染料の顔料化をやってみました。
レーキ顔料を作ってみました。まだまだ不勉強なので、出来具合いはお察しください。

今回はイラン産茜を使用。30分かけて煮出したものがこちら。
レーキ顔料
あまり綺麗には見えませんが、アルミ媒染するとかなり明るくなるようです。

今回は布を染めるわけではなくてレーキ顔料を作るわけですが、まずはミョウバン液をたっぷり用意しておきます。濃度等はまだよくわからないものの、いろいろ助言をもらいつつやったわけではありますが、今回はスーパーでも手に入る調理用の焼ミョウバンを使用したのですが、焼ミョウバンの場合は重量比では生ミョウバンの半分にするべきだったようです。それと、ミョウバン液を入れても色は明るくなってはくれず、赤ワイン色みたいな感じのままでした。でも、先に進みます。ここでアルカリ液を用意するはずが、気がついたらアルカリ液を作るための薬品がなかったので、買おうかと思いまして、洗濯ソーダを勧めている記述が多かったので、特に海外サイトでは多かったので、買おうかと思ったですが、スーパーの市販品は何かしら微調整のための混入がありそうな気がして、食品添加物の炭酸ソーダをネットで注文しました。それを待つことにして、その日はそこで手を止めて、ネット上でレーキ顔料づくりについて読みましたが、英語圏のページが非常に多くて、それらを眺めておりました。炭酸ソーダはヨドバシに注文したので、速攻で届きましたが、実は部屋の掃除をしていたら炭酸カリウムが出てきたので、これを使うべきであろうと思って、そちらで試すことに。なお、強いアルカリ性は皮膚等を痛めますので、取り扱いは注意してください。

炭酸カリウム液を投入し、ミョウバン液を沈殿させる。そのときの二酸化炭素?が放出されるのか発泡する。
レーキ顔料

沈殿を待ち、それからコーヒーフィルタで濾過する。
レーキ顔料

コーヒーフィルタを広げて、乾燥させる。
レーキ顔料
2、3日待つと乾燥し、塊となっていました。

これを乳鉢で粉末化しまして、アラビアゴム水溶液と混ぜて試し塗りしました。
レーキ顔料
さて、アルミの影響で明るい赤になるかと思いきや、銅か鉄で仕上げたみたいな色になっておりますが、これはなんでしょうペーパーの問題とかでしょうか。あるいはもうちょっと熱心に乳棒を使って細かく粉砕すればよかったのでしょうか。でも、とりあえずは、ミョウバンやアルカリ剤など、手元にいろいろ準備が整ってきたので、この調子で徐々に環境を整えつつ、そして手元にはコチニールがけっこうあるので、これを使い切ってみる感じで顔料化のノウハウを学んでゆきたいと考えております。

| 絵画材料 | 10:37 PM | comments (0) | trackback (0) |










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