたします。


RE: 防黴ようの薬品について

管理人 さんのコメント
 (2002/10/23 01:32:21)

miyabyoさん、ありがとうございます。

早速、薬品、技法書ともに注文しておこうと思います。
薬品は詳しく調べて、使用上の注意点なども加えて、いずれ紹介させていただこうと思います。

Reed Kay の方は、amazonでは在庫切れみたいですね。
『テンペラ画の防黴について』とも合わせて、今度、国会図書館に行ったときにでも、検索してみます。

在庫切れの本の探し方や、良い古本屋、洋書の店などご存知でしたら、よろしければ、紹介していただけると大変嬉しいです。

ご本を紹介していただけるだけでも、大変ありがたいので、是非、また来てくださいね。

私の方も、自分のサイトがもっと使いやすくなるように、いろいろ工夫していこうと思ってます。

では。


古書の入手についてその他

miyabyo さんのコメント
 (2002/10/25 07:53:30 -
E-Mail)

新スレッド:輸出入&翻訳 にレスします。


画材、クローキルの詳細。

かずのり さんのコメント
 (2002/10/29 11:38:55 -
E-Mail)

『自然を描こう』という本で画材紹介のページにて「クローキル」と呼ばれるペンが載っておりました。
自分はそれが欲しくて(と言いますか、1度使ってみたいと思って)世界堂のスタッフの方に聞いたところ、「初耳」との事でした。よって、購入できませんでした。
どなたか、「クローキル」を取り扱っている店舗をご存知の方、教えて頂けませんでしょうか。
自分でもタウンページを参考に自分の移動可能範囲で探してみます。
よろしくお願いします。


Re. Crow quille

miyabyo さんのコメント
 (2002/11/09 00:27:35 -
E-Mail)

「クローキル」のこと かずのりさんへ

私は、『自然を描こう』という本は見ておりませんが、これは、<Crow quille>のことですね。
「烏羽毛ペン」「鵞ペン」で、単に<quille pen>あるいは<quille drawing pen>ともいっています。

その名の通り、19世紀以前は烏の風切羽か、尾羽で作られているのですが(その他にガチョウ、七面鳥など)、以降は、もっぱら金属になっています(1780年に金属のペン先ができて、市場に出回るのが1803年)。

材質や形状が書いていないので、基本的なところで書くしかないのですが‥‥。

本来、細くてエッジの効いた線を描く道具ですから、これの発展した製品が万年筆やデザインに使用される烏口になっていくのでしょう(一方で、少し線が太くなりますが竹や葦材?などのものが画材屋にあると思います)。多分、店員さんが<Crow quille>と聞いて、特殊なペンだと思われたのではないでしょうか? 

用途別にざまざまなヴァリエーションが歴史的にはありますから、どのような形状を好むかは本人次第です。

金属製のものであれば、大きな画材店のデザイン・製図部門、又は文具店の老舗で探してみては?ただし、<Crow quille>といってはだめです。 <鵞ペン(がぺん)>、<画ぺん>、<デザイン・製図用ペン>などです。
金属製で本来のCrow quilleの形状に最も近い製品は、ジロット(英国製)、ブラウゼ(独国製)、ゼブラ(日本製)の「丸ペン」というものです。ペン先とペン軸は別売ですが、セットものがお薦め。

 もし気に入ったものが見つからないようなら、羽根など拾って自分で作られるのも一考です。
ゲッテンス/スタウト『絵画材料事典』美術出版社
に作り方が載っていますよ。新版の頁は判りませんが、旧版だと313頁(道具・備品・設備の項目の図19)です。

 Ray Smith,“The Artist’s Handbook”, Alfred A. Knopf, New York, 1987
 この書は、図版中心で、用具・材料を起点として、その用具・材料を使えばどのような技術に生かせるかという方向で書いてあります。

 昔住んでいた横田基地そばの福生(正確には瑞穂町)などでは、ごみ場にたむろす烏の抜け羽はよく拾えました。


miyabyoさんへ

りさ さんのコメント
 (2002/11/27 13:50:42)

随分前にコメントを頂きながら、途中で掲示板の見方がわからなくなり、ご返信していただいているとは、全くしりませんでした。miyabyoさん、
本当に丁寧な解説どうもありがとうございました。本当に勉強になりました。
レスが大変遅くなったことをこの場をお借りして
お詫びいたします。ご無礼お許しください。


(miyabyouさん )
私の研究した『ラピスラズリを顔料にするにあたっての若干の考察』(1987)の「第6章ラピスラズリは色材としてどのように使用されたか」から引用しておきます。

 miyabyouさんは、顔料に関する研究をなさって
 いらしゃるのでしょうか?
 この「ラピスラズリを顔料とするにあたっての
 若干の考察」は書籍になっているのですか?
 大変興味あるのですが、入手する方法があれば
 教えてください。

