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画材&技法 全般


スレッド作成 : 管理人さん
 (2000/7/13 03:49:10 -
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旧掲示板の「画材&技法」を引き継ぐスレッドです。

油彩、テンペラ、アクリル、水彩等で使う絵具や画用液、筆、パレットなどの道具類、技法、描画時の問題などについて。


まずは旧掲示板の書込を写します。

管理人 さんのコメント
 (2000/7/13 03:52:16 -
E-Mail)

というわけで、ここから先はしばらく前掲示板から写した書き込みです。

日付が変でも気にしないように。


ダンマル溶液

管理人 さんのコメント
 (2000/7/13 03:54:35 -
E-Mail Web)

ダンマル樹脂を使うときは、既にテレピンに溶解してあるダンマルワニスを買ってきて使いますか?それとも溶解してないダンマルガムを自分でテレピンに溶解さて使いますか?

なんて聞きつつも、溶解済みのダンマルを使うときと、自分で溶解させたときの違いがよくわかってなかったりするのですが、どのような利点があるのでしょうか。


分曝ロンブーデヴィちゃんあらわる

bonapa さんのコメント
 (2000/7/13 03:57:50)

すいません、タイトルはぜんぜんかんえいありません。しつもんです。(皆様に)
「古典技法」についての「画溶液」については多くかたられていますが、(技法書とか)みなさんがこだわっている絵の具のつかいかた(色彩の重ねかた)ちゅうのもおしえてください。
私は質感ももちろん、「タッチ」とかにもこだわりますが、やはり色の彩度と明度高めの方が自分のこのみのようです(もちろん画面のテーマやモチーフによるんだけど)だから、重ね塗するのに時間かかりますけど、「古典技法」とかでかかれている人は「熱塗ってしないのですか??」 なんかへんなしつもんかなぁ?質問の意味不明なばやいはつっこんでね。


訂正

bonapa さんのコメント
 (2000/7/13 03:58:50)

熱塗ってちがうよ、感じが「厚くぬる」「厚塗り」でした。


Re:12/2321時30分曝ロンブーデヴィちゃんあらわる

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:00:47 -
Web)

[7] Re[5]: 12/2321時30分曝ロンブーデヴィちゃんあらわる 投稿者:窓鳥 投稿日:1999/12/20(Mon) 16:30

「厚塗り」の度合いが問題ですよね。
テンペラで可能な「厚塗り」にほぼ準じているのがだいたい古典技法の厚さとかんがえられるのでは?(時代にもよります。)
チューブ絵の具の場合の「厚塗り」は手練り絵の具ではかなり困難のように思えます。
蜜蝋をいれてボディーをつくれば可能でしょうが、そのような組成をあえて作るとは考えにくい。
プラド美術館で見た、バン・ダイクの作品(イギリスに渡った後の作品)はかなり圧塗でした。シルバーホワイトを使っての「厚塗り」。衣装の襞のハイライト部分。驚く程大胆な「厚塗り」でした。
多分、チューブ絵の具が使われる以前の作品は、「厚塗り」部分とはシルバーホワイトを使った部分にかぎられているように思えます。
そういうマチエールを作った上から色彩層がきていると感じます。

あー、また長くなってしまった。


Re:ダンマル溶液

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:02:08 -
Web)

以前はじぶんで作っていました。
最近は、製品のものを使っています。

自分で作った方が、安上がりですよね。
あとダマールニスはテレピンではなく、ぺトロールで溶かしているものが製品ではほとんどのようですが。(多分さがせば有るのでしょうが)
それも、ちょっと嫌ですよね。
テレピンに溶かしてあるもののほうが、揮発速度が穏やかな分安定しているという話しは聞きます。
それと、溶剤全体の揮発性油がぺトロール主体かテレピン主体かで考え方が違ってくると思うのです。
単純に考えても二種類の揮発性油をまぜるのはどうかと思いますので。
揮発速度が違いますよね。それと性質事体も。
乾性油。揮発精油。樹脂。
これらは、複数のものをまぜるより、各々1種類のものに出来るだけ限定したほうが、作品保護からは安全だと思いますが。

あ、仕上げ用ニスは、この限りではありませんね。


窓さんお返事ありがとう。

bonapa さんのコメント
 (2000/7/13 04:04:09)

