2023,01,31, Tuesday
自製した鉛白を練って作ったホワイトですが、現在、ほぼメインで使っております。
![]() 展性や柔らかさ加減等、練り具合が自分好みで非常に使い易いです。しかしそれは顔料がどうこうというより、普段描画用に使っているメディウムの組成に近い展色材で練ったから、というのが理由かと思われます。抜群の使いやすさですが、チューブ内での保管期間はせいぜい1年程度かと思われます。年に一回練ればよいと考えれば充分ですが。なので、展性などの具合の検証にはなってはおりますが、顔料の具合としては、期待以上の充分な白さを実感しています。このくらい白かったらもう何もいうことはありません。しかし、しばらく使い続けて思ったのですが、ちょっと白過ぎるというか、被覆力みたいものが想定よりも高い感じがして、透明感のある油絵的な描写が難しいような感じがしなくなくもありません。これはたぶん、1~2割程度の体質顔料を加えることで自然な感じになるのではなかろうかと思っております。というか、加えないと微妙な色調の調整に苦労しそうです。次回練る時は体質顔料を加えたいところなのですが、いったいどんなものを使えばいいのか、その辺の検証はそれはそれで時間がかかりそうな感じもあります。 |