ブナ、キハダ、メタセコイア、アケビの苗を購入
ブナの苗も買いました。
ブナ
小さな苗なのに、妙に風格がありますね。わざわざ買わなくても、どっかに生えてそうな気もしますが、それはまぁ、いいでしょう。イタリアの板絵はかなりの頻度でポプラ材だったようですが、北の支持体は、必ずしもオークに限定されていたわけではなく、ブナなども多く使われていたようです。というわけで、これも絵画材料の勉強の為に買ったわけです。本当はヨーロッパブナの苗を入手したかったのですが、在庫切れのショップが多く、選択肢が少なかったので、また別のタイミングでいきたいと思います。
オークの方も、日本でよく見るコナラ、ミズナラを植えた植え、イングリッシュオークも植えて観察しているので、ブナも両方見てもいいかなと。コナラ、ミズナラ、ブナあたりは、近く山にゆけばいつでも見られるので、わざわざ庭に生えていなくてもよさそうですが、苗の頃から成長を見届けると種類の判別等に役立ったり、思い入れが深くなったりするかと思うので、植えてときどき眺めて、写真を撮ったりするのは、やはり必要なことではないかなどと思っています。そして、ブナはブナ科ブナ属、オークはブナ科コナラ属などと唱えるわけです。
いずれの樹木も放っておくと巨木になるから、数年見守った後に抜いて捨ててしまわねばなりません。もったいないことです。ミズナラは現在、樹皮がわずかにミズナラっぽくなってきて、ようやくちょっとだけそれらしくなってきたところなのですが、すでになんか大きいなと感じています。あまり育つと根まで取り去るのに丸1日かかったりしますからね。

キハダの苗です。
キハダの苗
黄色い染料が取れることで知られるキハダです。染料店買ったキハダは使用したことがあり、当ブログでも紹介しています。
http://www.cad-red.com/blog/jpn/index.php?e=455
薬用植物としても知られています。困ったことに、この木も大きくなりますが、染料としても薬としても有用なので、大きくなっても残しておきたい気がします。胃腸の調子が悪いというときに、これを飲んだらかっこいいような。

メタセコイア
メタセコイア
化石でしか残っていない樹木と思われていましたが、中国に同種とされる林があり、さらに成長が早いということで、日本でもあちこちで植えられています。セコイアとの違いは、なんと言っても落葉樹という点でしょうか。紅葉が綺麗です。絵画材料の歴史とは関係なさそうですし、今は珍しくもないので、買わなくてもよかったもしれません。しかもものすごい高木だし。

アケビ
アケビ
アケビを植えました。ツタが静物画のモチーフとして役に立つかもしれません。と言っても、その辺の山にいけば、いくらでも見つかりますが。。

| 家庭園芸 | 08:31 PM | comments (0) | trackback (0) |
ポプラの苗を購入
春になりましたので、植物の苗を注文しました。いろいろ買ったのですが、ちょっとずつ語りながら、紹介していきたいと思います。これまでにも、タデアイ、日本茜、西洋茜、カリヤス、ミツマタ、コウゾ等々、絵画材料と関係のある植物を庭に植えて観察してきましたが、いちばん気に入っているのは、イングリッシュオークです。オークは、北ヨーロッパの絵画の支持体として利用されたことで知られていますが、絵画のみならずヨーロッパ文化全般に多大な影響を与えた重要な資源であり、個人的に庭のオークを眺めていると嬉しくなってくるわけです。それに対してアルプス以南、要するにイタリアではポプラ材が絵画用の板に使用されていました。ダ・ヴィンチのモナリザもポプラ材です。オークに関してはいくつか図書を読んだり、庭にコナラ、ミズナラ、イングリッシュオークなどを植えて観察しているわけですが、ポプラはあまり意識したことがありませんでした。絵画用支持体としての価値はともかく、一般的な木材としての質はオークよりだいぶ劣るとの評を聞くことが多く、心の中で若干軽く見ていたのかもしれません。