> 「厚塗り」の度合いが問題ですよね。
はい、そうですね。

> プラド美術館で見た、バン・ダイクの作品(イギリスに渡った後の作品)はかなり圧塗でした。シルバーホワイトを使っての「厚塗り」。衣装の襞のハイライト部分。驚く程大胆な「厚塗り」でした。
ふんふん、わかりました。
画面にも抑揚がでるんですね。
お返事ありがとうございました。
私がテンペラでかいた時は小さい作品しかやったことがなかったので、ちょこちょこした作業に終始してしまいましたが、ある程度の画面のおおきさであれば、平滑な画面以外の部分もモチーフによってはでてくるちゅうことですね。ふんふん。
またご意見お伺いしたいと思います。


興味のあることはつい…

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:05:45 -
Web)

■bonapaさま
ヴァン・ダイク (バン・ダイクより撥音はちかい?)は
多分テンペラは使っていない様ですよ。
この画家はとても興味深い人ですよね。
ルーベンス工房にいたくせに、ティッチアーノの画法を発展させているようなところがある。
支持体もキャンバスを好んで使っている。(板絵もある)
地塗りも油っぽい。
そのためか、ルーベンスの作品より保存状態は良くないようです。全体に画面が暗くなっている作品が多い。
あとブルーが特徴的です。好んでウルトラマリン(ラピスラズリだと思う)を使っているようです。やはり貴族とのつきあいが多かったためか画材も贅沢しているような…。
あー、また長い!


Re: 興味のあることはつい…

管理人 さんのコメント
 (2000/7/13 04:07:23 -
E-Mail)

ヴァン・ダイクの絵はあまり本物を見たことがないです。
見てみたいですね。

ティツィアーノの絵はウィーンやウフィッツィでたくさん見ました。
やはりヴェネツィア派の絵は製作当時よりはだいぶ褐色化してるのでしょうか。

あと、古い油絵だと、他の色に比べて青だけが他に比べて鮮やかで、飛び出してみえることがあるのですが、個人的にはその感じがとても好きです。自分の絵が古くなって褐色化したときに、一部の色だけでも鮮やかだとアクセントになっていいと思うんですが(バルールは崩れるけど)、昔の人の青について調べようと思ってなかなか難しくて。

話は全然変わるのですが。。。

たぶん印象派以降だと思うのですが、画家のタッチが明確にわかる絵が好かれる傾向がありますよね。それ自体はいいと思うのですが、テンペラ−油彩の混合技法となると話は別ですよね。なんか混合技法やってますっていう人の絵を見ると、どういうふうに層を重ねたか一目でわかっちゃう絵が多いのですが、とてもかっこ悪いと思うんですよ。ウィーン幻想派も初期の絵は、かなり完成度の高い古典技法を駆使してましたが、あとになってくると、アクリルの浮き出しに、一回グレースしただけのような絵が多くなってしまって、見ごたえがなくなりました。
自分の場合も、大作をグレースを駆使して描こうと思ったときは、結局2層ぐらいしか塗れなくて、薄っぺらい絵になってしまいましたが。

ファン・アイクやレンブラントなどは、どのように描いたのか全く予測がつかないものなっているのがすごいです。特に力の入った作品になると、もはや人間が描いたものには見えません。あれは層を重ねる回数が多いからなのか、それとも少ない手順でもあのように出来るのか気になるところです。

ああいうのが描きたい。


ヴァンダイクの秘密。。。

bonapa さんのコメント
 (2000/7/13 04:08:18)

窓さん。
そうなんですね、ヴァンダイクってとてもふしぎですね、子供の頃は特にそうおもいました。「手」でかいている絵にみえない。筆後とか、一切みえなくて、どこからどこをどうぬったのかぜんぜんわからない。かろうじてトーンの高いところだけ厚塗りになっていて、ちょこっと上にグレージングした色で刷毛めの様な跡がみえたりして「あ〜この人も手で描いたのかぁ」と思う。
絵の中の人物の顔もすごく独特だっておもっていたけれど、実際ヨーロッパにはああいう系列の顔っているのか、と納得した。


テンペラ

えみこ さんのコメント
 (2000/7/13 04:09:16)

テンペラ画を描くとき自分でメディウムをつくるのですが、時々水に溶けない時があります。まったくもって油絵の具とも混ざりにくい。どうして?(全卵、ダンマル、スタンドリンシードを使用。


ウィーン幻想派

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:10:27 -
Web)

