緑青を発生させております。
以前ヴェルデグリづくりをしたいということを書いていたわけですが、様々の方法で緑青を発生させております。

最も単純な方法であるワインビネガーを入れた容器に銅板を入れて酸性の蒸気に曝す的なもの。


酢酸またはその他の腐食液を入れた容器に、銅板を吊すパターン。


そして画家鳥越一穂氏より頂いた大きな銅板、これは普及品ビネガーにて。

鳥越さんは銅板を支持体に描いておられるので、使わない銅板がないか聞いてみたら、けっこう大きなものを置くって頂きました。

純銅タワシがよいという情報も頂きましたので、それも試しております。


さて、シンプルに緑青を集めて使うだけでしたら、これで顔料完成みたいなものでありますが、絵画材料事典はじめ、諸々の文献では、単に発生した緑青と、結晶化させた緑青で色が違うとか、特に油絵具としてときの彩度が異なるというような話が書いてあったような記憶があるので、結晶化させてそれと比較したいわけですが、さて、どうするのでしょうか。酢酸に溶かして緑色の濃い液体にした状態で熱して、あるいは熱した状態でさらに溶かすようにして飽和溶液に近づけてゆき、その後それをゆっくりと冷ましてゆくと結晶化してくれるのでしょうか。あるいは結晶化は水の方に変えてできるであろうか。この辺はよくわからんですな。試しながらやってみますかな。中世の書物だと熱い尿をかけたりしてるので、そういう意味もあったのだろうか。いずれにしても私は何もわからん。テオフィルスが何を言ってるかもほとんどわからぬのです。

| 絵画材料 | 10:49 PM | comments (0) | trackback (0) |










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