2011,07,29, Friday
苗で購入した亜麻、届いたときから数十センチくらいの高さで、どのくらい育つのか興味深く見守っていたのだけれど、地植えしてからしばらく経っても、いまいち伸びが悪いというか、げんなりして生きが悪くて、やはり気候的に暖かすぎるのか等といろいろ心配していたが、よく見ると下の方から新しい枝がいっぱい出てきて、そっちは勢いよくぐんぐん伸びてくるんですな。
![]() というわけで、新しく出てきた方をメインにしちゃおうと思って、古い枝を切り取ることに。 ![]() こうやってみると、なんとなく、亜麻を収穫したような気分にならないでもない。 亜麻ですからね。キャンバスとかリンシードオイルの元になる植物であるし、油彩画を描いてきた身としては頭の上がらない存在である。だけれども、絵画技法書、あるいは布について書かれて各種の記述を読むと、亜麻は「一年草」(アンニュアル)と書かれていて、しかし、私が買った種や苗(けっこういろいろ買った)は、みんなペレニアル(多年草、宿根草)なのである。ネット上の記述を見てまわったところでは、一年草(または二年草)が商業生産用、ペレニアルが観賞用という感じなのであるが、理由まではよくわからない。一年草版は、秋まきで夏に収穫するのがよいようなので、一年草亜麻の種子を近々手に入れたいところである。なお、食用のフラックスシードは、生の販売が規制されているようで、現在は炒ったものしか販売されていない模様である。 とりあえず、古い枝は切り落としたので、これで新しい方に栄養が回って、健やかに育ってくれるといいですなぁ。ちなみに、土づくりのときに腐葉土をたっぷり入れたので、放射性物質も多目に含まれているかも。考えてみれば、腐葉土っていうのは、作り方などから考えて、放射性物質が溜まりやすいっていうのは予想できた話で、少々迂闊であったか。ちなみに、種を取る頃まで育てると、繊維の方はいまいちになるようで、両方得るというわけにはいかないようであり、だから亜麻仁油も高いんですかね。 切り取った亜麻だけれども、このくらいの長さで切っても、たぶんあまり役に立たなそうな気はするけど、何かやってみたいような気もしてくる。カラムシに関しては、手作業で繊維を取り出す方法が、書籍、ネット上問わず、山ほど見つかるし、たくさんの人がチャレンジされているが、亜麻はそれと比べるとちょっと少ないような気がする。というか、面倒くさくて、まだあまり調べていない。 とりあえず、水に浸けてみた。 ![]() 何かと忙しなくて、そのまま放置してしまったところ、家の周囲が妙に臭いと思ったら、腐ってた。 ![]() 繊維以外を腐らせるという方法もあったような気がしたが、とりあえず、今はよくわからんので、あとで調べておこう。 |
2011,07,28, Thursday
苧麻(カラムシ)を探しているのだけど、前回見付けたと思ったものは、メヤブマオというものだったようである。
前回:http://www.cad-red.com/blog/jpn/index.php?e=970 それでも、その茎の繊維から、思い切り引っ張っても切れないくらいの丈夫な糸を作ることができたので、それはそれでいいのだけど、やはりカラムシというのを発見しておきたいなと。。。普段から多少気を付けて雑草を観察するようになったけれども、自宅に植えた観賞用カラムシを見ているとは言え、葉の形および付き方だけ見てると、似たような植物はけっこうたくさんあるもので、紫蘇とかブラックベリーの葉までカラムシに見えて困る。 というわけで、道ばたの雑草を眺めつつ歩いていたら、それっぽいものを発見。 ![]() しかし、なんかデカいですな。それに、葉の形がちょっと違う。 ![]() ギザギザなんで、ヤブマオというものかもしれない。詳しい人、判定お願いしたい。 個人的には下記を参考にさせて頂いております。 ・ヤブマオ http://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html/demo_db/result12790.htm ・カラムシ http://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html/demo_db/result12825.htm これはカラムシっぽくないでしょうか。 ![]() 葉はこんな感じ。 ![]() 少し歩くとまたカラムシっぽいものを発見。 ![]() 先ほどよりは繊細さに欠けるような雰囲気の葉である。 ![]() 判定お願いしたい。 ふと見上げたら、こんなに茂っていた。 ![]() 茎の皮を剥いでみたが、なかなかの繊維のような予感。 ![]() |
2011,07,21, Thursday
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2011,07,18, Monday
かつて日本で、主要な麻として利用されていたというカラムシ(苧麻)、どんな草かと思って、自宅に植えて観察しつつ、そろそろ姿形も覚えてきたので、近所を散策して自生しているものを探さしてみようかと。
参考図書:『縄文の衣』、『苧麻・絹・木綿の社会史』 ↓自宅に植えているカラムシ。 ![]() 観賞用なので、葉の色が綺麗。 カラムシはごくありふれた雑草ということで、近所の雑草密集地を探してみる。 ダムの近くのキャンプ場で、それっぽいものを発見。 ![]() しかし、よく見ると、葉の形がちょっと違う。葉の先端が三つ股に割れている。 ![]() その後、あちこち回ってみたが、けっこう生えている。 ![]() どうも、メヤブマオというものらしい。 日本で古来より使用頻度の高かったカラムシとはちょっと違うが、同じイラクサ科で、これも麻の繊維が取れるそうな。名前の「マ」っていう文字もあるし。 長いのをひっこ抜いてもってきたが、どうだろう。繊維取れるだろうか。 ![]() とりあえず、細かく割いた線を縒って、糸っぽくしてみた。 ![]() なかなか丈夫であり、釣り糸ぐらいにはなりそうである。 布を作るまで繊維を用意するのは大変そうだが、作ってしまえば、かなり丈夫なものができるのかもしれない。 カラムシじゃなかったけど、これもまた勉強ということで、覚えておきましょう。 他にもいろいろ探したいものがあったので、久々に山に入ってみた。 ![]() 目当てのものはさっぱり見つからなかったが。 ウルシ科のヌルデを植えたせいか、ウルシの葉っぱの付き方もなんとなくわかってきたような。 ![]() ウルシは触るとかぶれますからね。 ![]() |
2011,07,11, Monday
発酵をよく理解し、活用することは色材を扱う上でも重要な事柄であると最近よく思うのだけど、発酵に関しては『ぶくぶく発酵するふしぎ 絵本 おもしろふしぎ食べもの加工』がなかなか素晴らしい本であり、重要な事柄を惜しみなく簡潔に手短に語っており、さっと目を通すだけでもいいことだと思うけど、ちょっとは実践してみるのがいいだろうと思って、同書の指示に従い、アップルサイダーを作ってみた。
空ペットボトルにりんごジュースを入れ、砂糖と少量のイーストを投入。 ![]() その後、温かいところに数時間放置。 炭酸飲料みたいにシュワシュワと泡が上ったりするようになる。 ![]() フタを開けたら、一斉に泡が吹き出してビビった。 ![]() 一応飲んでみる。 ![]() |