■管理人さま
> やはりヴェネツィア派の絵は製作当時よりはだいぶ褐色化してるのでしょうか。
そうですね。
支持体が違うだけでこんなに作品の保存が違うのか?とおもってしまう。
描かれた当初はさぞかし華麗な色彩の乱舞だったことでしょう。
ミケランジェロの天井画の修復でも分かる通り、イタリア絵画独特のあの彩度の高さは驚きですよね。
私はイタリアは行ったことはありませんので、ウッフィ美術館はぜひ行きたいですね。
ラファエロの良いものはほとんどイタリアですよね。

> なんか混合技法やってますっていう人の絵を見ると、どういうふうに層を重ねたか一目でわかっちゃう絵が多いのですが、とてもかっこ悪いと思うんですよ。
技法に振り回されている所は感じます。
結局、用(もちいる)があって技(わざ)があるのに。
技が全面に出てしまうと、何のためか分からなくなる。
西洋絵画の発展ってもっと即物的というか、短刀直入と感じています。
こういう表現がしたいんだ!じゃあ描こう!という感じでしょうか。
テンペラが描きたいんだ!とは叫んでいない。と思うのです。


Re: ヴァンダイクの秘密。。。

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:11:42 -
Web)

>ちょこっと上にグレージングした色で刷毛めの様な跡がみえたり>>して「あ〜この人も手で描いたのかぁ」と思う。
そういう所が、たまらなく魅力的だったりもしますよね。

> 絵の中の人物の顔もすごく独特だっておもっていたけれど、実際ヨーロッパにはああいう系列の顔っているのか、と納得した。
そーなんですね。やはり、王家の血筋の顔だちがヨーロッパでは歴然にありますね。
そんな中で、ルーベンス風の顔や ヴァンダイク風の顔。
あるいは時代は違うけど、アングル風の顔があったりしますよね。あれも、画風といえば画風なのでしょう。
アングルなんかだれを描いてもほとんど髪型がディップでガチガチに固めたようになっている。彼の美意識がそうさせるのかな。


Re:テンペラ

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:13:10 -
Web)

■えみこ様
はじめまして。
> テンペラ画を描くとき自分でメディウムをつくるのですが、時々水に溶けない時があります。まったくもって油絵の具とも混ざりにくい。どうして?(全卵、ダンマル、スタンドリンシードを使用。

多分、メディウムがうまくエマルジョン化できていません。
間違っていたら、ごめんなさい。
試しに、卵黄と精製水だけで顔料を溶いて描いてみてはどうでしょうか?
メディウムに関しては、様々な割合で実験を重ねることをお勧めいたします。使っている卵の質にも関係しているので、技法書の
処方せんを基本において、バリエーションを作ってみるとよいでしょうね。出来たらガラスの板に顔料をまぜて練ったものを塗り、乾いた段階でパレットナイフで引っ掻いたりして、固着力を確かめるとよいですね。


下素描はどのように?

管理人 さんのコメント
 (2000/7/13 04:15:54 -
E-Mail)

みなさんはテンペラ-油彩の混合技法(特に板絵)の場合、下素描はどのように行っていますか?

下素描って、マックスデルナーの本なんかに出てくる、「石膏地(白亜地)→下素描→地透層→浮出・・・」の下素描の段階のことです。ま、こういう作業の流れじゃない人も多いでしょうが、とりあえず本番の絵を描くときの最初の素描のことについてです。

例えば「絵画技術入門」ではトレーシングペーパーで転写したりしてますが、確かに繊細な下地に描くときはこれは理にかなってますね。
転写とかをやっていると画が硬くなるようで、僕はちょっと。本番の支持体の上でデッサンするように、ぶっつけ本番でのびのび下素描したいのと日々考えているのですが、鉛筆を使うと油絵具が乾いたあと浮き出すし、画材を選ぶ時点で難しいです。木炭では細い線が引き難いし。

ま、それはともかく、みなさんはどうやっているのか、良かったら聞かせてください。


Re:テンペラ

HPY さんのコメント
 (2000/7/13 04:17:15 -
Web)

■えみこ様

> テンペラ画を描くとき自分でメディウムをつくるのですが、時々水に溶けない時があります。まったくもって油絵の具とも混ざりにくい。どうして?(全卵、ダンマル、スタンドリンシードを使用。

はは。わたしもそれで困ったことあります。
顔料によっては、水と相性が悪く、アルコールで溶かしてから、水を加えたりしています。
水練り、水干するのもいいようです。

オイルとは、混ぜると言うよりも練る、に近いんでしょう。
結構肉体労働だなぁ、と思います。わたしゃ。


Re: 下素描はどのように?