(miyabyouさん)
 A.B2冊の調査報告書より
A資料:<ラス・メニーナス>を含む7作品の試料から同定(1988年)
青色:アズライト、天然ウルトラマリン(ラピスラズリ)、スマルト。
赤色:ヴァーミリオン(シナバー)、赤レーキ
黄色:鉛-錫-黄(土系顔料として黄土)
緑色:混色(土系顔料テル・ヴェルト使用)
紫色:ラピスラズリ+赤レーキの混色
白色:鉛白
黒色:植物性黒と/又は動物性黒
土系顔料:黄土、レッド土、アンバー/ブラウン土、テル・ヴェルト
ブラウン:有機系ブラウン(ヴァンダイク・ブラウン?)

B資料:(1998年)
青色:アズライト、ラピスラズリ、スマルト。
赤色:赤酸化鉄、人工ヴァーミリオン、有機赤レーキ
オレンジ色:オレンジ酸化鉄、人工ヴァーミリオン
黄色:鉛-錫-黄、黄色酸化鉄、ナポリ黄=鉛−錫−黄(のちに控えめに)
緑色:アズライト+酸化鉄+酸化マンガンの混色
紫色:アズライト+有機赤レーキの混色
白色:鉛白と方解石で作られたもの
黒色:植物又は動物による有機性の黒
ブラウン:ブラウン酸化鉄、酸化マンガン

 随分、詳しい資料ですが、A資料、B資料という
 のは、やはりご自身の研究されたものなのです
 か?もし、さしつかえなかったらどういう
 資料なのか教えて頂きたいのですが・・・
 厚かましいでしょうか?


現在、ヨハネスパウリークの書いた「色彩の理論」と「色彩の実践」を読んでいます。
古典技法ではありませんが・・・
色彩学と絵画とを関連ずけて勉強しています。
みなさんの中で、古典技法で、どの画家、または
どの時代の画家がどういう色材を用いたか、そういう資料をご存知の方がいらしゃったら、情報をお願いできないでしょうか?
すみません、初心者用の掲示板に書いたほうがよかったかもしれませんが・・・
もし、ご存知のかたよろしくお願いします。
みなさんがやっていることと、ジャンルは違うのに書き込ましていただいてすみません。


佐藤功 さんのコメント
 (2002/11/30 20:23:55)

こんばんは
どなたか鉛素材について知ってる方がいらしたら教えていただきたいのですが。

自分は鉛板に絵を描こうと思っていますが油絵具で描けるでしょうか?また、描く前に何か下地塗りをする必要があるのでしょうか?

またその絵を描いた鉛板を、すでに描いている油彩にコラージュしよう(ボルトで止める)と思ってます。

これらのことで何か注意点や他によい描きかたがあったら教えていただけますか?よろしくお願いします。


鉛板

神崎 さんのコメント
 (2002/12/01 01:56:32)

>佐藤功さん
鉛の板を貼り付ける方法は玉川信一さんが作品を出品いますので、参考にされると良いかと思います。
下地はジェッソで良いかと思います。
アクリル絵の具を何層も吹き付けるのも手だと思います。(この方法がよく行われていますね)

コラージュについてはパネルと空けてしまった穴が問題になりますね。
僕は細目のスクリュー釘で7个らいのベニア板をキャンバス枠に貼り付けてしまします。
釘だけでも十分なのですが、木工ボンドで補強しておきます。
それから貼り付ける側のキャンバスなりパネルには、最初から穴を空けてしまいます。
ボルトと接する部分のプレパレを念入りにしておかないと油に侵されたりカビが生えたりして絵の具が剥離しますので念入りに。
まだ5年しか経っていませんが、4枚ほどの実験の内、ジェッソの塗りが薄いものは剥離が始まっています(涙)



神崎さんへ

佐藤功 さんのコメント
 (2002/12/02 22:27:29)

情報ありがとうございます。とても参考にさせていただきます。
前から本物を見たいと思っていた玉川信一さんの展示をパークタワーでこの間やっと見てきました。あのテカリは油ではなく、やはりアクリルなんですね!でも下地が薄いとやはり数年たつと剥離するんですね。。。自分は鉛の質感を出したままがいいので、アクリルのマットメディウムで下地を塗ろうと思いますが大丈夫でしょうか?透明なジェッソはないですよね?


ケント紙水張りに関する質問

水 さんのコメント
 (2003/01/10 15:59:14)

ケント紙をパネルに水張りする方法を教えて下さい 一応自分流にしてはいるのですが120
号位になると反ってしまいうまくいきません どなたか詳しい方おられましたらアドバイス下さい!