そんなわけで、いつまでも偏見で物を見てはいかんと思い直して、ポプラの苗も買ってみました。
ポプラの苗

オークは全体の姿も葉の形も風格があって素晴らしい樹木ですが、ポプラの姿もちょっと南欧的な雰囲気があって、なかなか風情あるものです。実はポプラは日本でも目にする機会が少なくない木です。多くは改良品種で、中世~ルネサンス期イタリアのポプラと同じではないようですが。。絵画用支持体のポプラがどのような品種であるかは後で詳しく調べるとして、どのみちショップの品揃えも多くはないので、ポプラ(セイヨウハコヤナギ)と書かれていたものを注文しました。ポプラはヤナギ科なんですね。このセイヨウハコヤナギは、ヨーロッパクロポプラの品種改良品であり、軽くネットを検索して得た情報では、17世紀のイタリアで品種改良されたものらしいので、ヨーロッパの板絵全盛の時代にはなかったのでしょう。それなのに何故この苗にしたかと言えば、ヨーロッパクロポプラの苗は売ってなかったからです。いずれにしても日本で売られているポプラの苗が、きちんと種類を把握したうえで商品名が付いて売られているかすら微妙なほど複雑ですから、手当たり次第に植えてみて、まずは様子を見てみたいところです。オークの品種もややこしいものがありましたし、特に和名のカシとナラの誤用も話をややこしくていましたが、ポプラもまた全体像を把握するだけでも既に難しそうな予感がします。
参考までに↓をご覧ください。
http://www.geocities.jp/kinomemocho/sanpo_Lombardies_of_Green_Gables.html
こうなると軽い気持ちで「ポプラ」とか語れなくなってきます。美術史や絵画材料の図書でも「ポプラ」や「カシ」と一言で片付けられていますが、細かい点を気にすると、アバウトすぎて何かわからないし、著者や翻訳者がどこまで意識して書いているのかという点も気になってくるのは仕方ありません。ダ・ヴィンチの絵はポプラ材に描かれていますよ、とかうっかり語ってしまったりしますが、実はポプラがどんなものであるか、自分はほとんど何も知らないのだという点は、やはり改善したいところです。やはり人に語るならば、ポプラについて原稿無しで30分以上は熱く語れるぐらいにならないと、堂々と口には出来ないところでしょう。そして、もうちょっと時間をかけて探して、ヨーロッパクロポプラを入手したいです。それらを眺めながら文献などを読んでいけば、自然と全体像が把握できるようになってくると期待しましょう。

| 絵画材料 | 05:24 AM | comments (0) | trackback (0) |
庭にレンガを敷く
昨年末頃に庭のモミジを伐採した話をしましたが(http://www.cad-red.com/blog/jpn/index.php?e=1156)、そこにレンガを敷くことにしました。

まずは、根っこを掘り出さないといけないのですが、これが大変な作業です。
焼きレンガ

何日もかけてちょっとずつ掘って、どうにか根を取り出すことができました。
焼きレンガ
処分するのもまた大変したが。。

当然、かなり大きな穴ができましたが、とりあえず土を埋め戻し、しばらく踏み歩くなどして固くなるのを待っていました。
焼きレンガ

木が無くなったことで、庭に段差が生じていたので、焼きレンガを積んで壁を作ることに。
焼きレンガ
コンクリートで接着しようかと思ってましたが、1年ぐらいは様子を見て、この形でいいかなと思ったら、くっつけることにします。

ちなみに、レンガは、近所のホームセンターで売っていた焼きレンガです。
焼きレンガ
ものすごく不揃いで、一見汚いようにも見えますが、手作り風でよろしいんじゃないかと思います。形も色も揃ってると積み上げたとき、かえって安っぽく見えるというか、下手するとバカっぽく見えますからね。ちなみに1個137円。何個買ったか忘れましたが、その店にあった分全部買ってきました。

地面にも、せっせとレンガを並べてゆきます。
焼きレンガ

完成
焼きレンガ
ちょっと荒っぽい並べ方ですが、綺麗に並べるよりいいかな、と個人的に思ってまして。

| 日曜大工 | 07:14 PM | comments (0) | trackback (0) |

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