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:19:18 -
Web)

> 転写とかをやっていると画が硬くなるようで、僕はちょっと。本番の支持体の上でデッサンするように、ぶっつけ本番でのびのび下素描したいのと日々考えているのですが、鉛筆を使うと油絵具が乾いたあと浮き出すし、画材を選ぶ時点で難しいです。木炭では細い線が引き難いし。
>
ルネッサンス中期くらいまで、原寸の下絵を転写してから、それに描いていたようですね。(輪郭線に針で穴を空けて支持体にのせその上から木炭等の粉を散らす。)
ベネチア絵画あたりから直接支持体に描くようになる。
ルーベンスになると、厳格なフランドル絵画と自由なベネチア絵画の融合的な描き方で、やはり直接支持体に描いている。
他方、現代でワイエスの作品を見るとやはり厳格な下絵はやってはいない。
テンペラ絵画でしっかりした下絵を描かずに、高い密度の仕上げまで持っていくのは至難の業だと思います。(不可能ではない)
管理人さんのいわれる通り、下絵をしっかり描いてトレースダウンすると、絵は堅くなる傾向があります。トレースダウンした線に束縛されるから。
ルーベンスもそれを嫌っていたように思います。

ここからは私の想像です。
支持体の上にテンペラのグレーを刷け目がみえるくらい薄くして一度だけ塗る。
その上から、油絵のバーントアンバーかシェンナを使い線を主体にしてモノトーンで描いていく。(ぶっつけ本番です)線が間違ったと思ったら、直ぐ拭き取り描き直す。
その上から彩色層を置いていく。この置き方も少し変わっていて、陰影の光のあたっていない部分には色を置いていないで、下塗りのアンバーが見えるのです。でも、その置き方も絶対ではなく、彩色が陰影の部分に入った場合は、それでも良いといったアバウトなものです。
言ってしまえば、テンペラと油絵を使っていきなり素描しているようです。ハイライト部分はかなり早い時期に(彩色する前に)テンペラのシルバーホワイトをおいているようす。このハイライトは厚めに乗せています。
簡単に大まかを書いてみました。

私自身は、準備デッサンやスケッチはする方ですが、トレースダウンは、やらないようになりました。
20号以上の作品の場合は、特にトレースダウンはやりません。


Re:下素描はどのように?

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:20:17 -
Web)

先ほどの投稿に追記
>ここからは私の想像です。
以下の技法解説は、ルーベンスの技法の個人的分析結果です。


Re: 下素描はどのように?

hikaru さんのコメント
 (2000/7/13 04:21:48)

 私は、書道で使う墨を使います。これだと浮き出さないし、細い線も描けます。


Re: 下素描はどのように?

管理人 さんのコメント
 (2000/7/13 04:22:47 -
E-Mail)

■窓鳥様
さっそくお返事どうも。

ルーベンスの技法、気になったので、マックスデルナーの本を読みかえしてみました(でも、この本の文章は読みずらいくて、半分も理解できないのですけどね)。

”刷毛目がみえるぐらい”の灰色ですが(デルナーの本では「線紋状を残す明灰色」と書かれていますが)、これっていいかもしれませんね。”線紋状”という言葉の意味が今ひとつ想像し難いのですが。

全く真っ白な画面や、斑のない同一色の上に描くと思うと、とっかかりとなる手がかりがないというか、インスピレーションが沸いて来ないものなので、素描するまえに何かこのような処理をするとかえってのびのび描けそうです。

問題は、灰色の絵具の組成ですが、同技法書には上記の灰色について「硬い素描用木炭を粉砕したものと鉛白に、テンペラおよび膠の展色材を用いたのであろう」と書かれていました。これも気になります。木炭の利点とは。

で、このあとに鉛筆のような細かい線を引けるもので、描いたり消したりしながら素描出来ると自分にとっては理想的なのですが。。。

それにしてもキャンバスを使った絵は、ルーベンスなどを除くと、ほとんどが褐色化してますね。ティツィアーノもそうですが、ティントレットもだいぶ茶色くなっていると思いました。それを考えるとキャンバスの絵であれだけ新鮮さを保っているのだから、ルーベンスの技法は詳しく調べて損はないですね。

他にも何かルーベンスのことでいい話があったら、想像でもいいので書き込んでください。


線紋状を残す明灰色

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:24:02 -
Web)

■管理人様
マックスデルナーの技法書は丹念に読んだことが無いのですが。
(友人の持っていたものを昔ちらっと流し読みしたくらい)
「線紋状を…」これ 刷毛目のことですね。どう考えても。
なんでこんな難しい言い方するのかな?