ここに書いていいのか分からないんですけど…

みみみみ さんのコメント
 (2003/02/11 00:06:47)

美大を目指す現役女子高生です。来年受験です。
いま模写をしてます。もう1枚やろうと思っているのですが・・・静物とか肖像画でオススメの画家と作品を教えてください。ものかずが少ない感じで勉強になる作品でどっちかというと印象派より写実派でお願いします。。。。。


模写のオススメ。

管理人 さんのコメント
 (2003/02/13 11:44:40)

みみみみさん、こんにちは。

受験、大変だと思いますが、頑張ってください。
いつも、どこで描いてらっしゃるのですか?予備校すか?

肖像画だと、素描を模写するのも、良いかもしれません。ダ・ヴィンチとか、ラファエロなどの素描は有名ですが、それらを何枚も真似して描くと、いろいろとテクニックを盗めるかと思います。学校か公立の図書館に、素描集、素描体系、みたいなものが置いてあると思うので、応用が利きそうなものを何枚かコピーして持って帰り、クロッキー帳に模写すると良いです。一本の線でも、線の強弱とかで、肉のつき方を表現したりとか、学ぶべき点がたくさんあるかと思われます。受験の実技試験においても役立つかと思います。何百枚も模写すると意識せずとも自然と手が動くようになるという人もいます。しかし、そこまでやるかどうかは、個人の判断ですが。
あと、どういうわけか、左利きの画家が多いかと思いますが、斜線の多い絵は、左右反転でコピーするといいのかもしれません。

油絵となると、どれを薦めていいかは、難しいです。静物画も、難しいですね。油絵ですと、画集を見て模写する場合、印刷の出来具合によって、絵のイメージが変わってしまうので、手に入ったもので、かなり良く印刷されているものを選ぶと良いのではないでしょうか。そういう意味では、学校などに置いてある、古い画集は使わない方が良いかと。印刷技術はどんどん進歩しているようなので、場合によっては何万円もする画集よりも、最近出た雑誌の方がうまく印刷されていることもあります。
あと、スキャナで最高の高解像度で取り込み、パソコンの画面に表示すると、それまで見えなかった筆の動きとかが見えてくることがあります。メモリいっぱい積んでないと大変ですが。さらにモノクロにしてみると、色のバルールとか、光の当て方など、そういうのが見えてきて参考になります。

私は個人的にシャルダンがとても好きなので、静物画としてはシャルダンをお薦めしたいところです。実物を見ないと、なかなかあの独特の画肌は伝わらないですが、でも、印刷物で見てもやっぱり良い絵です。


ありがとうございます

みみみみ さんのコメント
 (2003/02/14 23:14:56)

管理人さん、ありがとうございました!!
わたしは、予備校でかいてます。家でも書きますが…
今やってるのはレンブラントの自画像なんです。
また、質問していいですか?
レンブラントはアトリエこ課題だったので
ちゃんとトレースしてやったんですが油の模写の場合は描く大きさに合わせてコピーしてトレースしないとだめですかね??見てみたんですけどシャルダンの静物画は勉強になりそうですね!


トレース

管理人 さんのコメント
 (2003/02/24 04:36:24)

みみみみさん、こんちは。

予備校でも模写っていうと、やはり来年あたり受験でしょうか?

どんどん、質問してくれていいですよ。
返事が遅くなることがありますが、というか、遅いことが多いんですが、でも、決して忘れているわけではありませんので。

>描く大きさに合わせてコピーしてトレースしないとだめですかね??

レンブラント、シャルダンあたりならば、それほど細部までトレースしなくても、模写出来そうですね。
物の大きさや位置関係をしっかり押さえれば、よいかと思います。

トーレス方法にも、いろいろあるかと思います。
例えば、原画に方眼のようなグリッド線を引いて、キャンバスにもそれと同じ間隔のグリッド線を引いて、それに合わせて輪郭などの線を引くのも一つの方法です。画面にグリッド線の跡が残ってしまわないような工夫が要りますが。ちなみに、鉛筆で線を引くと、後々、鉛筆の線が絵具の下から透けてくることがあります。

吸い込みの悪い紙に、テレピンで溶いた油絵具を塗って、それをカーボン紙のようにつかって、油絵具でトレースする方法もあります。
これは、美術出版の『絵画技術入門』という本に、わかりやすく書いてあるので、それを見るのも良いかと。

あとは、プロジェクターで原図をキャンバスに投影して、なぞる方法もあります。
スライドフィルムを投影するプロジェクターなら安いのが買えますが、しかし、原図をポジフィルムで撮影するなど、手間がかかります。
他にも、原図を直接映し出すものや、パソコンの画面を映すものなど、いろんな機械がありますが、数十万円するので、手が出ないですよね。

