2022,05,04, Wednesday
宮城県丸森町の台町古墳群を見てきました。
先日、市毛勲(著)『朱の考古学』を読んだ話を書きましたが、同書に「赤彩色の施された人物埴輪の最北は宮城県丸森町台町古墳である」とありまして、それを読んでから、なんとなく行ってみたくなりまして。ちなみに、埴輪自体は東京国立博物館蔵です。あと、古い本なので、事実関係は更新されているかもしれません。なお、私は宮城在住ですが、丸森町に行くのは初めてのような気がします。 台町古墳群へ向かう方法ですが、ちょっとわかりにくいに感じなので、古墳へ向かう小さな通りに入る角のところに(有)山正タクシーさんという会社があるので、そこをナビにセットするといいんじゃないかと思います。細い道を進むと「台町古墳群遊歩道入口/駐車場」という小さな標識があるので、そこに入ると車数台駐められそうな未舗装の駐車場があります。 ![]() 案内板を見まして、遊歩道に入ります。 ![]() けっこう森の中を進む感じです。 ![]() 手入れされている感じではありましたが、夏に行ったらきっと植物やら虫やらヘビやら多くなりそうな予感がします。ちなみに野生の兎が跳びだして来てちょっとびっくりしました。 しばらくすると遊歩道沿いに古墳の標識がちらほら見えてきます。 ![]() 非常に小さな盛り上がりも古墳のようです。森の奥にも盛り上がったところが見えたりしています。 主墳とされる前方後円墳です。 ![]() 前方後円墳は、この一基だけであとは円墳のようですね。 ![]() その奥にある1号墳も円墳としてはなかなかの大きさでした。円墳部分に限ればこちらの方が大きいとも言えます。 ![]() ちなみに近くには阿武隈川が流れています。集落ができるのは川の近くなので、古墳群も川の近くですよね。大和町のささやかな古墳群も吉田川沿いですし。 車で数分の距離に齋理屋敷がありましたので、そちらも見学してきました。 ![]() 通りに面した入口の写真ばかり見てたので、そこがメインかと思い込んでおりましたが、中に入るとたくさんの建築物が残っており、展示品も充実しておりました。この辺りにもなると、白石の鉱山にも地理的に近いこともあり、帰りの道中に海緑石が落ちてそうな場所はないかなと思ってたりしましたが、道路からはわからんと言えるでしょう。 |