灰色ですが、この部分デルナー氏と同意見です。
シルバーホワイトと木炭の粉。ブラックは色々あるけれど一番安定しているものであるのと手軽な物を使ったと思われますので。
これを、本当に 「テンペラおよび膠の展色材を…」を使ったかは意見の別れるところですね。
わたしは、テンペラ(膠かエッグ)だと思いますが。
人によっては、油性のニスを使ったとする人もいます。

あとルーベンスはほとんど板に描いています。
初期のものと、後年キャンバスに移されたもの以外はほとんど板です。

ベロネーゼ(だったと思う)の10号くらいのちいさな板絵をプラド美術館で見ましたが。板絵でした。これは色あざやかでしたよ。
衣装の赤がかなり深い色をしていました。
何回グラッシーしたのか?分かりませんが。

下素描に関しては、木炭を使いこなす。か、
透明な絵の具で描いていく。(ある程度まで)
でしょか。
鉛筆の自由さは捨て難いですよね。
わたしは、この自由さを鉛筆画として独立させる方に傾いています。


下素描に使う画材

しおり さんのコメント
 (2000/7/13 04:26:02)

> みなさんはテンペラ-油彩の混合技法(特に板絵)の場合、
下素描はどのように行っていますか?

との質問で、私の使っている方法でもいけるのでは、、と、ちょっと
思いついたことがあるので書いてみますね。何しろ、テンペラと油彩の
混合技法などやったこともないので、そちらでも通用するのかどうか。。

私はアクリル絵の具で描く場合での下素描ですが、いつも
”水に溶ける色鉛筆”を使っています。失敗したり、余計な線は
水で消せるし、鉛筆並みに細かく描けるので。まぁ、どんな支持体に描くのかで
その使い勝手は違ってくると思いますが。下絵をトレースする場合も、
トレーシングペーパーにその色鉛筆の粉を塗り付けておくという方法を
とっています。


フレミッシュメディウム

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:26:51 -
Web)

ルフラン&ブルジョアのフレミッシュメディウムを使ってみました。

乾ききりが驚く程早く戸惑いました。24時間以内に確実に指触乾燥するようです。

使用感事体は良好です。

不透明な塗りぼかしがしやすくなります。
ただ、ほおっておくと直ぐにべたべたするので、これ事体でグラッシをしようとは思わない方が良いかも。

自分で昔作った同じマスチックとリンシードで作ったものとくらべると、ちょっと固練りの感じがします。
それと乾燥が異様に早いので、ひょっとしたら合成樹脂が混入しているのでは?。
気のせいかもしれないけど。

ともかく全般的には良好です。


フレミッシュメディウム

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:27:41 -
Web)


追記です。

フレミッシュメディウム事体は絵の具に透明度と輝きを加えるものです。
不透明な塗りぼかしがしやすくなるというのは、副次的効果だと思います。
不透明度が増すということはありませんので。念のため。


Re: フレミッシュメディウム

bonapa さんのコメント
 (2000/7/13 04:28:45)

窓さん、わたしも好きなんですフレミッシュメディウム。
乾燥もはやいし、(もともとシッカチーフがはいっているのです、だから、このペーストをゆるめる時などに絵の具とか溶剤にシッカチフを足さないようにと注意書きがありますチューブにはかいてないけど)なんかしっかりと「固着」するようなきがして。
ちなみに、ルフラン社がだしている「技術ガイドブック」にはこのメデイウムはsuper position et les glacis をするのには最適と書いてあって、仕上げにちかい層(super position)とグレージングにつかうと、使用したい絵の具の色を変えることなく(トーンを変化させずに)輝きとのある、効果がえられます。とかいてあります。
「ルーベンスの絵画に見るような、、」っていう表現もあった。
私の絵もこれをつかえばルーベンス。。ってか?


画材&技法 全般 (1)」へ続く。


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