しかし、厳密に模写するのもいいのですが、もっと自由に自分の絵柄に取り込んでしまうような模写もありかと思います。ゴッホも模写をたくさんやっていますが、完全に自分の技法に取り込むような感じで模写していますし。ゴッホは極端な例ですが、ヴァン・ダイクが模写したルーベンスの絵など、かなり意訳して模写してました。最終的には、いかに自分の技法の肥やしにするかが大事ですからね。レンブラントを模写したら、それを応用して、レンブラント風に自分の自画像など描いてみるのもいいかもしれません。

あまり大きな声では言えませんが、シャルダンは、私が日頃からス○ャンしてる巨大画像があるんで、送ってもいいですよ。


ありがとうございます!!

みみみみ さんのコメント
 (2003/02/26 20:57:15 -
E-Mail)

シャルダン送ってください!!私は来年受験なんですよ〜。明日もアトリエです。構成デッサン・・・。油科です。模写はなぜか画面のハリがすごい出るんですよね。やっぱり今の時代まで残っている巨匠たちの絵はすごいっす!!


質問があります

Castle museun さんのコメント
 (2003/03/06 23:06:35 -
E-Mail)

現在翻訳の修士号取得に向けてイギリスの大学院で勉強しています。その一環で、ノーリッジにある美術館の展示品の説明の翻訳よしているのですが、締め切り前日という今でもわからない用語が出てきて困っています。Fluid washというのはいったいどういう技法(?)、日本語ではなんと呼ばれているのでしょうか?あとジョン・クロームのNew Mills, Men Wading、ジョゼフ・スタナードのThorpe Water Forlic(共にノーリッジキャッスルミュージアム所蔵)とジョン・バーニー・クロームのYarmouth Water Frolic(ロンドン、アイビー・ビクエスト所蔵),以上3つの絵の日本語訳をどこかで見かけたり、聞いたりしたことある方はいらっしゃいますでしょうか?どなたかお願いいたします。


締め切り過ぎてしまいましたね

むっちー さんのコメント
 (2003/03/17 15:55:49 -
E-Mail Web)

その後どうなったのでしょうか?
私自身は高卒で翻訳能力が全く無いですが、絵描き大好きでここに寄らせていただいてます。
Washも色々ありそうです。
水彩画かもしれませんね。
水張り工程のことかしら?紙をパネルに貼るのに水つかうのですが。
それとも、ガッシュとかいう不透明絵の具で重ね塗りする時、下地を塗って、少し乾かしたらさっと水にくぐらせて上から絵の具を落として滲ませたりするのがそうかも?
ウォッシュの前でFluidってどういう意味ですか?


マーブリング?墨流し

むっちー さんのコメント
 (2003/03/17 16:10:39)

調べられました。流(動)体。
でも、締め切り過ぎてるので、お役に立てなくて今更すみません。
絵画の技法でWashっていうと、そのウェット・オン・ウェットを思い浮かべましたが、
流れて薄く絵の具が画面を覆うならマーブリングとか言うのではないでしょうか?
日本語では「墨流し」でしょうね。でも、それは墨一色を使うので、絵の具を使うのは日本でも「マーブリング」ですよね。
絵を見ていないので、あくまで憶測ですが。


地塗りについて質問です。

uka さんのコメント
 (2003/05/12 06:49:06 -
E-Mail)

最近このウェブサイトを知って目からウロコ状態で読まさせてもらっています。現在アメリカで油絵勉強中のうかです。この間木のパネルに白亜(chalkもしくはcalcium carbonate)とラビットスキングルーを混ぜた物で地塗りをしたのですが、(テンペラ用の技法書を読んでやりました)やはり吸収性が高すぎ、最初の1〜2日は絵の具が乾き過ぎ、絵の具をパネルの上で動かせる状態にはなりません。
> インプリマトーラと呼ばれる透明、又は有色の層を塗って、吸収性を調節します。
とありましたが、実際どういったものでコートするのでしょうか?油絵の具で一旦描く前に色を薄く塗ると言う事でしょうか?
あとメディウムについて質問ですが、加熱しつつ混ぜるのはなぜなんでしょうか。(しょうもない事を質問してたらすみません)加熱するのはリンシードオイルを使う事と関係あるのでしょうか。リンシードオイルは時とともに黄色みがかるといいます。そのためスタンドオイルを使うように言われているのですが、実際加熱処理した物がスタンドオイルなので、なにか関係があるのか気になりました。長々とすみません。でもずっと気になっていたのでよろしくお願いします。


画材&技法 全般 (8)」へ続く。


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